
先日の4Kモニターが完売、、、
と、ゲーミングPC購入に意欲と物欲を燃やしておりますが、
そもそも4Kじゃなく、買うなら8Kでしょ?
と思って4Kスルー派が多数だと思います。
しかし、実際には8Kの時代は当分はやってきません。

デジタル放送やHD放送、
テレビ番組や映画は昔よりはキレイになりました。
キレイにはなりましたが、見るものがありません。
ゲーム好きなら2K→4K→8Kは大歓迎!
しかし、ちょっと待って、、、本当に4Kスルーで8Kまで待つの?
放送だけなら早い段階でのNHKの8K放送はありえますが、
PCやPS5とかPS6とかコンソール機で、
ブルレイの次世代規格で、8Kだの4Kだのはまだ先。
8Kの映画やゲームを楽しむなんてのは、
多分あと15年以上もしないと無理だと思います。
今の地デジのHDが2003年に関東などの一部で始まって、もうすぐ12年。
全国的に最終的に切り替わったのが、2011年です。
以前の20世紀のブラウン管の時代に比べ、
(アナログハイビジョン含まず)
一般的な民放のテレビ番組の画質は、21世紀になって格段に向上。
地デジは確かにキレイになりました。

しかし、今までは720Pという1280*720という言わば1Kの時代。
DVDよりキレイなブルレイですら720Pという映像ソースあり。
ゲームのPS3にしたって、
720Pでイラつかない満足のいくフレームレートでグリグリと動かすのがやっと。
じゃ、PS4や今のグラボのPCゲームなら4Kだろ?
って思いますが、やっと2KのFHDのゲームが可能になっただけです。
そりゃ、4Kは対応しています。
ブルレイだって似非4Kのが出ています。
最近、ぽつぽつと出始めてる
mastered in 4k
というやつ。
既存のディスプレイやテレビとブルレイの機器で4Kを体感できるってやつ。
しかし、これも実際はFHDで、
撮影機材の4K対応と格納されている動画のビットレートが高めになっているだけ。
今年に入って、NHKで4Kの実験放送が行われてましたが、、、
NHK、8Kスーパーハイビジョンの地上波長距離伝送に成功
これは、8Kの映像を電波で飛ばして、受像機で再生できたよって話。
コンテンツとして格納した物を再生したって話とは別。
4Kの映像データを格納する光メディアは来年規格が決まって開発が進む予定。
4Kが見れるメディアの登場はまだまだ先の話。
総務省の8K普及のロードマップ(
コチラPDF注意)
2020年の東京オリンピックにはなんとしても普及させたい4Kと8K。

しかし、、、
DVDからブルレイに移行した時を思い出してみましょう。
規格が確定したのは2000年頃、
2006年のPS3の発売でやっとブルーレイプレイヤーがお手頃価格となる。
2008年に東芝がHD DVDを諦める。
この2006年からPC用のブルレイドライブやが装備され始める。
で、1996年11月のDVDの登場から17年。
ブルレイの普及が加速し始めて7年後。
昨年2013年に終にDVDをブルレイが上回る。
販売用BDの単月売上金額が初めてDVDを上回る
と、4Kだ!8Kだ!なんて言ってるけど、
実は、やっとSD画質から脱却できたばかりなのである。
じゃ、実際ゲームはどうなるんだよと。
PS4で4K対応となっていて、
PCゲーなんかは最高画質設定で4Kだろ?
4Kの映像だけなら今のミドルクラスのグラボでもできます。
それこそ15,000円程度のGTX750でも。

しか、この4K画質で、映像を演算によって作り出しながら、
ゲームの処理をしようと思ったら、
BF4やCrysis最新版を4Kウルトラ設定で、快適にゲームをプレイしようと思ったらば、
GTX980という出たばっかり(2014年9月)、現在価格75,000円のグラボを3枚挿さないと、
1秒間に60コマ以上の表示が出来ないのである。
60コマに限定しなければ、2枚挿しでもOKですが、、、
つまり、23万近くの金を画像処理の為だけに費やす事になる。
しかも、お金の問題だけではなく、半端無い大きさと、ワット数になる。
大金かけて、やった所で対応しているゲームも然程無い。
今、720Pの時代が終焉し、
1080Pの時代になったばかり。
4Kという3840*2160でストレス無くゲームが遊べるようになるには、
まだ5年以上も必要だと思います。
2006年11月発売のPS3のGPUはGeForce7800 GTX相当。
2005年のチップです。
2013年12月発売のPS4はGTX 560ぐらいで、こいつは2011年のチップ。
*実際はAMDのチップです。
じゃ、6年後、5年後の2020年にPS5が出たとして、
8K対応を謳ったとします。
そう、この2020年ぐらい、この辺りでやっと、
やっと念願の4Kゲームの登場になります。
PCゲーなら2017年頃夏以降を予想。
なんで、こんな予想なのかって言うと、ムーアの法則というのがあります。
これはコンピューター関連の半導体は、1年半で性能が倍になるってやつです。
3年で4倍、5年ぐらいで8倍近くに達している。

そう、今から5年後には、性能が今の標準的なGPUの8倍になっていて、
それが普及価格帯にまで来ていると予想できます。
つまり、今の最高スペックの
GTX980
の倍の性能のGPUが、
家庭用ゲーム機に組み込める価格に落ちるまで5年程度。
別の言い方をすると、家庭用ゲーム機で使える価格のGPUの価格で、
今のGTX980の倍ぐらいの性能を持っている。
簡単に言うと、GTX980*2枚で15万。
それが1年半後には7万5,000円、3年後に3万7500円、
4年半後には1万8750円、、5年後には、、、と言うこと。
という事で、2020年頃にやっと4Kの時代が幕開け。
4K元年となって、8Kの映画が気軽に見れるには更にその10年後にとなる訳です。
そう、だからあと15年は8Kは必要ないし、
8Kが、、、なんて心配は不要。
そもそも、ネットで8K配信開始!なんて2030年代に入ってやっとな感じ。
なので、ゲームや映像記録メディアの4K画質が標準になるには、まだまだ先。

じゃ、4Kをもう少し我慢した方が良いんじゃない?って事になりますが、、、
それにはDSRという技術が、、、
http://www.4gamer.net/games/022/G002210/20141023001/
http://www.4gamer.net/games/274/G027467/20140925064/
長くなるので続きは、またの機会に。
*読み辛い&解り難い文章ですみません。
4Kテレビに映し出されたゲーム画面が綺麗すぎて驚愕
http://blog.livedoor.jp/shino_b/archives/7939469.html