DENSO ボイスアラーム 左折・後退警報機  

みん友のぺ～さんが装備されていたのを拝見し（参考URL：http://minkara.carview.co.jp/userid/535342/car/465828/3791939/parts.aspx）
、拙者も装備したくなった品です。

キャッチコピーは【死角の危険は、音声で回避。】。　良く大型車や宅配車が取り付けている例のブツです。

　元は内輪差の大きい大型車の左巻き込事故を未然に防ぐために作られたように記憶しておりますが、その他の自動車でも、特に左側をすり抜けていこうとする爆走自転車等にはかなり有効だと考えます。
　また、最近はディーラーオプションでもバックブザーが設定されていない車種が多いですが、サードパーティーのバックブザーを取り付けようとお考えの方にとってもこの製品は検討対象かと考えます（値段は5～6倍ですが(^^ゞ）。

　左フラッシャーに連動して「ピロピロピローン　左へ曲がります　ご注意ください（以下繰り返し）」
　バックランプに連動して「車が動きます　ご注意ください　ピーッピーッピー　」「バックします　ご注意ください　　ピーッピーッピー（以下繰り返し）」と女性(ﾟ∀ﾟ　)の音声による警告を発してくれます。現在の製品は非常に明瞭な発音なので聞いている人が(・・？となることはないでしょう。
　なお、念のために付け加えますが、「ピロピロピローン」や「ピーッピーッピー」は電子音（本表記は説明書に拠る）でして、お姉さんが擬音を喋る訳では有りません。誤解なきように願います。

　賢いことにハザードを使用した場合には沈黙を守ります(ﾉﾟοﾟ)ﾉ　ｵｵｫｫｫ-。因みに後退と左折が同時に発生した場合は後退警報が発声されます。

　また、夜間（ランプ点灯時）は騒音被害を防ぐため、左折警報は静音化、後退警報は消音化されます(*´∀｀*)。後退警報が消えてしまうのは痛し痒しかもしれませんが…。

　左折警報のみの使用、後退警報のみの使用も、配線によって可能です(ﾟ∀ﾟ　)（というか配線を繋がなければ良し(^^♪）。

　オプションのスピードセンサーを使用すると、左折時の発声パターンが変化し、一旦動いたあとは「「ピロピロピローン」のみ、40Km/h以上になると消音化されます。但し、スピードセンサーはスピードメータセンサー部に取り付けますので、JIS　D5602に適合（軸φ5mm　キーを含めたφ6.2mm　キーの厚さ1.5mm）している必要が有ります。昨今はミッションケースからスピード信号を取り出していない車両も多いですから本オプションの導入にあたっては注意が必要です（拙者は装着していません）。
　また、もう１つスピーカユニットを増設することも可能です。念には念を入れたい細心な方にはお勧めです。かなり騒々しくなるでせう。

　消費電力は計測していませんが、電源には5Aのヒューズが入っています。これとGND線以外は、作動電力ではなく信号を取り出すだけなので大した負荷では無いと考えられます。拙者の環境ではフッラッシャーの点灯回数が変化したりバックランプの照度が変化したりヒューズが切れるという事案は発生しておりません。
　なお、GND線をアーシングラインに接続した場合、音が劇的に改善されるかどうかは判りません(・・？（多分、変わりません(＾_＾;)。）。

必要な配線は、
　　作動電源ライン（IG　ON回路に接続）
　　LHフラッシャーランプライン
　　バックランプライン
　　ランプライン（通常はスモール（テール）ランプでせう）
　　GNDライン(取り付け部に共締可）
　　あと、言われてみればナルホドですが、RHフラッシャーラインも必要です。これを繋がないと、ハザード使用時に「左に曲がります」を連呼し続けることになります。

　IG　ONライン以外は車両後方に纏まっていると言ってよいでしょう。取り出しには悩まないで済むかと存じます。
　
　IG　ONラインに関しては…、怖いのですが電動燃料ポンプ線から取れるかもしれません…。でもやっぱり怖いなぁ…。RRやMR（←いずれも自動車の車種に非ず！）なら悩まないで済みそうですが…(TдT)

　周辺環境に配慮する時とか、(/ω＼)ﾊｽﾞｶｼｰｨ時という様な、本製品を使用したくない時も有りますので、お勧めは、少々手間はかかりますが、運転席近傍からIG　ON線を取り出し、中間にSWを入れてから本体へ供給する方式です。
　拙者の場合、オートライト装着車ということも有り、ランプ点灯時にも後退警報を発声したい場合があったので、もう一つSWを導入してランプラインからの信号もON　OFFできるようにしておきました。

　難点としては、元々が大型車向けということもあってか、諸元にも有るように、通常のバックブザーに比べ大きい上にかなり重たいです。安直な取り付け方をすると走行中の振動で落下する可能性大です。
　何といってもメーカー推奨取付螺子はM10（８T）←14mmのレンチ2本が必要ですヮ(ﾟдﾟ)ォ!…という、足回りにでも使うような太いものです。バンパー裏に両面テープで固定という訳には行きません。

　車種によっては、配線は確保できても本体の取り付け位置や方法に大いに悩む(´ﾍ｀；)ｳｰﾑ…事になる可能性も有ります（拙者は当初、諦めようかと思いました…）。

　なお、実売価格は\8K～\11K程度のようです。また、オークションなどではかなり安く入手可能な場合も有るようです。
　中古品を導入する際は、配線図が無いと困るかと思います（ネット上に転がっているようですが(^-^；)）。また、ヤワなステーでは頼りないですし、本体とハーネスを接続するコネクターは防水仕様になっています。付属品等にも気を配ってください。
　
　　
主要諸元

メーカー
　株式会社　デンソー（旧日本電装）
部品番号
　068900－392
（068900－3920と同一品。メーカーに確認したところ管理上の都合により部品番号のみ変更との事）
寸法
　φ94mm×77.5mm　ただしブラケット込み約150mm×80mm程度
本体重量
　500g＋α
作動電圧
　DC12V/24V兼用（DC11V～DC32V可能。余程の旧車以外対応かと…。但し+アース車は工夫が必要(;>_<;)）
昼間音圧レベル　85±10db（A）　at　1.5m
夜間音圧レベル　75±10db（A）　at　1.5m　
　　　　　　　　　　　　　　　↑意味は調べてね(^-^；)。
　昼間音圧レベルですと窓を締め切った状態で高速道路を走行しても車内から聞こえる程度でしょうか…。
使用温度　-30℃～80℃
保存温度　-40℃～85℃
　↑まあ日本国内なら温度問題で壊れることは無いでしょう。但し排気管周辺への取り付けは避けたほうが良いと思われます。

付属品
　L型ブラケット（部品番号　06852-100）　×　1
　↑厚みのある非常にがっちりした板ですので素人では頑張っても穴を若干広げられる程度かと…
　ワイヤーハーネス　×　1　電源ラインに管ヒューズホルダー＆5Aヒューズ付き
　ボルト＆ナット、M10（二面角14mm）8T　×　2
　バンドクランプ　×　5
　タップ端子（エレクトロタップ）　×　5
　コーションプレート（運転席内に貼付する注意喚起ステッカー。名刺半分程度の大きさ。貼付しなくても何の問題も有りません。）　×　1
　取付・取扱説明書　×　1（全24頁総白黒。結線的な問題はこれを読めばまず大丈夫かと…）
　※拙者の購入店の場合は1年間の品質保証書
　　
メーカー推奨ショートパーツ　
　コルゲートチューブ　φ10mm～12mm相当
　ハーネス　芯線面積　0.5mm　**　2　以上（但し、元々大型車向けということも有り、付属のハーネスがかなり長いので、通常の取り付け方法ならまず間に合うかと思います。）。



個人的に有った方が良いと思うもの。
　自己融着テープ、ビニールテープ、コーキング剤（シリコンシーラント等。室内引き込み部の防水に使用。）、拙者のようなエレクトロタップ嫌いなら擬宝珠端子等、錆止めペイント（タッチアップサイズで充分）、配線固定金具等、配線チューブ。
　配線方法によっては（as　necessary)、SW、ヒューズホルダー＆ヒューズ、メーカー推奨値を満たすハーネス、熱収縮チューブ、etc.


必要工具

　最低限度
　14mmを回せるスパナorレンチ　×　2（本体とブラケットを固定する際、雄螺子と雌螺子共に回り留めが必要なため）、プライヤー、ヤスリもしくはマイナスドラーバー、配線図がなければ検電ドライバー　or　テスター

　出来れば…
　ニッパーもしくは電工ペンチ（擬宝珠端子等使用なら必須）
こだわる方は
　半田セット
　


　なお、本製品を警笛として使用すると保安基準適合外になります。「ご注意下さい。(｀・ω・´)」


※動画はYouTubeから借用しました。拙者のシロ3号ではありません。また権利等の問題がある場合は削除いたしますのでご通知下さい<m(_K_)m>

関連情報URL：http://www.denso.co.jp/ja/products/aftermarket/accessories/voicealarm/index.html

関連動画：http://www.youtube.com/watch?v=NTbsKNbnGqs&feature=related