ステアリング/テレスコーピックモーター交換その後

先日、ステアリングのテレスコーピックモーターを交換したのですが、不良となっていたモーターを分解しました。
モーター軸が固くて回らないのでこれが原因かと素人考えで分解したのですが、もともとこのモーターの軸は手では回せないものの様です。
みん友の　SPECIAL　KAZUさんから教えて頂いたのですが、新品でも手では回せ無い様です。

分解したのですが、ここまで分解するとモーター軸は軽く回ります。
従ってローターの部分は問題は無かった様です。

ローター部に問題が無ければステーター部かな？と思い分解したのですが、ネット上では基板の部分が黒く汚れているからこの汚れを清掃して直ったという情報がありました。

しかし交換したモーターの汚れは全く無く、綺麗でした。そこで基板を外して調べることに！

基板を外しました。
基板には茶色と黒色のコネクターが付いています。
黒色のコネクターがモーターのステイターに接続されており接触が不安定でした。（フレキシブル基板で接続）
半田鏝で半田を溶かして改めて半田付けをやり直しておきました。

序に外線用コネクタ（茶色）も半田付けをやり直して置きました。

モーターECUを使って動作確認をしようと思ったのですが、これを動作させるには多重通信を介して信号を送受しているので、環境が整えらtれません。

テレスコーピックモーターとチルトモーターはモーター部は共通なので、テレスコーピックモーター回路に接続して見ます。

ステアリングのカバーを外してチルトモーターのコネクターを外します。

チルトモーターの外線側のコネクターです。
テレスコーピックモーターの茶色のコネクターに接続してモータースイッチを上下に操作すると、なんとモーターは復活していました。

ただ惜しいかな所々でキーという擦れる音が出ていました。ローターの組み付けが拙い様です。
ローターを安易に分解するのは気を付けた方が良さそうです。
スナップリングの取り付けは結構大変です。機構的にバランスよく取り付けないと異音が出ます。

今回は何処が原因か知りたかったので、ま～これで良しとします。
ローターは分解しない方が良いです。

基板の汚れ、基板のコネクターの半田付け劣化などを点検すればモーター不良は解決すると思います。

くれぐれもモーター軸は手で回すことは出来ませんのでご注意を！！

このローター軸のスナップリングは取り付けに相当力が要ります。