
GW中の平日という事で、
今日は全くと言って良いほど仕事が少なく、
別に敢えて今日輸出しなくてもいーじゃん的な空気。
そんなぐうたらな感じで仕事を終え、
帰り道に1人ギャラリーしてきました。

*これと同じ絵葉書もらいました。
スペインの風景の油絵という事で、
眼に飛び込んでくる赤い壁や石畳など、
抽象画ではありますが、素晴らしかった。
仕事終わって直ぐにGWを満喫した感じで、とても有意義な帰り道でした。

さて、注文していた”株式会社アスキー第二編集統括部 バカ記事大全”が、
昨日到着し、その中古とは言え、シワや折り目一つ無い完璧な保管状態にビックリ。
(
過去記事参照)
とてもじゃないけど、1997年 平成9年に発売された本とは思えない完璧さ。
普通の文庫本や漫画本でもへロッヘロになっているのに、
この超絶やっすい紙を使ったムック本が、
角も色落ちせずに、ここまで完全に保存されてた事に感謝です。
実は実家に発売当時のが置いてあるはずなのですが、
行くのも面倒だし、探すのも手間が掛かるし、
見付かったとしてもホコリまみれで酷いだろうしお金掛かるしで、
結局新品を購入した方が早いし安いって事に。
発売当時は2,000円でしたが、先日購入時は3,200円(送料込み)と、
保管料と考えれば全然高くない買い物でした。

これまたパソコン雑誌の総集編的ムック本とは思えない表紙。
歴代のログイン兄弟誌Login EYE-CON TECH WINが収蔵されてます。

loginはあのPC雑誌の中でも隔週発売をしたり、
アイドルや流行グッズ紹介をしたり、
様々な記事を掲載した情報系雑誌の礎とも言える雑誌。
桜玉吉もこっちでマンガを書いていた。

ウィザードリィと言えば忍者。
忍者と言えば、忍者増田。
増田と言えば岡田という感じで、
365日必ず忍者の格好をしているゲームライターなど、有名人も輩出。
さらに抱き枕を発明したと言われる”チャンコ増田”はファミ通出身。

ファミコンブーム時代とその後数年間は超有名だった、
週刊ファミ通(ファミコン通信)を生み出した雑誌でもあります。
で、ファミ通は桜玉吉のマンガをメインとしたマンガ専門アスキーコミックを創刊。
当時の秋田書店からO村氏を引き抜いて、
ファミ通編集部の人間を巻き込みながらスタートしたのが、
テルマエ・ロマエを生んだコミックビーム(元アスキーコミック)です。

今じゃテルマエ・ロマエが大人気ですが、
このコミックビームは桜玉吉が居なかったら、存在しなかったかも。
でもって、その桜玉吉は、
ログインのアスキー第二編集統括本部のバカなノリがあったからこそ。
という、なんとも凄い雑誌なのです。

EYE-CONはコンビニなんかで売ってる今の週刊アスキーの元になった雑誌。
週刊化で、流れやノリはそのままで名前を当時の社名アスキーを冠する雑誌となった。
雑誌記事の構成は一番最初の週刊アスキーとほぼ同じ。
オサレ系パソコン情報誌です。
TECH WINは、CD-ROM付きで発売され、
動画や音楽、それにゲームの体験版と、
大昔に流行った言葉で言うと”マルチメディア”を先取りし実践してた雑誌です。
しりあがり寿の猿山ハゲの助アワーとかは有名で、
時々声優特集などをしていました。

アスキーは大雑把に言うと、本来の株式会社アスキーは今現在は現存していません。
メディアワークス傘下のアスキーメディアワークスは別会社がアスキーと社名変更したもの。
このバカ記事大全を生み出したアスキーは、、、
アスキー第二編集統括本部→エンターブレイン→角川メディアワークス傘下のカドカワ・アスキーメディアワークス
アスキーの子会社のアストロアーツ→(新)アスキー→メディアワークスと合弁→これと、↑のが吸収されてカドカワ・アスキーメディアワークス
といった流れだったと思う。
自分でも書いてて良く解らなくなりましたが、
昔の旧コンプティークのお家騒動後の”電撃王”みたいな泥っ泥な感じでは無く、
今で言うソフトバンクみたいな立ち位置だったので、
色々な会社と色々な事業をしてた会社が整理され統合され、、、な感じだと思ってください。

アスキーはその昔、あのウィンドウズのビルゲイツのマイクロソフト社と提携し、
マイクロソフト極東総代理店のアスキー・マイクロソフト社なんてのもありました。
兎に角映画会社やゲーム会社にその他もろもろ色々やってたイケイケ企業でしたね。
当時の西和彦と言えば、あの当時のホリエモンや孫正義みたいなもんだった。

さて、このムック本の中身はと言うと、、、
当時はカラーや白黒など多岐にわたるページを一つにマトメるって事、
それからその大量のページを一冊にするって事で、
コスト削減の為にジャンプとかでお馴染みの安い紙を使用しております。
ただ、この色が功を奏して、元々黄色いので白い紙が黄ばんだりとも無く、
本当に当時の発売に手にした瞬間と同じく、
その当時と全く変わらない姿に胸にジーンと来る物がありました。

バカチン市国はファミ通の町内会やゲーム帝国を100倍濃くし面白くしたコーナーで、
もうこれだけで、腹筋捩れる位まで笑った記憶があります。
”株式会社アスキー第二編集統括部 バカ記事大全”
ページ数は630ページと超ボリューム。
これをGW中にジックリと読んで過したいと思います。

何気に見ていたテルマエ・ロマエの映画やマンガ。
桜 玉吉が居たから出来たコミックビーム。
実は、桜 玉吉とこんな関係があったんですね。