
9日に愛車が退院してきて間もなく、主が12日に緊急入院する羽目になりました。
12日の夜、食後テレビを見ていたとろ、フワット軽い眩暈がしてあれ?なんだろうと思っているうちに収まり、あ~大丈夫かなと思っていたら次にまた眩暈がしたと思ったら急に吐き気がしたのです。
トイレに駆け込もうとして立ち上がった途端、今まで経験したことが無い事態が起きました。
何と天井と壁が左回転するんです。それもぐるぐると大回転です。眩暈と眼球の奥の痛みと、頭痛と吐き気で立てなくなり這ってとにかくトイレまで何とか辿り着きました。
その後は言うまでも無く胃の中が空っぽになる位戻してそのままトイレでダウンです。
その後はあまり覚えていないのですが救急車の中で更に戻して、病院に着きました。
微かに生年月日とか名前を聞かれたような気がしますが、とにかく頭痛と吐き気に悩まされ続けました。
何と後から聞いた話ですが、その日は救急患者が多くて私が11人目だったようです。
急に気温が下がったが原因のようです。
緊急の薬剤が入った点滴をしながら待つこと3時間、生命の危険が有る人から優先で苦しい状態で固いベットで3時間ひたすら待たされました。
l救急車なるもの初めて乗ったのですが、乗り心地が悪いのには驚きました。
病人搬送なのにもっと乗り心地良く何故作っていないのでしょうか?
セルシオの様なとは言いませんが、路面の凸凹はそのまま真面目に拾ってくれます。それとストレッチャーの車輪も固くて頭に響くんです。その度に吐き気がする
のです。
3時間後やっと経過観察室移され朝まで苦しみと格闘です。時計も外されているので時刻が全く分かりません。朝になっても回りは以前グルグル回っています。
吐き気がするので目を開けられないのです。
病院の中の移動もとても辛くて参りました。ベットの車輪も固くてこれまた床の凸凹を全て拾ってくれます。さらに参ったのは狭いところを移動するので直角に曲がるのですが、急に回転するので吐き気がまた襲ってきます。
救急車、ストレッチャー、搬送用ベットなどもっともっと改善の余地が有る様に思いました。健常者が設計している為でしょうか。もっと具合の悪い人の身になって機器の設計をして欲しいなと思いました。
廊下とエレベータの入り口も結構頭に響きますね。段差も隙間も無いように思いますがやはり弱者にはキツイです。
苦しさと格闘しているうちに窓が明るくなって来て、今自分がどんなところに居るのかやっとに理解できました。
血圧と体温を測る為に看護師が来たので時刻を聞いたら6時でした。
病院という所はとにかく時間の進みが遅いです。
看護師と患者の話を聞いていると次第に部屋の様子が分かってきます。
4人部屋で、私が一番奥の窓際です。向かいの2人はどうも脳梗塞の様です。
私の隣はかなりの高齢の方で看護師さんが採血するのに血管が無いという事で大騒ぎになっていました。結局足の血管から採血という事ですが、こういう生々しい会話が全部聞こえるのです。
脳梗塞の患者さんも血管が出なくて手の甲から採血したようです。これは痛いようです。
そんな時間を過ごしているうちにトイレに行きたくなり、立ち上がろうとしたのですがとても立てません。車いすを用意してくれたのですが、ベットから車いすに乗り移れないのです。
じゃ、尿器(つまり尿瓶ですね)にしましょうという事で、初めての経験で寝ながら用を足しました。
目を開けると吐き気に襲われるので殆ど目を閉じていましたが、時間の経つのが遅い事、本当に病院の時間の進みは遅いですね。
朝食が出たのですが丁度8時でした。まだ2時間しか経っていない、これからどれだけこの状態が続くのかと思うと恐ろしくなりました。
目が回り、吐き気あって朝食はパスでした。
やっと看護師が来て、今日は耳鼻科の先生に診てもらってそれから今後の対応を相談しましょうという事で少し事態が前進した気がしました。
やっと4時間経ち昼食の時間です。この頃になってようやく壁や天井が回らなくなりました。がやはり吐き気は収まりません。
昼食で食べられたのは、お茶、とろろ、バナナだけでした。
相変わらず点滴は付けたままです。午後になってようやく耳鼻科の先生が来てくれました。頭痛、吐き気は続いていますが、特殊なゴーグルのような機材を取り付けられて検査した結果眩暈の原因は無くなっているというのです。
原因は無くなっているけれど、どうして今回の症状が出たかははっきり分からないんだそうです。
からくりは耳石が有る変な動きをした為に、脳がパニックになったと言う事ですが、じゃあどうして耳石が変なところに移動したのかは分からないと言われてすっきりしないのですが。
想定されるのは、ストレス、寝不足、疲労が引き金になることが多いので気を付けろと言う事でした。
まあ~全く心あたりがない訳でもないので今後は以上3点は気を付けなければと思います。
原因が取れているなら帰りたいと言ったところ、まだ症状が残っているからもう少し入院していた方がと言うのですが、もうこんな所には居たくないと再度言ってみたら
「それなら条件付きですよ」と退院許可が出ました。
薬を貰って、自宅静養という事で今週は会社を休んでしまいました。
しかし恐ろしい事が起きるんですね。たまたま自宅に居たから良かったのですが、これが通勤途上だったらと思うと恐怖ですね。
回りの人には迷惑をかけるし、ひょっとすると乗客の洋服などにも迷惑が掛かったかもしれません。とにかく自分では何もできないんですから!!
ストレスには気を付けましょう。自分は意識は無くても脳はしっかりダメージを受けていると言うから恐ろしいです。
先日NHKの番組で脳のストレスについて放送していましたが最近解明されてきたという事です。
慢性腰痛患者が急増しているのですが、そのうち90%は原因が無くなっていても、痛みを感ずるというのです。
脳には痛みを感ずる所と、痛みはもう無いよと痛みを解放するところが有って、脳がストレスを受け続けると痛み解放する指示が出来なくなるという事が最近分かったそうです。脳の誤動作の原因がストレスだというのです。
今日やっとパソコンに向かう気力が出てきました。
ストレスは貯めないで発散しましょう。