
新潟ツーリング 初日。
今日は「上越市」方面へ向かう。
「上越市」は、「高田市」と「直江津市」が合併して成立したらしい。
首都高から外環、関越道と進み、藤岡JCTから上信越道に入り、「上越高田IC」で下車。
「高田城(上越市本城)」に行く。
この城は徳川家康の6男「松平忠輝」の居城として天下普請によって築城された。「天下普請」とは江戸幕府が全国の大名に命じてやらせる築城や築殿、河川工事などの、土木工事や河川工事の事だ。
高田城の築城の総監督は松平忠輝の舅の「伊達政宗」で、関ヶ原で負けて米沢に減封になった「上杉景勝」と家老「直江兼続」も奉行として参加し、16年ぶりに越後の地を踏んだそうだ。
現在は「三重櫓」が再建されているが、公園として整備されている。
お堀の大半は蓮に覆われていて夏の開花時期には「上越はすまつり」が催される。桜の名所で春には日本三大夜桜の一つ「高田公園の夜桜」が有名そうだ。
高田から直江津に向かう。
直江津の「冨寿し」にランチを食べに行く。
冨寿しは上越市に数店舗(県外にも数店舗)あり、「廻鮮冨寿し」と言う回転寿司もある。
ここは改築されたようで広くてキレイ。駐車場も広いので団体や宴会、祝事、法事などにはオススメだろう。

店前に「謙信公 馬上杯」と書いたのぼりがあった。謙信公の「馬上杯」とは、馬に乗りながらお酒が飲めるようにと、謙信公が特別に作らせた杯である。バイクで言ったらドリンクホルダーみたいなものかも。
店前でちょうどお祭りをしていた。いまでは「上越まつり」と言うそうだが、直江津地区では平安時代から続く「直江津祇園祭」と呼ばれる祭りで、多くの屋台(山車)が練り歩くそうだ。
平安時代=平安京=京都=祇園祭、と言う流れなのだろうか。
直江兼続の実父「
樋口惣右衛門兼豊」の居城「直峰城(のうみねじょう)跡」に行く。(上越市安塚区安塚)
この城は、三国街道を眼下に望み古くから戦略上重要な位置を占めていたそうで、上杉謙信公の居城「春日山城」から三国峠を経て関東へ抜ける最短路だそうだ。
謙信公の関東遠征の際はここが1泊目の宿泊地だったそうだ。
通称「千年杉」と言われる「虫川の大杉」を見に行く。(上越市浦川原区虫川)
樹齢が1200年ほどらしく、国の天然記念物にも指定されている。高さ30m、目通り(樹木の周長)約10mもあるらしい。
夏の暑さや落雷、冬の寒さや風雪に1200年も耐えた杉の木は、ところどころ修復の後はあるが、時の流れと、力強い生命力を感じる。
ここの近くに「ほくほく線」の「虫川大杉」と言う駅がある。「ほくほく線」は魚沼市の六日町から、十日町を経由して上越市の犀潟を結ぶローカル線で、珍しい黒字路線だそうだ。
宿泊は春日山からほど近い「上越サンプラザホテル」(
上越市新光町)
ここは、上越市の中心部で市役所などが近いからビジネスユースにオススメかも。
また、サウナと水風呂を完備した大浴場「春日野湯」がある。そんなに大きくないし、露天風呂もないが、庭が見えて明るい光が差し込むので気持ちが良い。
ホテルから春日山城が見える。
ひとっ風呂浴びてから飲みに出かける。
直江津駅からほど近い、海の幸味どころ「軍ちゃん」に行く。(上越市西本町)
ここは
糸魚川市の「能生漁港」から直接仕入れた豊富で新鮮な海の幸で人気のお店。毎回、直前に予約してから行くようにしている。
お魚は関東では馴染みのない地魚も多いので、刺し盛りには、魚の名前を書いたメモを一緒にくれる。
ビールは地ビール「八海山泉ビール」なるものがあったので、最初の中生の後はこの地ビールの
ヴァイツェンとアルトを飲んでみる。
日本全国、色んな所で魚を食べたが、個人的な感想では日本海側が一番美味しいように感じる。素材の良さだけではなく、色んな種類の魚を、それに合った調理法で頂ける。
カルパッチョやパスタ、寿司、天丼などメニューも豊富なので家族連れなどでも楽しめると思う。

「岩ガキ」と、コリコリの「名産岩もずく酢」を頂く。

当然、米どころ新潟は日本酒が激旨なので、普段、日本酒を飲まない自分でも新潟に来るとたらふく飲んでしまう。
軍ちゃんには「越後地酒飲み比べセット」と言うのがあり、「吟醸」「越州」「くびきの」の3セットの中から選んで飲み比べる事が出来る。(これで飲みが進んでしまう)
ご機嫌になったところで軍ちゃんを後にし締めのラーメン屋を探す事に。(これが体にイケナイのだが・・・)
軍ちゃんからほど近い「麺屋 しまみち」に寄りラーメンと餃子を食べる。
鶏ガラと煮干しの香りがするあっさり味。餃子は野菜多め。
ここは地元の人が多く、ラーメン屋というより居酒屋さんのようだった。
続いて、またまた近くの
「味処 大勝 (だいかつ)」に行く。ここは焼き鳥屋さんだがラーメンがあるとの事。
オススメは、もちろん焼き鳥の他にも、牛スジ煮込み(カレー風味)や馬刺しなどあるそうだ。

ラーメンの種類も多かったが、自分はさすがにお腹がいっぱいだったので少しのつまみ(栃尾のジャンボあぶら揚げなど)とビールを飲む。お酒の種類はそんなに多くない模様。
越後の方言の番付表が貼ってあり、愛想の良いママと常連さんらしき人と談笑。
その間に、ツレはラーメンをたいらげる。。。
ハシゴや締めにはうってつけのお店だ。今度はもう少し小腹を減らしてから来ようと思う。

酔い覚まし?に、いつものパターンで駅を散策。
寝台特急?が見える。
個人的には終わり間際の閑散とした駅が、お疲れさん感があって好きだ。

ツレは電車と銅像とのぼりが好きだ。

駅の山側は区画整理されているようで、閑散としてるが銅像や昔の車輪?など様々なオブジェが建ち並んでいた。
ホテルに到着。大浴場ののぼりがあったので撮影。

お風呂に入って就寝。
