• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

貫太郎.のブログ一覧

2010年09月29日 イイね!

「ザ・パシフィック」と「セントアンナの奇跡」


先日までWOWOWで放映していた「ザ・パシフィック」、このためにWOWOWに入会しました。
(DVDが新作で出たとして、それを借りるより安いので)
これは、あのリアルな「プライベート・ライアン」のスタッフ(監督:スピルバーグ、主演:トムハンクス)が作成した「バンド・オブ・ブラザーズ」、その太平洋戦争版として同じスタッフで作成したドラマです。

これまでは、アメリカ発の太平洋戦線を描いた映画は殆どがステレオタイプの勧善懲悪ばかりしたが、イーストウッドの硫黄島二部作でもう少し深いところまで触れるようになったので、期待してみました。
元々、歴史や戦史には興味があって、良く読んだり見たりしてたのですが、これまではその場その場の史実や、作戦やせいぜい戦術レベルまでしか興味がなかったのが、最近はもっと大きな歴史の流れの方に興味が出て来ています。

その理由として、二つの「911」、NY貿易センタービルとその後の対テロ戦争、及び日本の郵政選挙によって、これまで割と無邪気に自由と平和を愛する民主主義の国アメリカとか、ある程度客観性があると思っていたマスコミとかが、決定的に偶像と言うか刷り込みだったと認識した事があります。
またこれについては項を改めて書きたいと思ってますが、例えば今騒ぎになっている尖閣諸島の件。
今の報道を見ると、あたかも領海侵犯をした挙句の行為のようにみえる印象報道になっていますが、実は日中漁業協定によって棚上げされている水域の可能性もありますが(水域外との見解もあり)、少なくともこれまでは今回のような態度を取って来なかったと報道するマスコミはないように思います。
僕はこれ、以前書いた事がありますが、先例を無視して急に騒ぎ出した、天皇陛下の政治利用の件に似ている気がします。
WSJですら、「日中間には1997年に定めた漁業協定があり、尖閣諸島の周辺では、日中の漁船が自由に操業して良いことになっている。そのため、なぜ日本の海保が中国漁船を立入検査する必要があったのか不明だ」と書いているそうです。

あと、西松事件以降、検察も必ずしも正義ではないと解ってきましたが、今回の厚生省事件でようやく明るみになってきましたね(トカゲの尻尾きりに思えますが)。


話が反れましたが、同様に、日本はファシズムで好戦的な国だった、戦争犯罪を沢山してきた、と言う刷り込みがされてきましたが、僕は最近これについても疑問視していて、勿論例えば捕虜の虐待など事実としてあると思いますが、必ずしも日本だけではないだろうと思っていて、その辺りも視点として見るようになっています。
例えば、「硫黄島からの手紙」では投降した日本兵を射殺するシーンがありましたが、「ザ・パシフィック」ではそれ以上に、日本兵を蔑視したり、無抵抗な(鉄血勤皇隊?)少年を射殺したり、死体を弄んだり、金歯を取ったり、と言ったシーンが描かれています。
他にも「捕虜は取らない」と言ったり、捕虜に突っかかったりするシーンもありました。
ただ、エクスキューズとして、日本の傷病兵を助けようとするアメリカの衛生兵諸共手榴弾で自決したり、民間人にまぎれて攻撃する日本兵みたいなシーンもあり、その辺りは自国内の声にも配慮したのかも知れません。

今回、同時に「バンド・オブ・ブラザーズ」も放映してたので、こちらも久しぶりに同じような視点でも見てみましたが、こちらも同じように投降したドイツ兵を射殺したり、ドイツの民家などから金品を略奪するような場面の描写がありますね。

更に8、9月のWOWOWは戦争映画を多く放映していて、その中で「裸者と死者」と言う1958年放映の古い映画もやっていました。
子供の頃見た気もしますが、物心ついてからは初めて見ました。
日本兵を演じるのが日本人じゃない(日本語がヘン)、いかにも昔のアメリカ映画ですが(^^;)、そこでは同様に捕虜の日本兵を射殺したり、集団捕虜の日本兵を裸にした上で射殺しようとするシーン(上官に止められます)、日本兵の死体から金歯を取ると話すシーンなどがありました。

実は、アメリカ兵が日本の捕虜を虐殺したり、死体を弄んだりする事自体は、リンドバーグ(「翼よあれがパリの灯だ」で有名ですね)の手記に書いてあったり、マキン奇襲事件などでも知られています。
日本の場合、バターン死の行進とか、泰面鉄道(「戦場にかける橋」で有名)の使役、他にもBC級戦犯(映画「私は貝になりたい」など)で裁かれた事件が多くあり、要は裁かれるか裁かれないかは敗者か勝者かの違いだけです。


さて、もう一つの「セントアンナの奇跡」、一昨年(2008年)の製作だそうですが、僕は全くのノーチェックでした。
R-15指定なので、ちょっとアダルトな映画なのかと思って(^^ゞ 軽く見始めたんですが、全然違った、色々と考えさせられるストーリーでした。
アメリカの黒人兵部隊「バッファロー・ソルジャー」のイタリアにおけるある事件が、住民やパルチザン、ドイツ兵を巡るストーリーの中で描かれています。
その中で当時、いかに白人からの差別が激しかったかも描かれていますが、この辺り、今の日本人からは想像しにくいところで、当時の対日本戦でのアメリカ人の振る舞いも、このような意識がベースにあったと理解しておいた方が良いと思います。
(この、当時と今の価値観の違いは重要で、今の目線で当時を断罪する事は誤っていると感じます)

この辺り、例えば当時のアメリカで、日系人だけが強制収容された背景にもつながっているように思います。
余談ですが、「バッファロー・ソルジャー」同様に日系人だけで編成された442連隊は欧州戦線に派遣され、もっとも多くの勲章を受けた部隊として知られています。

日本でも、当時、朝鮮の人を馬鹿にする風潮はあったと思いますが、方や洪思翊中将のように、将官まで昇進した人もいて、かなりアメリカとは異なる様相だと思うのですが、実態はどうだったのか、もう少し色々見てみたいと考えています。
台湾の人だと高砂義勇隊が有名です。


さて、長々と書いてきましたが、つまるところ僕が言いたいのは、どこの国にも、アメリカにも日本にもドイツにもイギリスにもイタリアにもソ連にも中国にも南北朝鮮にもどこにでも、勇敢な人、立派な人もいれば、卑怯な奴、口だけの奴、品格のない奴はいる、と言う事です。
(しかも同じような比率で)
Posted at 2010/09/30 01:45:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2010年09月26日 イイね!

完成 艤装工場

完成 艤装工場





実は、巷で人気?ロードノイズ低減プレート、我慢して待った甲斐があって、ABでも扱うようになったので、300円引きチケットを活用して手元にあるのですが、車を弄らず模型作成に勤しんでました。
涼しくなると、こんな細かい作業も集中して出来ますからね(^。^)
ちなみに低減プレートは、ボーさん情報で、ロードインフォメーションが減るのが嫌なので、シートにだけ取り付ける予定です。


さて、購入後1年ほど放置していたコレですが、戦前の呉軍港を再現するストラクチャーと言う個人的にとても惹かれたコンセプトで、少々お高いのですが、発売と同時に購入してしまいました。
おかげで、艦船は1/350スケールだなあと思っていたところが、1/700に戻るきっかけになりました(^^ゞ


何が凄いかって、これまでの1/700シリーズだと、



この、クレーン、工場、石油タンク程度の情景セットしかなくって、しかもディテールも非常にあっさりしたものでした。




それがこのようなディテールまで細かく出来た構造物がセットになっていて、昔のサンダーバード秘密基地を髣髴とさせる模型になっています。
おまけに彩色済みですので、構造物でいつも頭を悩ませる塗装で時間と頭を使わなくて済むのも大きな利点です。
考えてみると、こんな多くのストラクチャーの模型を作ったのは、Nゲージのビル類以来かも。


ちなみに、これはディテールだけが精細な訳ではなくて、実際の呉軍港(の一部)をかなり正しく模しています。



ちょうどこの地図の中央辺り、大和が停泊している陸側の方がこの模型化の対象になっています。
本当はこの上側の部分(造機工場)も去年の冬には発売予定だったのですが、未だに発売されていません…(^^;)




作成は、パーツが塗装済みなので、ランナーから切り離して、丁寧に組み立てていくだけです。
切り離し跡をタッチアップするくらいで、精度もそこそこで組み立て易い部類に入ると思います。
ご覧になって解るように、当時の鉄道や自動車も正確に模型化されています。




また、LED照明付きなので夜間の情景にする事も出来ます。




唯一惜しむらくは、このように正誤表が4枚もついてきて、その上正誤表にはない説明書の誤りもありますので、信じ過ぎないように組み立てる必要があります。

また、窓ガラスが透明シートに窓枠を印刷したパーツとしてついているのですが、これが出来上がってきたものと設計時とが異なっているようで、一々建造物側に成型されているガイドピンを削ったり、窓側の一部を切り取ったりする必要があります。


まあ、こんな模型を出してくれた事に比べれば全然大した問題ではないので、予定通り造機工場の発売を期待したいところです。




手持ちの艦船を並べてみたところで、大体の大きさが比較で解るかと思います。
Posted at 2010/09/27 00:27:26 | コメント(9) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2010年09月26日 イイね!

モータースポーツの原点

モータースポーツの原点前回のメディア対抗4耐で唯一撮れた色っぽい写真です(笑)
携帯なのでそれなりですが。。

そうそう、この日のレースの模様が、「クルマで行こう」の藤トモさんのコーナーで紹介されていました。
いつもよりテレビカメラが多いなと思っていたのですが、映像で見ると一層印象深かったです。
ちなみに、一緒に仕事してた人は何人かチラッと映ってましたが、残念ながら?僕の出演はなしです(笑)


さて、次回はこのラリーのオフィシャルなんですが、まるでモータースポーツの原点のようなラリーかなと思います。
現在のモータースポーツは大別すると、サーキットイベント(レースやタイムトライアル、ジムカーナ、ダートラなど)やラリーになると思いますが、そのいずれもいかに速いかを競うもので、必然的にマシン自体の能力もしくは改造と言った方向にお金がかかります。

それは競技用専用車だったり、日常使用する車で参加することもあるでしょうが、故障はもちろん、接触や衝突などによる修理が発生する可能性があります。
また、ジムカーナのようなトラブルが発生しにくい競技で、かつ無改造のイコールコンディションが条件のこともありますが、大体排気量によるクラス別けがされており、アテンザのような実用性を犠牲にしていない車の場合、そうではない車に比べると大きなハンディがあります。
ラリーも殆どがSS(スペシャルステージ)を設けるようになって、スピード競技と変わらなくなってきました。

つまるところ、今何らかのモータースポーツを始めようと思うと、何らかの犠牲を覚悟しないと出来ないような状態な訳です。(費用、実用性、損害など)


が、引用先のラリーは原点とも言うべき、いかに指定速度で走って、競技開始まで秘されているチェックポイントを想定通りの時間で通過するかを競うもので、車自体の性能は一切関係ありません。
ナビゲーターとドライバーの能力次第で、日常的に利用している車でフェラーリ(に乗った参加者があればですが(笑))にも勝てる訳で、これ、僕がモータースポーツやるならこんなのやりたいな、と思っていた競技形態にかなり近いものです。

ナビゲーターがいれば出走者の方で出たいくらいなんですが、残念ながらいないので(笑)、いつも通りオフィシャルで参加です。
特に何かライセンスがいるわけでもないですし、もし何らかのモータースポーツを始めてみたいって方は、次回いかがですか?
Posted at 2010/09/26 18:50:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ全般 | クルマ
2010年09月24日 イイね!

見えてきたSKYコンセプト

今月発売の車雑誌にはいくつか掲載されていましたが、ようやくSKYコンセプトの実物が開示されてきたようですね。

それらよりも更に詳しい広報資料が清水和夫氏のサイトに掲載されていたのでリンクを貼っておきます。

MAZDA SKY-G 広報資料

MAZDA SKY-D 広報資料

MAZDA SKY-Transmisson 広報資料



いずれ原油は枯渇する運命にあるので、将来的には色々なエネルギーを供給源として使えるEVが次世代乗用車の有力候補なのでしょうが、普及にはまだいくつかの問題が解決される必要があるのだろうと思います。

まるで次世代車のようにもてはやされているハイブリッドですが、石油に依存する以上所詮は中継ぎに過ぎず、その意味ではVWのダウンサイジングや、このSKYコンセプトと大きくは変わらないのではないかと思います。
MAZDAの主張では、過給機などの付加装置を付けると複雑化し重量面でも不利になる、との事ですが、僕もどちらかと言うとアメリカの戦闘機(グラマンF6Fなど)のような重くても大きくてもパワーを捻り出せば良い、的な考え方よりも、日本の零戦のような極限まで無駄を削り落とした方がカッコいいと感じる方なので、これは中々イイ感じに思います。(過酷な実戦での運用面はともかく)

まだざっと目を通しただけですが、昔V-TECが出た時のようなワクワクさせる何かを感じました。
実は次はそろそろマツダ以外でも良いかなと思っていたのですが(欲しい車があるかどうかは別ですけど)、仕上がりや乗り味によっては次も、と考えさせられるエンジンに思えます。
足回りやハンドリングは現状でも充分満足出来てますからね。

燃費自体は、エンジン、トランスミッション、それぞれで15%ほどとの事なので、劇的な変化は期待できないのではないかと思うのですが、某大手メーカーのようなカタログ燃費ではなく、実燃費には効いてくるのかな、と思っています。
Posted at 2010/09/24 20:51:34 | コメント(8) | トラックバック(0) | クルマ全般 | クルマ
2010年09月19日 イイね!

メディア耐久4時間

メディア耐久4時間






もう2週間前のネタになりますが(^^;)
恒例のつくばオフィシャルに行って来ました。

前回も書きましたが、サーキットトライアルが1年ぶりに復活して、聖さんのアテンザ最後の勇姿も拝見出来て良かったです(^。^)
午前中は結構ヒートアップしていて、転倒やらクラッシュもありましたが、それ以降は落ち着いたレース展開になりました。


この日はとても9月とは思えない猛暑でしたが、4時間耐久のスタートする時間になると、ようやく日中の暑さも穏やかになってきて、涼風が吹くようになります。




こうして夕陽を背景に走り、
すっかり暗くなってからゴールする事になります。
今年は最終週でガス欠になるチームが多かったようです。




無事ゴールした後は、表彰式に備えて車を綺麗に磨いています。




4時間の苦闘を癒す表彰式です。
手前のおねえさん、聖さんが激写されてましたが(^。^)、お仕事中だとこれが限界です(笑)


次回はラリーのオフィシャル予定です。
これでオフィシャルのA1ライセンスの受講資格を満たしました(^。^)
Posted at 2010/09/20 11:43:01 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ全般 | クルマ

プロフィール

「ソフトウェアアップグレード http://cvw.jp/b/139909/45493244/
何シテル?   09/26 11:31
過去レス大歓迎ですので、お気軽にどうぞ(^^)/ あまり自由になる時間はありませんが、興味と好奇心の対象に空いた時間を注いでいます。何事にもポジティブに取り組...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2010/9 >>

   1234
5678910 11
12131415161718
1920212223 2425
262728 2930  

リンク・クリップ

個人ブログ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/04/28 00:23:37
 
広島フォーク村新しい海へ 
カテゴリ:音楽
2005/07/21 01:51:51
 
Can-am 
カテゴリ:くるま
2005/07/05 13:31:51
 

愛車一覧

BMW 2シリーズ グランクーペ BMW 2シリーズ グランクーペ
以前からリアウィンドウの寝たクーペスタイルが好きなので、外観にはほぼ一目惚れです。 ボデ ...
マツダ アクセラセダン マツダ アクセラセダン
初めて同一車種をMC前後で乗り換えました。 初めてのディーゼルエンジン、4WDです。 2 ...
マツダ アクセラセダン マツダ アクセラセダン
4代続けてのマツダになりました。 ボディカラーも久しぶりに赤、新車で黒以外は初めてです。 ...
マツダ RX-8 マツダ RX-8
2代続けてのアテンザから卒業ですが、3代続けてのマツダになりました。

過去のブログ

2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2005年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation