ルーフアンテナ（シャークフィンタイプ）の交換

<使用工具>
・小さめなマイナスドライバー
・M10スパナ（ラチェットメガネレンチがベスト）
<作業1>
・まずはバックドアウエザーストリップを上半分程度外します。
・天井後部にある３箇所のクリップ（赤丸部）を外します。マイナスドライバーで中央部を引き出して、クリップを抜きます。

・ピラーガーニッシュで天井を押さえているので、上側だけ外します。本当は全部外した方が圧倒的に作業楽になるはずですが、外せそうになかったので止めて、上側クリップ４箇所ほど外した程度です。
・その際、ガーニッシュの爪で天井を引っ掛けているので、天井を無理に上に上げて爪から外します。

・天井が硬いので、あまり隙間が作れません。作業スペースが少なく、かつ見え難いのが難点ですので、手前から作業しました。
・まずはアンテナを固定しているM10ボルトをラチェットなどで外すと、ボルトとブラケットが外れます。

・アンテナ配線コネクタを外します。車両左側の茶色い爪を右側に倒しながら、コネクタを下に引き抜きます。

・アンテナ本体をルーフから外します。
・アンテナカバーは赤丸部の４箇所の爪で固定しているので、前・横の爪を外せば分離します。意外と外れにくいのですが、カバーを広げる感じに隙間を入れていたら外れました。

・カバーとベースを分離したものです。

・新しいアンテナカバーとアンテナベースを組み付けます。後側爪に差し込んでからベースを押し込むと、簡単にはまります。

【ここで注意】
・今回同梱されていたパーツ（86769-12010）ですが、新品を用意しておいた方が安心です。
・ルーフ穴からの雨水侵入防止のシール材（灰色の□スポンジ）はヘタっている可能性があります。
・アンテナ固定ボルトのブラケットは、ウェーブワッシャーの様にバネ特性を利用してアンテナをルーフに押し付けていくものなので、新品を使用した方が安心です（画像左下は純正を外した時のものです。ボルトで締めていくとブラケットが曲がっていきます）。

<作業>
・このブラケットとセットになっている樹脂ガイドは方向があります。付くようにしか付かないので間違いはありませんが、ルーフに付ける前にボルトを仮止めしてセットして下さい（付けたままルーフ穴に入りました）。天井隙間に作業スペースが無く、穴が見えないので付けておいた方が良いです。
・ボルトを締める度にアンテナ本体が左右に動くのですが、ルーフ穴が四角なので、締まる前には位置が真っ直ぐになります。
・アンテナ配線コネクタを入れますが、これが見えないので手探りです。ちょっとそこが一番辛かったのですが、頑張って下さい。天井内にある配線クリップを外して、配線にゆとりを作っていれば、配線をルーフの上に出してコネクタ結線した方が楽だったのかも知れません。クリップ外すのが狭くて大変そうでしたが。