
今回長文なので興味のない方はスルーでお願いしますm(__)m
太平洋戦争における日本側が撮影した動画って結構少なくて、しかも戦況が不利になってくる大戦後半ともなると、これまで殆ど目にする機会がなく、もっぱらアメリカ側の撮影した、一方的に日本がやられてる場面ばかりの動画が中心でした。
去年の夏頃、NHKのHPに
「戦争証言アーカイブス」サイトが出来て、そこには昭和18~20年くらいの日本ニュースが置いてあって、僕のような歴史&メカ&模型好きは重宝してたのですが、秋には終了してしまったようで残念でした。
(去年の夏頃に戦争証言ドキュメンタリーも放映してました)
一通り全ての日本ニュースを見終えて感じた事があります。
良く言われますよね、大本営発表は過大戦果を報じ続けたために国民は騙されたと。
もちろん国威発揚のためなので日本ニュースも勇ましい内容が続くのですが、でもその実は、前線はどんどん日本に近付いてきて、太平洋の島々では玉砕が相次ぎ、とうとう本土空襲まで始まって。
今から考えると、どうして気付かなかったのだろうと思うのですが、色々当時の状況について書かれた書物や体験談などを読むと、解っている人は解っているし、一方で騙されたままの人も多くいたようです。
ショートセンテンスの繰り返しで洗脳されてしまう(「進め一国火の玉だ」「鬼畜米英」「欲しがりません勝つまでは」…)のでしょうか、これは勿論当時の為政者に大きな責任がありますが、片棒を担いだマスコミにも多くの責任があります。
ただ、良心的な記者の方はいらして、有名な話ですが「竹槍では勝てない、航空機増産を」との今からすればごく当然に思える記事を書いたところ、当時の東條首相に睨まれ召集令状で前線に送られたそうです。
ずっと、こんな事は過去の話だと思っていましたが、郵政民営化騒動以降、一歩引いて報道を観察するようになってつくづく、当時と全然変わっていないんだなぁと感じます。
むしろ戦前よりスポンサーと言うファクターが加わった分、問題が大きくなっているような気がします。
例えばこれは韓国の事件ですが「天安」の沈没について、21日に報じられた記事だけ取ってみても、疑問だらけでした。
■緊張の海
『事件海域は、…北朝鮮軍艦艇が昨年だけで22回、韓国側領海に侵犯した「緊張の海」だ。昨年11月10日にも北朝鮮軍艦艇が侵犯し、韓国側に撃退され大破する事件が発生。事件後に、北朝鮮軍が韓国側に「報復」を通告していた。…現場はまさに戦場そのものだった』
とある一方で
■爆発・沈没
『…天安が104人の乗員とともに北西の方向にゆっくりと進んでいた。当直勤務の29人を除き、乗員たちは洗顔したり、携帯電話で恋人との会話を楽しんだり、くつろいでいた。次の瞬間、大きな爆発音が響いた。』
とあります。
みなさんはこれを比べて読んで何かお感じになる事がありますか?
一読して、これは嘘が書いてあるか、もし事実であれば韓国海軍は相当士気が弛んでいるか、戦闘能力がないかのどちらかだろうと思いました。
でも、11月10日の事件が事実だとすると(ニュースソースを当たる気力がないのでスミマセン…)、嘘を書いているのだと考えます。
この地図をご覧になって解るとおり、北朝鮮のお膝元そのものです。
当直勤務がたったの29人だったと言う事は、警戒配備でも何でもない通常配備ですが、この「緊張の海」真っ只中、いつ攻撃を受けても不思議でない海域で、哨戒を担当している艦艇が、こんなのんびりしていて良いのでしょうか?
また、そんな最前線で、携帯で恋人と電話しても大丈夫?相手は自分の居場所を秘匿しているのに、焚き火を焚きながら航海しているようなものでしょう。
そもそも『天安のソナーは正常稼動していたが、魚雷や潜水艇の接近を把握できなかった。韓国軍によれば、現場は潮流が速いなど悪条件下にあり、半径2㌔以内で7割の物体を把握できる程度。潜水艦探知用ソナーのため、魚雷接近を探知するのは難しかったとみられる。』とあります。
仮に悪条件が本当だとして、天安の左舷約3キロから魚雷を発射したそうなので、潜んでいるのはアクティブソナーで探知出来なかったとしても、魚雷の発射音や命中するまでの魚雷の推進音にパッシブソナーで当直のソナー員までが全く気付かないのは、よほど韓国海軍の軍事遂行能力が低い事になります。
(一方で、
朝鮮日報によると、「北の潜水艇が天安を攻撃した26日夜9時22分は、潮流の流れが緩む“停潮”の時間帯に当たり、攻撃が容易な時間帯を狙って攻撃したようだ」とあるので、攻撃が容易なのと同様にソナーによる探知は容易だったはずです。)
仮にソナー探知能力が低いとしても、潜水艇はこのような経路を辿っており、潜行するまでは浮上航行していた筈で、その間にレーダーで探知すら出来ていなかった事になります。
また、地上10cmの分解能を持つ軍事衛星(今はもっとあがっているか)で出航は察知していると考えるべきで、その後も対潜哨戒機で居場所を把握していなかったのでしょうか。
ちなみに、攻撃したとされる「ヨノ」級ですが、排水量:120~130t、全長:29m、全幅:2.75m、水中速力11kt、53.3cm魚雷発射管×2とありますので、旧日本海軍の蛟竜(甲標的の改良型)に近いようです。
(全長:26.3m、全幅:2.0m、排水量:水中60t、最大速度:水中16kt、乗員:5名、45cm魚雷発射管×2)
一方で
朝鮮日報の記事には少し違った内容で書いてありました。
対潜音響探知装備(ソナー)を持っている天安がなぜ北の潜水艇の動きや魚雷の発射を探知できなかったのか、という疑問は、なおも提起されたままだ。軍消息通は、「天安のソナーは旧型で、探知距離などが制限されており、遠くから魚雷が発射されたため探知できなかった可能性が大きい」と語った。
こちらも同様で、どうして魚雷が命中・爆発するまで、パッシブソナーでは感知できなかったのか疑問が残ります。
ひょっとして韓国哨戒艦にはパッシブソナーは装備されていないのでしょうか…
あと、一番不思議だったのが、爆発が21時22分、救助艦艇の到着が22時40分、生存者58名と艦長、全員の退艦が23時10分、艦体の全没までほぼ3時間だそうですが、僕は当初の韓国軍艦が沈没、理由は不明とのニュースを聞いた時、てっきり轟沈して生存者が数名、と言う状況とばかり思っていました。
おそらく機雷に触雷してほぼ生存者もないため、理由が解らなかったのだろうと。
被雷当時、艦長は艦長室にいたそうなので、当直将校が艦橋にいたのでしょうが、当然被害状況を確認すると共に原因を追求し、艦長に報告して、上級司令部に打電する筈です。
救助艦艇が来たと言う事は、通信装置は生きていたのでしょうから。
と、こうしてつらつらと素人の僕でさえそのまま受け取れない事象が並んでおり、何らかの理由で明らかに嘘をついていると思わざるを得ません。
発見された物証についても、色々疑問が呈されているようですが、そちらについては裏付けを持ち合わせないため触れません。
では本当のところはどうなのかは、解りませんし、想像もつきません。
やはり大本営発表とマスコミ報道はまず疑ってかかるべし、と言うのが教訓です。
ついでに書いておくと、「政治とカネ」問題。
僕は小沢氏について、元々あまり好意を持ってなかったし、どちらかと言うと嫌いなタイプの政治家でした。
なので正直興味もなかったのですが、「第七艦隊のプレゼンスだけあれば」発言で少し見直しました。
その内、もうじき総選挙の声が聞こえてこようかとする時期に、秘書の逮捕やら収賄の疑惑やらでマスコミが賑わうようになりました。
え?何の職務権限もない野党代表が収賄?与党の政治家は調べもしない?金額の多寡?そんなアホな、と思って、ずっと1年半近くウォッチしてきました。
で、解ったのが特捜って昔の警察がやってきて、散々批判されてきた捜査手法を未だに使っていて、それをマスコミは批判もしなければ、垂れ流しで報道しているだけ、と言う事です。
本来公判維持もぎりぎりの微罪で秘書を逮捕し(大久保秘書は政治団体の実態あり、石川元秘書は収支報告書の期ずれ)、あたかも重罪を犯し、当然監督責任があるかの世論を(マスコミリークを使って)起こし、それをバックに事務所、関係者、ゼネコン各社に家宅捜査に入り、逮捕した秘書達は拘置期限ぎりぎりまで引っ張ってあの手この手を使って脅し透かして自供(!?)を求め、挙句の果てには嘘をついてまで人権侵害に近い形で関係者の事情聴取まで行ったことが明らかになっています。
1年近く多くの人手をかけてここまでやりながら、結局なんら証拠は出て来ず不起訴となりました。
これを見て解るのが、別件逮捕を行い、確たる証拠もないまま見込み捜査を行い、リークでまだ有罪でもないのに犯罪者と看做す報道を行い、物証がなくても自供だけでも起訴しようとする、旧態依然としたやり方です。
20世紀に既に廃れたと思っていました。
もう一つ、日航機墜落事故。
明らかに不思議に思うのが、相模湾上で機体に異常が発生したそうですが、本来羽田に引き返すか、もしそれが出来ないほどの状態であれば、海上に不時着を考えるはず。
どうしてより犠牲が増える可能性の高い陸上に向かったのか。
あと、同時刻に近くを飛んでいた米空軍機が墜落場所を特定出来ており、米海軍ヘリが墜落場所に向かって、まさに救助活動に入ろうとしたところで中止命令が入った事は当事者の証言から確かなようです。
なのに、日本側の救助活動は場所が特定出来ないとして、翌朝まで現地に入りませんでした。
これは最近まで知りませんでしたが、当時NHKで次のような速報が流れたそうです。
「20:00上野村三岐待機自衛隊一群到着。 待機命令に反して怪我人救助を急いだ自衛隊員1人射殺」
続いて放送で、「ただいま長野県警から入った情報です。現地に救助に 向かった自衛隊員数名が、
何者かに銃撃され死者負傷者数名が出ている模様です。 続報が入り次第お伝えします」と読み上げられたそうです。
その後、誤報と訂正されたんだそうですが、いくらなんでも、こんなとんでもない誤報はあり得ないでしょう。
普通の人間の想像力を遥かに超えた出来事ですし、これに類する何かが起きたのではないかと考えてしまいます。
本当の原因については解りませんが、核密約問題なども明るみになりましたし、これからこのような出来事の真相が明るみになればと心から思います。