ECU交換

　高負荷走行後、空燃比異常でエンジンチェックが点灯しました。
　2年落ち6000kmの中古を購入後の２ヶ月間で２度ほど点灯しました。
　１度目は、外気温２８℃、高速道路走行中
　２度目は、外気温１８℃、ジムカーナ競技中
　いずれもスポーツモード走行時、負荷運転後、ハンチングが起き、そのままチェック点灯

　エンジンチェックが入ると、速度抑制制御はないので、普通には走れますが、モードチェンジが使えなくなるので、エコ走行も、最大パワー走行もできなくなります。
　異常がない状態で時間が経てばチェックランプが消え、モードチェンジが可能となりますが、ＥＣＵ内にエラーログがあるうちは、学習機能が抑制されるので、軽快感が損なわれます。
　また、エラーログが複数溜まると、チェックが点灯しっぱなしになるので、ディーラー等でＥＣＵにアクセスしてログを消す必要があります。機器なしてリセットできる裏技は存在しません。

　モータースポーツ参加を前提に購入したため、頻繁にエラーが出ては困るということで、ホンダディーラーから無限に対応措置を依頼し、その結果、対策としてＥＣＵの交換を行うこととなりました。
　改善点の詳細は不明ですが、データの書き換えではなく交換ということから学習領域まで踏み込んだ大幅な仕様変更なのかなとは想像がつきます。

　自分がディーラーに依頼してから無限が対応を決めるまで２週間。
　その後、無限からＥＣＵが届くまで１ヶ月。
　取付は３時間。
　ＥＣＵ交換ということで、イモビライザーの再設定の他、その作業に伴う各作動確認のため、時間がかかります。本来は大事を取って１日入院といったところでしょう。

　交換後ですが、別の車になりました。
　一応チューニング車なので、専用のＥＣＵが搭載されていましたが、社外品ですか？とツッコみを入れたくなるような本物のチューニングＥＣＵに変わったという印象です。
　全域で軽快。アクセルのつきも俊敏。レッドゾーンまでヒュンヒュン回るようになりました。
　エキゾーストノートも音圧が下がって静かになり、音質も軽快になりました。
　冷間時のギクシャクも影を潜め、燃費も良くなって、いいことずくめ。
　エンジンをかける瞬間からワクワクな車になりました。

　前オーナー所有時には、エンジンチェックが入るトラブルはなかったらしいのですが、このＥＣＵ交換、本来は全車対応の積極的な改善措置でも良いと感じます。
　いろいろな大人の事情も察することはできますが、対処要請のみに対応とする消極的な無限の姿勢には、なんとも残念な限り。

　これから中古も出回ると思いますが、ＥＣＵ交換履歴は要チェック事項でしょう。