
mits@eunosです、こんにちは
渡米して早半年がたちますが、現地到着後にやるべきことがいくつかありまして。
(家や車、電話の契約やら各種申請みたいな・・・)
その中で「いつかやろう」と思いつつ、たな晒しになっていたのが「アメリカでの運転免許取得」です。
渡米前に国際免許を取得していましたが、有効期限は1年。任期中に切れますし・・・
現地の警察官でさえ、日本が発行している国際免許の様式を知らない人がたまにいて、持っていても有効な免許と見なしてもらえずに無免許運転で拘留される事例があるくらいで、完璧ではないわけですね。
で、ミシガン州の運転免許ですが、日本とはだいぶ手続きや事情が違います。
日本でしたら、民間の教習所に通って学科と実技を習ってから試験を受けて・・・という流れですが、ミシガン州では
①自分で勉強してから役所で学科試験を受ける
②学科に受かってから民間の業者で実技試験を受ける
③実技に受かったら役所に申請して、免許が発行される
という流れになります。
今回挑戦したのは①ですが、なかなかスンナリとはいきませんでした(笑)。
まずは申請の段階で、「
グリーンカードを持っているか?」と聞かれ(当然Noです)、持ってないと答えると「では免許は発行できない」と門前払い。
それは昔の決まりだ、今は発行できるはずだと押し問答を続けていたら、隣の職員(上司かな?)が「多分そうだったわよ」と助け船を出してくれました。
このエリアには、海外から来た人が少ないんでしょうかね・・・ともあれ、次の本人確認ステップへ。
本人確認にはパスポート、ビザ、SSN、公共料金の請求書(現住所を証明するため)が必要です。
自分のアパートは公共料金をアパートの業者が立替える仕組みになっていますので、仕方なく借家の契約書と家賃の請求書を持っていきました。
が、この現住所を証明するための請求書は2件以上必要でして、自分はSSNが郵送されてきた時の封筒も持っていきましたが「これじゃ駄目」とあえなく却下。
やむなく一旦帰宅し、家中をひっくり返して銀行の残高通知などを引っさげて、再度窓口へ。今度はOKでした。
そして視力検査、色覚検査。日本に比べると結構いい加減というか、すぐに終了です。
で、学科試験と続きまして・・・
学科試験は英語と日本語が選択できますので、日本語を選択。(英語の場合、問題を読んでいるうちに試験時間が無くなってしまいます(笑)。)
選ぶ人が少ないのか、試験問題が出てくるのにずいぶん時間がかかりました。
一般の交通常識が40問、標識の意味についての問題(こっちは英語のみ)が10問の計50問でした。
役所の片隅で、ひとりパイプ椅子に座って黙々と解いていきます・・・そう、日本と違って、試験時間が何時からという仕組みではなく、受付した都度に各自が試験を受けます。
試験官もいませんし、本当にこれでいいの?と思うくらいルーズです(笑)。
まあ、監視カメラはあるので、カンニングなどしたらバレるのかもしれませんが・・・
難易度的には、日本で免許を取れる人ならまず大丈夫だと思います。
多少の引っかけはありますが・・・例えば、
「Q 運転する前にアルコール飲料を1,2杯飲むのは、」
1.運転者の運転能力に影響を与えない
2.違法である
3.運転者の反応時間や判断力に悪影響を及ぼす
日本の常識なら2を選ぶところですが、ミシガン州の試験では、正解は3です。
「飲んだら乗るな」ではなく、「飲みすぎたら乗るな」ということですね・・・
まあ、駐在員の間でも「こういう引っかけに気をつけろ」という口コミもありますので、事前の準備さえちゃんとしておけば大丈夫ということです。
そして、制限時間内に何とか回答し終えて提出。
感触としては「何とかなるかな?」と思っていましたが(7~8割正解が合格ラインらしいです)、採点している役所の人の顔がみるみる曇っていきます。
・・・?
「ほとんど間違えてるわよ」
・・・!?
見せてもらうと、確かにほとんど間違えています。
でも、よくよく見るとおかしい。
例えば、「スクールバスが前方に停車していたら?」の質問の答えが、「そのままの速度で走行する」になっていたりしています。(正解は「後方で停止」)
その点を指摘して、しばらく押し問答をしていましたが、どうやら試験問題と正解の表が合っていなかった(別の問題用の正解を使っていた)模様。
そりゃ合わんよ・・・
こうトラブルが続くと、日本の公務員がいかに優秀かと思いますねー(笑)。
ちなみに、本来の正解の表と合わせて採点してもらったら、無事受かってました!(5問間違えてましたが・・・)
その後は筆記の合格証明と、次のステップの実技試験の業者リストを渡されまして。この日はこれで終了です。
色々とトラブルがありましたが、スンナリ行けば1時間くらいの手続きでしょうか。
次は実技試験、こっちではトラブルが起きないことを祈ります(笑)。
Posted at 2010/02/27 08:29:27 | |
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