検定日:6/22 朝 小雨

2段階みきわめから1週間、ついにこの日がやって来た。
昨晩は仕事の疲れですぐに就寝したのだが、不安からか夜中の3時に目覚めてそして朝を迎える。
と言うのも、ここの教習所は卒検当日の朝にコース発表がなされるのだ。それまでは全く教えてくれない。
他の教習所ではあらかじめ数種類のコース図が配布されて、卒検日にその中から選択される方式が多いらしいのだが・・・。
と、今更くよくよしていても仕方が無いので、「一発で合格しようと思わずに、卒検を何回も受けて全パターン覚えれば絶対に受かる」という落としどころを見つけて気持ちを落ち着かせた。
AM8:45 集合
前置きが長くなったが、
いよいよ集合時間の8時45分が来た。
卒業検定を受けるのは大型二輪3名と自分を含む普通二輪3名の計6名。
別室に移動し、まずは検定の説明を受ける。
卒検は何か失敗すると項目に応じて点数が引かれる仕組みで、100点の持ち点から減点されていき最終的に70点以上あれば合格するとの事。
そのあと減点項目や一発中止となる項目の説明を延々と聞かされてモチベーションがミニマムになったところで、今日の卒検コース図が手渡された。
「それでは10分後に検定を開始します。1番目はそうたぱぱさんでお願いします!」
もう、何の言葉も出なかった。
AM9:10 卒検開始
検定員は見慣れた30前半くらいの若い教官。
「それでは始めてください!」という言葉を合図に卒検がスタートした。
まずはサイドスタンドをあげて、スイッチを入れて、エンジンをかけて・・・。
あとの事はコースを思い出すのに必死で、それぞれの項目が成功なのか失敗したのかすら覚えていない。
我に返ると、視線の向こうに発着点が見えてきた。ひとまず中止にならずに帰って来れたのだと気付く。
検定員から「お疲れ様でした。」との一言をもらい、その場を後にした。
その後は他の教習生の様子をぼーっと眺めながら、次回に備えて自前の用紙に走ったコースを書き留めたのだった。
「不合格でも次の手続きがあるので、全員残っていて」との事。待ち時間が長すぎる。
AM10:50 合否発表
校内放送で1室に呼び出される。
そこで当初6名いたはずの受験生が2名いない事に気付く。
「おめでとうございます!ここにいる4名の皆さんは
合格です!」
なかば放心状態の自分に「あれ?あんまり嬉しそうじゃないですね?」と声をかける検定員、ここでやっと喜びがこみ上げてきて「ありがとうございます!!」と返す事ができた。
自分の点数は合格ラインギリギリの70点。
クランク内のパイロンに対し僅かな接触があったのでマイナス20点、
クランクへのアプローチで左に寄ってなかったのでマイナス5点、
コース間違えの時にウインカーが出ていなかったのでマイナス5点。
まさに首の皮一枚の状態。
前述のとおり検定中のことは全く覚えていないのだが、「オレらしい合格の仕方だな。。」と思わず笑ってしまった。
AM11:00 卒業式
会場へ行くとそこには普通自動車の卒検で合格した人たちがいた。
10代と思われる若い女の子が数名、二輪のヤロウどもと違い合格の喜びで満ち溢れていた。
そして初めて見る校長先生から祝辞を頂き、ひとりひとりに卒業証書の代わりに免許証の申請書が手渡された。
その後は「昨年度の神奈川県内の交通事故の死亡者は・・・・」みたいな話しになったのだが、自分を含め、もはや傾聴している者はいない。。
最後にお世話になった教官にお礼をし、そして校舎にむかい「ありがとう、○○自動車学校」とつぶやき、家路に向かうのだった。
Posted at 2016/06/25 10:09:14 | |
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