ノッキングによるタイミングベルト点検調整

新車時より登坂路でノッキングが発生していたのでディーラーへ問診依頼するもテスターチェックくらいしか出来ないレベルなので、自分でチェックしました。

①まず助手席側リアタイヤを外します。

②ヘッドカバーを外します。
※この頃ホンダエンジンはタイミングベルトカバー外す際はヘッドカバーを外す必要があります。

③アクセサリーベルト(ファンベルト)カバーを外します。

③カムプーリーの上死点を合わせます。
※カムシャフトのキーが上部にあり、シリンダーヘッド端面とカムプーリーの切欠きが合う位置。
逆回転エンジンなので反時計回りです。

④クランクプーリーで上死点を合わせる目安としてはベルトカバーのマークとプーリーの切欠きを見ながら回してください。

⑤クランクプーリーを外し、タイミングベルトカバーを外します。
点検したところ、半コマずれていましたので組み直します。

⑥下側のタイミングベルトカバーだけを取付て、クランクプーリーを取付ます。
※クランクプーリーボルト締付けトルク順序(HA8.9からこの数値)
❶29N.mで締付けた後。
❷60°で角度締付ける。

その後、テンショナーボルトを1回転一旦緩め再度締付後、5〜6回反時計回りに回してベルトを馴染ませて再び上死点に合わせテンショナーボルトを1回転一旦緩め再度締付けます。

⑦上死点からカムプーリー5山回した所でテンショナーボルトを1回転一旦緩め再度締付けて張り調整は完了です。
※締付けトルク44N.m
最後にヘッドカバー、残りの各種カバーを取付けて完成です。

調整後はとても軽く回るようになり、ノッキング症状も無くなりました。