
今週火曜日だっけ?
すっごいテンパってる時に、
ゲームの未来ってのいう記事を再掲しました。
で、その
第一部では、
色々欧米と日本のゲーム作りの違いを書いて、
最後に日本のメーカーでは任天堂ぐらいしか残らない、
とその長い文章をマトメています。
で、それに関してメッセージがあったので、
ざっと紹介すると、、、
『任天堂の様な毎年ポケモンやら、
マリオなんか出している低スペックハードメーカーの、
低レベルなゲームメーカーが残れる訳が無い、
任豚って頭悪いね!』
という事が書いてありました。
ちなみに自分は洋ゲーなゲームとドラクエにA列車で行こうぐらいしか遊びません。
が、
このメッセージをくれた人、
もしくはそうだろう、任天堂なんて同じ様なマリオしか作っていないメーカーが、
この先残れる訳無いじゃんって思ってる人。
結構多いと思います。
しかし、これは、そう思うのは貴方が、いい年したオッサンだからです。
小学生レベルの子共目線で見てください。
つまり、任天堂の子供っぽいゲーム、リアルじゃないなぁーってゲームは、
アナタを含めた仕事をして社会に出ているオッサンやハードゲーマーを相手にしているのではなく、
子供を対象にしているからです。
パーティーゲーム(子供中心の家族ゲームです)もそう、ポケモンだってそう、、、
ゲームには4つの対象者を明確には表明していませんが、
製作サイドではキッチリと分けています。
それはゲームのZ指定やR指定とは違い、ゲームの製作段階でカッチリと決めて、
その4区分の対象者が面白いだろう、楽しんでくれるだろうと、
ニコニコしながらゲームをやっている表情を思い浮かべながら作っています。
この対象区分をキッチリ明確にせずに作っているゲームは、
糞ゲー乱発で売れ行き的にも失敗しています。
4つの区分は、
1:子供向け
2:子供だけど大人に背伸びしたい子供向け
3:大人だけど子供のままでいたい大人向け
4:大人向け
この4区分です。
それ+全区分向け。
*ゲーム以外にも対象区分を当て嵌める事が出来るかも。
2と3はゲームによっては重複しています。
隣り合っている区分のゲームはその対象が興味を引く事があります。
ファミリー向けゲームやレースゲームなど、
ゲームによっては、複数の区分を対象にしています。

1はポケモンやカービィなどの任天堂ゲームやダンボール戦記に妖怪ウォッチなど。
2はペルソナや最近のFFシリーズなど。
3はモンハンに最近のFFや格闘ゲームに萌系ゲームなど。
4はダークソウルにシムシティシリーズやGTAシリーズやBFシリーズなど。
これらの区分に対象者を分けている訳です。
で、2の区分にいる人から1を見ると、
ガキだなぁ、まーだポケモンなんかやってるのかよと。
4の人から見れば、硬派なゲーム以外全部ガキ向けと見える訳です。
が、そりゃそうなんです。当たり前の事。
ポケモンのゲームを実際に見た事がありますか?
アイコンは比較的大き目で、非常に単純な図形。
会話の文章や内容などは”ひらがな”表記で小学生低学年でも理解できる内容。
実際の子供の行動範囲と同じく冒険範囲は街から比較的近い所。
子供が大好きな昆虫図鑑や動物図鑑で解説付き。
この内容で、1以外の人から見れば、
内容が物足りず幼稚で、すっごく薄いのは当然。
大人が子供向け絵本の内容に、
幼稚だ平仮名ばっかり、内容が子共すぎると言っているのと同じ事。
しかし、1の区分の子供達には大人気。
じゃ、糞ゲーとガキゲーは何が違うのか?
糞ゲーはどの区分の人間が遊んでも、
・ゲームとして面白くも無い
・ゲームなのにゲーム性が無い
・操作性が非常に悪い
・絵柄と内容が対象にしている区分と合致しない又は絵柄と内容で区分が合致しない。
GTA5の絵柄で1や2の人向けの萌ゲーや、
ポケモンライクなゲームを出しても全く反応はありません。
4の区分の人からも全く相手にされません。

ポケモンの絵柄で区分が4のゲームを出せば、
今度は1の区分の人がついて来れなくなります。
最近のFFは絵柄とゲームの内容の区分が全く合致していない。
だから、どの区分からも不評が続出する。
ドラクエXの場合、1~8までは全対象であったのに、
9で区分設定が狭まったうえに他と重複するようになり、
対象区分をオンラインゲームに興味がある人として物理的に切り離してしまったり、
特定の区分の人だけを対象にしてしまった。
MMOなどのゲーム性は比較的3の区分の人に好まれる。
前作ではあんなに人気だったのに、新作では全然ダメってのは、
・対象にする区分の設定ミス。
・対象者が別区分に移動。
・対象の区分と絵柄や内容が合わない。
3年ぐらい前までは、非常に人気で社会人も子供も大人気だったモンハンですが、
これもオンラインのモンハンは然程パッとしません。
しかも、ここ数年はゲーム内容自体の区分が低くなりつつあります。
(最初は4もしくは3.5だったのに、今は2.5ぐらいになってます。)
で、複数の区分に跨ったゲームなんかもあります。
4の区分と3の区分の両方対象にしたゲームって何??
海外向けだと、ゼルダ。
日本向けだと、艦コレ。
全区分対象のゲームって何??
海外向けだと、マリオやマリオカート。
日本向けだと、ドラクエやどうぶつの森。
という感じになります。
となると、、、2chのゲハ板やニュー速なんかで見られるゲーム叩きや、
ハード叩きは非常に無意味な事が解ります。
自分が属している区分のゲームをアレは糞ゲーだ、幼稚なグラフィックだと言うのはまだ解ります。
絵柄の対象区分とゲーム内容の対象区分がバラバラだったり、
根本的に操作性がアフォだったりする区分不鮮明なゲームも叩かれるのは解ります。
が、4の区分の人が1のゲームを叩いている事が結構多く見かけられます。
これは、非常にお門違いであり、
小学生低学年にアンパンマンって子供が見るもんだぞ!!と怒っているパパさんです。
さて、E3 2014で色々なゲームが発表されましたが、
1~4の区分で1の区分向けにゲームを作っているメーカってどこでしょう?
そう任天堂ぐらいしか有りません。
つまり、この世の中から子供が消えない限り、
絵本が連綿と受け継がれている様に、
任天堂のゲームは子供達の中で爆発的に支持を得て普及し、
遊びつくして、その子供が成長し、
やがては、任天堂のゲームで遊びまくった子が、
任天堂のゲームってガキっぽいよなぁーとなる訳です。
それは、アナタがどんなに批判しても、
対象区分者の子供たちは面白いと感じるのです。
そう、大人の力で子供を押えつけて、ゲームを取り上げてもね。
さて、大きな仕事が一段落したら、
イキナリの長文と主張で、うんざりかもしれませんが、
自分はどの区分のゲームが好きで、
E3 2014で発表された各ゲームはどの区分にあたるのでしょう?
今一度考えてから、ゲーム批判するってのはどうでしょうか?
*あくまでもヒロポン一個人の区分であり、ゲームメーカーが4つで区分してるとは限りません。
*もっと多いかもしれないし、少ないかもしれませんし、してないかもしれない。
*個人的な観点で区分分けしています。当のメーカーはどのようにそのゲームを区分してるかは不明。
*別に萌ゲーやるからお前ガキだなぁなんて、一言も言ってません。
*ゲームの区分であって、人間の区分じゃないです。
*あと、自分は区分3と4のゲームが好きですが、人間的には3と自覚してます。