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イイね!
2012年05月10日

隠者のリハビリ カオスの欠片 過給圧-0.45kgf/cm2

ZETMAN

最初スクライドか?と思ったのだが、それだとどうにも尻の収まりが悪いので暫く見続けた。

スクライドは正義や、人間がどうこうなんかに異常に固執するアニメではない。

何より、「人」と名付けられながら人でもプレイヤーでもない主人公…。

何度も人の変身シーンを見ているうちに想い出した。これはデビルマンの方が近い。

近代化改修が随所に施されてはいる。

パッケージングだけ見れば全然別の作品だ。

原作は桂正和。デビルマンを知っているかどうかは推して知るべし。

ヒーローもの作品にこだわりを示す桂が考えたらこうなった。

ヒーローにとって善と悪は永遠の命題だからだ。

どちらの線でもおかしくは無い。

ある事を突き詰めていったら道は違えど同じようになってしまった、なんて話は良くある。

人の人助けは一律1万円だ。面白い事に年齢がいくつになろうと変わらない。

子供の頃に1万円だが年齢が上がっても1万円。

もっとも、年齢が上がった彼はお金をもらう理由がとっくに消え失せている。

とりあえず「1万円で助けるけど、どうする?」今にも殺されそうな人間に対して人はこう問う。

助けられる方も、律儀な人間ばかりで、その場で払えなければ探して払いに来る。「約束だもんね。」

何故か、メインヒロイン以外には外見的ハンデを付けたがる。

最初のお水の姉ちゃんは、重要人物にも関わらず顔面に大怪我をする。

後に人の計らいで綺麗な顔に戻るがそれを披露する前に出てこなくなる。

次に出てくる女の子は豚鼻?ぽい上の前歯を矯正中だ。

綺麗でいるのは小葉だけ。



哲学

一言でこの学問を表すなら、何故?を延々と繰り返す学問だろうか。

何故人間は生きているのか。何故人間は存在するのか。

何故をとことんまで突き詰める。

こういう話をすると良く聞かれるのが、「誰のファンですか?」。

某は誰のファンでもないのでそう答える。

むしろあまり好感を持っていない。

学問の範疇で話をする。

何故暇人の戯れ言だ、と揶揄されるのか。

某にとっては哲学は、目的ではなく手段だ。

「我思う、故に我あり」という有名なデカルトの言葉がある。

一応命題の扱いにはなっているが、これは非常に愉快な事だ。

これだけでは何の役にも立たないし、何の解決にもならない。

だから愉快であり、目的ではなく手段なのだ。



氷菓

ラノベ使いからしたら古典部シリーズの方が通りが良いかも知れない。

おっと、メインの男二人の声優がクラナドと一緒だぞ、京アニ。

主人公は典型的な天才肌。

点と点を「自動的に」線にかえられる人間。

ミステリーの探偵役にはメジャーかつ必須な技能である。これが出来ないと話が先に進まない。

メジャーなところだと相棒の杉下右京。ご先祖様はコロンボ警部補と言ったところか。

紅蓮次郎や榊マリコ、十津川省三とかも実はやっている事は本質的に変わりはない。

「不自然な点は全て見逃さずとことんまで突き詰め、残らずつなぎ合わせて線にする。」

松本清張の「点と線」もここから来てるんではなかろうか。

ただ、この中で特筆すべきなのは杉下とコロンボで、彼等は状況や分野を選ばない。

紅や榊が、あくまで自分の専門分野を武器に線を描くのに対し、杉下やコロンボは特に固定の専門分野が存在する訳ではない。

むしろ、相手が特定の専門分野を持ち、自身の知識量や理解量が劣ると見るや、相手のホームコースで後追いテールトゥノーズが出来るまで練度を上げて来る。

先行する(できる)必要はない。それは一般的に見て自然か不自然か、相手の分野から見たとき自然か不自然か(つまり相手が何をやっているのか。)、それが分かれば目的は達成されるから。

ヒロイン千反田のクレバーな所はここにある。

彼女は成績優秀な才女であり、ある見方をすれば天才と見えるかも知れない。

が、彼女は自分の弱点を知っている。

自分は、点の発想や理解には優れるが、それを線として活用出来ない。

馬鹿にされがちだが、義務教育というのもちゃんとマスターすればかなりの知識量になる。

ただ、単体では実用性が薄い。故に軽視される。

そこの、知恵としての弱点を理解していてそれを解決するために折木に答えを求めた。

最終的に彼女が何をどうしたいのかは分からないが点を線にする能力が欲しいのだろう。

そんな事はどうでもいい人からすれば、「やる必要のない」事だし「習得する必要の無い技術」だ。

当然、彼女の真似をする必要性はゼロと言っていい。

クレバーにやらなければいけない決まりなどこの世にはない。





議論とディベート

似ているようでこの二つは全然違う性質を持つものだ。

議論は「真実を探求する行為」、ディベートは「ゲーム」だ。

議論にルールは無いがディベートには一応ある。

二択の問題に対してその二つに分かれ意見を出し合う。

例えば「道州制を導入するべきか否か」というお題だったとしよう。

まず、参加者は個人の主義主張と関係なく「導入するべき」「導入しないべき」の二つのグループに分けられる。

それぞれ一定の時間を与えられ、作戦会議をする。

このゲームの最終目的は「いかにオーディエンスを自分の主張が正しいように(賛同するように)見せるか」だ。

真実は実はどうでもいい。

某の経験上、作戦会議の内容は、自分が「主張しなくてはならない」内容の強み弱みの把握。

強みが固まればそれをいかに制限時間内にオーディエンスに伝えるか。

弱みがあれば、その弱みを突かれた場合に如何に論点をずらし如何に切り返すか。

と言う事が主眼になってくる。

それぞれ持ち時間数分づつで交互に「導入するべき」と「導入しないべき」が数回の主張を繰り返す。

1回目の主張はだいたい自分の主張の正当性、妥当性を主張し、時間があれば相手の主張の欠点を述べる展開になる。

2回目以降は作戦しだい。

自分の主張の正当性をさらに述べるもよし、相手の主張の問題点を言うもよし。

こちらの主張の弱点を突かれれば反論をするも良し、敢えて無視するのも場合によっては効果がある。

それがそのまま相手の主張の穴に直結する場合もあるからだ。

詭弁を使ってはいけないなどというルールはない。

そもそも詭弁の定義が曖昧だし、もって行き方では詭弁を正論に見せかける事もできる。

判断するのはオーディエンスだ。

最後にオーディエンスがどちらの主張が妥当性があるのか判定し、投票する。

得票数が多い方が勝ち。

「真実はオーディエンスが決定する」

民主主義の本質も無関係ではない。

議論に制限はない。

現在いる人間の全てが自身の持ちうる知識を出し合い整合性を求めてゆく。

見ているだけもありだ。

後に思わぬ勘違いや食い違いを発生させたくなければまずお互いがしている認識の確認から始める。

言葉が同じであれば、同じものを認識しているとは限らないからだ。

指している言葉に認識の違いがないか、とりあえず必要な範囲で確認しておく。

議論をしている最中に誰がどの主張だという立ち位置はあまり関係ない。

感情論に固執しなければ、自分が持っていない主張に出会った瞬間自分の立ち位置は揺らぐ。

他人の主張を聞いて自分の考えに疑問を持つ事など普通だ。

迷ったヤツをおいていくのか議論の主旨にするのかそれはメンツ次第。

詭弁を持ち出す人間が混ざっていればいずれ詭弁は淘汰されていくが、詭弁を詭弁と認識できなければそれまで。

それまでをどれまでなのか決定するのは参加している人間次第だ。

一時期学校教育で論理思考能力を養うためと称してディベートを多様した時期があった。

論理思考という物がどんなものか手っ取り早く手間かけずに教える方法として持ち出されたのだ。

諸刃の剣を保険無しで無造作に扱う挙に出た。

教育熱心な人達が、オランダからオルタナティブスクールという概念を持って来たいらしい。

従来の教育との一番の違いは「対話型」である事。

通常の義務教育は教師が生徒に教える、又は理解する事をサポートするというのが主な旨だ。

これに対しオルタナティブは教師と生徒が対話する形で理解を深めていく。

教師生徒間に優劣は無く立場は一緒。

何でもオランダの学生と話をしていると議論が深まりやすく、何でか?と考えてみたらそういう教育方針を採用しているからというのが発想の元であるらしい。

いかにも教育熱心な人が考えつきそうな話だ。

教育熱心な事は別に構わないが、その教育熱心な人達は自分が教育を受けている最中に、今の自分程熱心に勉強に励んだのだろうか。

励まなかったなら何故?

励んでいたのなら、励まない人間がいたのは何故?

とりあえずはっきりしている事は、教育環境を整えれば整えたなりに必ずしも子供が勉強するかと聞かれれば答えは否だ。

生徒が図書室に来ない、本を読まない、勉強しない。

では貴方が子供の頃勉強したのだろうか。

したというのなら何故?

しなかったというのなら何故?

その疑問をシステムを一新するだけで解消しようとしている。

最後に付け加える事があるとすれば、某も勉強は嫌いだ。

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Posted at 2012/05/10 14:25:47

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