貫太郎.のブログ一覧

久しぶりの政経ネタです。

以前新聞でチラっと見て、また理不尽なニュースだなぁと感じた、
「かんぽの宿」譲渡を正式発表＝オリックス不動産に
ですが、昨今の偽カイカク路線に対する逆風の効果か、
「かんぽの宿」譲渡見直しを＝日本郵政に要請へ
と言う動きが出てたようです。

鳩山総務相が僕が感じていた疑問をそのまま発言してくれてるので、まあその通りだと思うのですが、こうして偽カイカク論者達が進めてきた日本売り、日本破壊が世間に明るみになっていけば良いと思ってます。


もうひとつ、最近書店に行くと必ずこのヒトの本が平積みにしてあって、見たくもない顔を見なくてはならず、とても不快なんですが(^^;)、、
元旦からNHKのTV討論に出ていて、気にはなりましたが正月早々不快な気分になるのは明白なので、敢えて見ませんでした。

すると、予想通り何とも呆けた発言を繰り返していたようです。
派遣村の原因は構造カイカク路線
市場原理主義者の詭弁－NHKスペシャルから－
非正規雇用者の首切りを救うのは…

要約すると、現在の日本の株価下落はカイカクが足りないせい、なんだそうです（激笑)
そんなアホな。
カイカクの大先輩アメリカ（とは言え郵政は未だに公営）が大不況、そして自身が仕掛けた日本売りに乗じた外資が買い捲った日本株を慌てて売って現金化してるのがその原因でしょうに。
だから円は高いんでしょう。

カイカク論者の中谷巌氏は既に転向し、自身の誤りを認めています。
実際カイカクだとして進めてきた、医療、福祉、司法、などなどいったい現状どうなっていると言うのでしょう？

2000年以降の日本の有り様と言ったら情けない限りです。
非正規雇用が増え、労働分配率は下がる一方だったので、好景気と言われても一般人にはまったく体感出来なかったと思います。
派遣社員、契約社員が増えつつ、成果主義なので、他の人がどうであろうと我関せず、職場における孤立感が高まりました。

ノートPCや携帯、メールの普及などによって、業務効率は高まり、常に仕事に追われるようになりました。
昔はもっとのんびりと仕事していた筈ですし、例えば２０年前の業務効率や生産性が向上したのと比べ、平均年収や初任給はそれに連動していないと思います。

ここ２年ほど、ずっとこうして書いてきましたが、大マスコミでも同じような主張をし始めたり、森田実氏のような人が再びマスコミに出るようになってきて、ようやく風向きが変わりつつあるように思います。

利益を追求する挙句に、行き過ぎた経済的合理化は良くないし、何事にも余裕が必要だと思うんですけどね。
短期利益なんて糞食らえ、人間にとって必要なのは夢やロマン、もっと長期的な展望や未来だと思うのですが。