漁師として生きて10年目
船上の事故としては1位2位を争う程、死を間近に感じた出来事
前回は荒天時におしっこして、ちんちん仕舞う際に船がジャンプして手すりより上まで体が浮き上がった案件
あのまま落水してたら誰も気づかぬまま、文字通り海の藻屑になってた
今回は傷害事件
凶器はロープだ
底引き網で網を引っ張るのに使うロープは、直径28mmのワイヤー入りロープ1100m×2本と、左右それぞれのワイヤー入りロープの両端の付いた直径55mmだか60mmのぶっとくて重たい鉛入りロープ50m×4
犯人はぶっとい鉛入りロープだ
1時間掛けてなんとか描き上げた、さくるど画伯の絵
リールに巻かれたロープを海に吐き出す時は、通常一番上の状態
リールにはブレーキが付いていて、さくるどが微調整しながら適度なテンションを維持しつつロープを海中に伸していくわけだ
でも、波があったり船が揺られたりすれば、海面と船の距離も一定ではないし、海に引っ張られるロープの速度も不安定
しかし、ステンレスの塊みたいなリールは惰性で回り続けるため、中段の図のように、ロープが緩む事がよくある
緩んだロープが再度強く引っ張られる際、一番下の図のように、弛んだロープが張力とリールの回転に乗せられて激しく打ち付ける事がある
これに絡み取られたら死は免れないので普段から気をつけていたつもりなのだが、昨日、作業中にこれが頭を直撃した
1m当たり3kgもあるようなヘビー級のロープが鞭のように頭に振り下ろされた訳だ
気付いたら倒れていた
幸いにも2秒かそこらで気が付いて大事には至らなかったが、凄まじい衝撃で吐き気を催し、10分ぐらいは右腕が脱力状態だった
と言うか、よく直撃で済んだと思う
弛んだロープが直撃でなく体に掛かっていたら…
首なら即死、体にロープが絡んだら相当苦しんで死んでいただろう
気を失うほどの衝撃よりも、死んでた可能性のがずっと高いという事実がショックだ
たんこぶもデカいし、こめかみのすぐ上だから、物噛むとズキッとする
何より不安だ
てことで、今日は病院に行ってきた
祭日だが、救急外来にてCTを撮ってもらう
思った通り、たんこぶ出来ただけで何事もなかった
でも、一瞬とはいえ意識飛ぶほど頭打ったんだ。
検査して安心感は得たいよね
仕事中の怪我だから俺の金でもないしね。
意識の低下も、頻度な嘔吐も痙攣も麻痺もない
軽い脳震盪でボコッと腫れただけだ
良かった…
漁師やってるとまあ、いずれこういう経験が何度かあるよね。
経験して覚えていく仕事ってのもあるんよ
普段から人並み以上に危機管理はしてきたんだけど、これを機に一層の安全を確保していきたいと強く感じた
てか頭いてぇ
Posted at 2020/01/13 14:42:11 | |
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