
太平洋と日本海を桜でつなごうと私費で桜を植え続けた佐藤良二さんの足跡をたどって旅をしてみました。名古屋に植えた最初の1本と兼六園に植えた2000本目しか見ていませんので、全くの中抜けです。いいんです、始め良ければ終わり良しですから。
出発は4月6日で名古屋に向かいました。

途中平谷村のひまわり市場に寄ってみました。まだ野菜の季節ではないので、商品も少なめです。

名古屋の複雑な環状線を乗り継いでJR東海バス名古屋支店で1号さくらにご対面。
昭和41年に植えられた1号さくらです。

良二さんは、荘川桜の種から苗木を育て植樹しました。辛くもダムに水没することを免れた荘川桜がさくら道取り組みの契機となっています。

良二さんの顕彰碑がありました。
「この地球上に天の川のような美しい花の星座を作りたい。花を見る心が一つになって人々が仲良く暮らせるように」

関ケ原は昔から天下分け目の戦いの舞台となりました。
遠くは壬申の乱、南北朝では青野原の戦い、戦国時代末期の関ケ原の戦いです。
一度現地を見てみたかったんです。石田三成が陣を敷いた笹尾山から見た関ケ原です。布陣から考えると大阪方が負けるはずないんですけど、やっぱ人ですかね。作戦だけでは語れない何かが、戦いには潜んでいます。

勝敗を分けた決戦地

この直売所には浅井3姉妹の道の駅?という名前がついていたような。
淀君は豊臣秀吉の奥方様ですが、父の浅井長政は信長と秀吉に滅ぼされています。

賤ケ岳登り口で写した琵琶湖とUBS55
琵琶湖の西岸は賑やかですが、東岸は比較的静かです。

敦賀にある気比神社の旗揚松。神官大宮司気比氏治が新田義貞の要請により南朝方として立つことを決意し、戦勝の旗を掲げた松です。初代は落雷で枯れ死し2代目になります。根元の小屋に初代の根っこが展示されていました。

金ヶ崎神社は桜に包まれています。

金ヶ崎城址から敦賀湾

6日は敦賀のホテルに宿泊。6時ちょうどにご来光。

朝一で下長谷の洞窟に向かいます。途中で見かけた北前船のレプリカ。
道を挟んで反対側に北前船主右近家の館がありました。

これが下長谷洞窟です。金ヶ崎城の攻防戦で敗れた恒良親王が潜んだ洞窟です。
今回の旅の主目的の一つです。

恒良親王が矢じりで掘ったという文字。延元2年3月云々と続きます。恒良親王は後醍醐天皇から譲位され北陸に赴きましたが、授かった3種の神器は偽物でした。洞窟に潜んでいるところを北朝方に見つけられ、京都で尊氏に毒殺されてしまいます。お墓の場所は不明です。

洞窟内部から見たUBS55。
注連縄に飾られたご神体は、ビッグホーンスペシャルエディションbyロータス

一乗谷の朝倉館跡

永平寺は道元が開いた曹洞宗の御寺

丸岡城址
天守閣が桜の花に浮かぶように見えることから霞ヶ城とも呼ばれています。

人柱になったお静の慰霊碑

昼食は横浜家系のラーメン店で摂りました。
ここに決めたのは、kawasaki Z1Rが停まっていたから。昔から好きだったんだよなー。

夜は津幡の焼き肉店タルランで。娘が松本から転居したので現地確認。
タンの厚切りは絶品です。

ホテルは金沢市内に取りました。兼六園まで4㎞の距離。
最後の佐藤さくらがどこにあるかわからないため、歩いて探すことにしました。
車はチェックアウトの10時までホテルの駐車場に置きっぱです。
妻は足が痛いだの文句タラタラ。たまには散歩もいいんだけどなぁ。

途中の西茶屋。6時30分にホテルを出ましたので、人影も疎らです。江戸時代の街並みを独り占め。これだけでも得した気分。

ありました。2000本目の佐藤さくら。21世紀美術館と道を挟んで反対側です。

良二さんは47歳の若さで亡くなっているので、この桜は遺志を継いだ人によって植えられました。太平洋と日本海をつなぐ桜の天の川。
さくら道国際ネイチャーランも今年で最後だそうです。運営スタッフの高齢化が原因とのこと。イベントも始めた時の熱意が少しづつ薄れ、スタッフの減少と共に消えていく。新たな担い手の下また復活することを祈っています。

安房峠の手前にある上宝道の駅。旅も終了間際で雨になりました。

UBS55も33歳になりましす。冷却水の漏れ対策にクーラントを持参、さらに2度ほどMTクラッチが抜けた経験から、ブレーキフルードとレリーズシリンダーをアッシーで持参しました。
使わないですんだことを感謝しています。
2.8L直噴インタークーラーディーゼルターボの燃費も相変わらずの14㎞/Lですので、調子もまあまあかなと思っています。
携帯でハイドラを利用してみましたが、併せてナビを作動させるとログが記録されないみたいです。車にもナビはありますが情報が古いため携帯(androido)も併用しました。ハイドラを起動させているときは、ナビを使わない方がいいかもしれません。
今回道の駅に停めるとわざわざ車を見に来くる人がいました。
私はそれを遠くから眺めて、人が居なくなってから車に戻りました。
根が恥ずかしがり屋なので、勘弁してください。今度から話しかけるようにしますね。
Posted at 2024/04/15 20:03:40 | |
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