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2012年08月28日 イイね!

西日本周遊ドライブレポ4 別府〜洲本〜自宅

8/15(水) day 7
朝起きて午前中限定で精一杯別府温泉を堪能しようと竹瓦温泉に向かう。海のそばにある伝統ある公衆浴場だ。そのついでに朝食を済まそうと思っていたが、温泉までの約15分ほど、どこも朝食を食べられそうなところは開いていない。海沿いのファミレスでさえ朝9時からだった。
仕方なく温泉に向かう。道後温泉のアレを小さくした感じ?(道後温泉行ったことないので)雰囲気はさすがに良い。こうちゃんと男湯に入ると先客が2名。6時から開いているにしてはこんなものか。
風呂は本当に古い造りで、壁に蛇口とか気の利いたものは一切無い。鏡が2枚貼ってあるだけで、体を洗いたいなら浴槽のそばでお好きにというスタイル。
湯温はすこし高め。ちょっと2才の子どもが入れる温度ではなかったので、縁に座って足湯的な浸かり方をしていたら、こうちゃんの悪戯心が爆発し、気がつくと、ハゲじいさんの頭に洗面器をカポっとかぶせて大笑いしていた。
「すすすいません〜〜!!!」
あわててこうちゃんを制して平謝り。
「いいよいいよ〜 ぼく温泉好きなの〜」と気に留めず笑うハゲ。地元のヤクザとかじゃなくてよかった。





期せずして半身浴的な温泉になったため、体がポッカポカで全然汗が引かず、しばらく広間部分でくつろいでいた。9時から始まる砂むし目当ての観光客が数人やってきた。もう砂むしをやっている時間はないので、温泉を退散。ゴミゴミした路地をホテルに戻っていくと、温泉客相手のキャバクラや風俗がけっこうたくさん並んでいた。なるほどいかにも古い温泉地らしい。指宿にもこういう一面はあったのだろうか。

ホテルで腕時計を温泉に忘れたことに気づき、あとで取りに寄ることにして、まずは朝食でさっきみた海沿いのファミレスに向かった。同じような家族連れがまっていたかのように開店直後のファミレスに大勢いた。

ところで九州の温泉地や観光地はどこも中国人韓国人が半分以上なことに驚いた。いまや彼らがメインの客なのかもしれない。

温泉で腕時計を回収し、地獄めぐりに向かった。

強烈な日差しと熱気にあてられて地獄巡りはすごいことになっていた。おまけに観光客の半数以上は中国人。ライラライラとアリスのチャンピオンばりにせわしなく行き交う、小金もってそうな中国人たちがキヤノンやニコンのどでかい一眼レフをあちこち構えてバシャバシャ写真を撮りまくっている。



3つほどの地獄を見て時間切れ。臼杵の港から船に乗らねばならない。さっさと高速にのって別府をあとにした。

途中、こうちゃんが腹を減らさないように、パンとバナナを仕入れようと地元のスーパーに寄った。出口でやり過ごそうとみていたクルマが、思いの外スピードが遅く、先に出られるかなと思い、アクセルを踏んだとき、嫌な音が左後ろから聞こえてきた。

ガッ! ザザザ・・ ガッコン!!!

・・・・完全に擦ってる音じゃん。いまの完全に擦ったんじゃん・・・・
こんな交通量の少ないところで、こんな当て方をするなんて、普段じゃあり得ないミスだが、やっぱり疲れが溜まっていたのか、今考えても妙な距離感、操作感だった気がする。
その通り、左後方のドアから少し、ザリザリと擦っていた。



(ああああ、あと一日というところでやっちまったか・・・・)

もう考えないようにして、こうちゃん用のバナナを1本囓りながら12時丁度に港についた。乗車の手続きで並んでいると、クルマの乗船手続きに車検証が要るなんて聞いてないとごねるおっさんが1人いた。車検証クルマにおいてない人っているんだなと横目で手続きを済ませ、車内で乗船を待った。



12時半、定刻通り出港。2時間半の船旅なのでけっこう休めるなと思っていたら2等客室は満席。これで休息できるだろうかと不安になるが、出港したあとはなぜかぽつぽつと空間が空き、横になることができた。
佐田岬がみえてからデッキに出てみると、ものすごい日差しは相変わらずで海風と汗でベタベタになった。
「うみだ〜〜〜」(池も湖も全部「うみ」)
と驚喜するこうちゃんだったが、風の強さにあふあふと慌てふためいていた。



臼杵の港を降りたのはちょうど15時。夕日を背に東へ向かうことになった。一度走った松山自動車道の一車線走行だが、勝手が分かっているぶん多少は気楽だった。クルコンを設定してのんびり走る。

途中で日が暮れ、四国を出るのは辛いなということになり、淡路島のどこかで一泊を決める。PAで休憩がてらホテルを探す。iPadで宿を探すのもなんか慣れたもんです。そこで見つけたのが淡路プリンスホテル。名前からして品川プリンスホテルばりの豪華なでかいホテルを想像する。場所も海沿いだし。それが罠だとも知らず。
電話をかけると空いて御座いますとのこと。こりゃよかったとナビに登録して、洲本ICを目指す。

ホテルに着いたのは21時半。・・・あれ、これプリンスホテル?
そこに建っていたのは、まったくもってビジネスホテル然とした四角い建物。ネーミング気張りすぎ。とはいえ一晩の宿をいただければ結構。
そんなホテルだったが、我々と似たような飛び込み客が何家族かいて、フロント受付が軽く混雑するという妙な光景になっていた。きっと彼らも名前に引かれてやってきたのだろう。

粛々と宿帳に記入してツインベッドに身を投げ出す。一見バーテンのようなフロントの親父が目の前のスーパーが22時半くらいまでやってると言われて出てみたが、22時閉店とのことで、その隣のコンビニで缶ビールを買い込む。その駐車場でグレーのシトロエンのC4が駐まっていた。シトロエンなんてそんなに見ないので仲間意識たっぷり。

ホコリの積もったエアコンを気にしつつ眠りに落ちる。


8/16(木) 最終日
朝起きるとビールも飲みかけのまま。350ml飲むまもなく寝たらしい。

さあとうとう旅も終わり。最終日のロングドライブ。朝焼けの洲本港を横目に再び高速道路に乗る。



朝食は淡路SA。淡路大橋と海を見ながらモーニングセットを食べる。今日もこうちゃんは朝から食欲旺盛。無茶かなと思いながら出た旅だったけど、小さな体でよく頑張ってくれたもんだ。
ウエイトレスの女の子がハキハキしていたとても好印象だった。関西弁が心地良い。


淡路SAのレストランからみた港町


淡路大橋

淡路大橋を渡って神戸大阪を抜けてなんとか午前中に名古屋を抜けたい。復路はナビが交通状況を勘案したのか、名神高速を選択してきた。おかげで特に渋滞もなく、無事名古屋を抜け中央道に乗れた。内津峠あたりで眠気がピークになり、しばらく仮眠することに決定。妻と子はSAにあったアスレチックで遊んでいた。


内津峠SAにあった木製の遊び場

気力快復、クルマも少なくとても快適なペースでどんどん東へ走る。気をつけないと日本警察機構の構成員に呼び止められそうなくらいだ。諏訪SAまで何もなく過ぎ、しばらく休憩。ここまでくると日常的に山梨エリアを徘徊している身としては非常に身近で、帰ってきたなという気持ちになる。
途中であらわれて先導してくださったパトカーに、こうちゃんが大反応。
「トミカ! トミカ!!」
トミカだねえ〜〜と両親。

渋滞情報をみると案の所、小仏あたりで渋滞。晩飯時に帰れたらいいという気持ちでのんびり走る。長旅で重要なのは急がないことだ。方角さえ合っていれば絶対に着くくらいの気持ちでいくのがいい。余裕をもっていろいろ楽しめる。もちろんそうとばかり言ってられないときもあるが、基本的にそういうスタンスでいると精神的に随分変わってくる。

同じ街灯のない自動車専用道路でもよく知っている中央道だと怖くない。頭の中に地図があるところはそこをなぞるだけだからだろう。勾配やカーブの位置もだいたい判ってるから、どれくらいのアクセルワークでいけばいいのかという心配がない。この旅で一番の渋滞がこの小仏トンネル手前の渋滞だった。クリープしないピカソは渋滞時には普通のオートマ車ほど楽ちんではないのを痛感する。あ、でもマニュアル感覚が好きなのでこれでいいんですが。



八王子に入り、東京のにおいをかぎながら帰ってきたなああああと感慨に耽る。
やっぱり一週間のクルマの旅は楽じゃない。楽じゃないが電車の旅とは違った愉しさがある。クルマじゃないといけないところがいっぱいだ。

自宅の最寄りのファミレスで最後の晩飯を食べ、無事帰宅。

お風呂に入り、こうちゃんの第一声。
「おれかけ、ぶーぶー!」(お出かけ)

さすがにもう勘弁してくれ。(^^;)

(了)



次回の更新時にガスや有料道路などのデータだします。
総額どれくらいだったのか・・・
Posted at 2012/08/28 13:52:46 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマの旅 | 旅行/地域
2012年08月23日 イイね!

西日本周遊ドライブレポ3 鹿児島〜知覧〜指宿〜熊本〜別府

8/13(月) day 5
朝ゆっくり起床。シャワーを浴びて出かける用意。
このホテルは連泊なので必要な荷物だけ持って出発。日本のホテルは安心です。

朝食はホテルのレストランではなく、向かいにある食堂。好きなおかずを一つ一つ選んで食べるやつ。天文館通りは朝のゴミ収集でひどい臭い。夕べは気づかなかったが、天文館通りってパチンコ屋だらけ。ほんとに九州の人はパチンコが好きらしい。

ホテル提携の駐車場から出発し、ひたすら南下。真後ろにパトカーがついてくる。
ゆうべのうちにセットしたナビ通り、知覧の武家屋敷に到着。焼けつくような日差しの中、南国風情いっぱいの小さな武家屋敷を観覧。武家屋敷といえば角館が有名で、子どもが生まれる前に、ロードスターで旅行したことがあった。角館の武家屋敷は広い敷地に巨木が建ち並び、そりゃもう雰囲気いっぱいだったのだが、ここ鹿児島知覧のものはどれも小ぶりで質素だ。だいいちまだ人が生活しているので、建物の中は見られないのが大きな違い。金沢の武家屋敷はほぼ観光地化されていて博物館的な様相だったので、いまのところ角館がイチバンか。

正午近く、武家屋敷からほど近い、知覧特攻平和会館に到着。我々が知覧、特攻とみれば何を意味するかすぐに判るが、標識にある英語案内は、「PEACE MUSEUM」とあった。これは意味が変わってしまうと思うがどうだろう。かといってSUICIDEをつけるわけにもいかないか。

個人的にはちょっとした覚悟をもってここを訪れたので、いろいろと感じるものがあった。ここに来る人たちも、ハーレーに乗ったイージーライダー、従軍していたんだろうかと思える年代の老人、一見チャラチャラした若者、熱心に特攻隊員たちの遺書を読みふける学生、日章旗の刺繍をほどこしたジャケットを着たアウトロー風の男、本当に雑多な人たちがみなそろって遺品や遺影、遺書を熱心にみていた。かくいう自分も展示を見ながら目頭が熱くなったり、じわっとこみ上げる瞬間があったり、現代日本を憂うに充分なものだった。
外は焼けつくような真っ白な日差し。きっとこんな日に飛び立っていったのかもしれないと思うと、感慨もまたひとしお。心なしか妻も言葉少なに出発した。

昼時を少しすぎ、道行きで食事をしようと思うが探すとないというのが不思議なもの。ながしそうめん発祥の唐船峡まで、腹を空かせたこうちゃんをなだめすかして走るが、その唐船峡がものすごい人の数で、1時間ほど並ばねばならないというので早々に諦め、ソフトクリームでこうちゃんの機嫌をなんとかごまかし、指宿まで一気に走った。あ、その途中JR最南端の駅、西大山駅に思いつきで立ち寄るが、ついた10分前に電車が通過していた。まあ行き当たりばったりの旅なんてそういうものだ。開聞岳は雲に頭を突っ込んだままだった。



さて、ここのtanchaanさんにおすすめいただいた、山川砂むし温泉と、ヘルシーランドの露天風呂に行きました。山川砂むし温泉は、まだ子どもが小さいので、父子はクルマでお留守番。妻が一人で体験してきました。念願かなって満足とのこと。留守番組は残念かと思いきや、こうちゃんはピカソの運転席が大好きで、待ってる間中ずっとハンドルを握ったり、ルーフのスライドを動かしたり、飽きることなく楽しそうにして、こっちも大助かり。
ヘルシーランドでやっとのことで昼食にありつき、いよいよ露天風呂へ。
コメントでいただいた通り、ほとんど地元の人しかいない中、快晴絶景の露天風呂を堪能させてもらいました。>tanchaanさん、感謝!



日が傾いてくる中、指宿の温泉地を抜ける。雰囲気的には能登半島の和倉温泉みたいな感じ。指宿温泉といえば全国区の温泉地だと思うが、それでもやっぱり寂れた建物が放置されたままだったりと、こういう観光メインの商売はなかなか厳しいんだろう。

一気に天文館通りまで戻り、晩飯は当然、天文館通りの「むじゃき」に入った。ここは銀座ライオンみたいに階ごとに特色を持たせているのだと初めてしった。食事も思ったより安く、味もおいしい、こりゃいいねと思ったら、ビールが千円! たか!!
食後に当然「氷白熊」を頼む。一番オーソドックスなやつ。最初はこんなでかいの家族全員でも無理じゃないかと思ったが、あっさり完食。東京のコンビニで売っているしろくまとは全然別物でした。フワフワでとても美味しかった。歩きながら食べてる人がたくさんいたけどそれも納得。かさはでかいけど所詮氷を削ったものだから、実の部分は知れてるのね。



食事を終えてアーケード街を散策・・・するつもりが8時をすぎるともうどこもシャッター。うーん、鹿児島の夜はこんなに早いのかと思ったが、東京を基準にしてはいけない。これくらいが普通なのだ。8時過ぎにのこのこ出てくるこっちが悪いのだ。


♪この町のメインストリート僅か数百メートル

南九州最大の繁華街。足を止めるべくものもなくホテルへ戻る。
アサヒレッドアイ、プレミアムモルツを飲んで就寝。


8/14(月) day 6
シャワーを浴びて、早速出発。最初のメニューは桜島だ。港までは10分ほど。フェリーに乗り込んで15分程度で桜島に到着。どんよりしてても空気は乾燥している。一ノ瀬展望所の駐車場には、足立、練馬など見慣れた関東圏ナンバーのクルマがたくさんいた。似たような人たちが大勢いるということか。


展望所からの眺め

島の南半分を半周し、埋没鳥居を見物。市内を散策していたときも思ったが、やっぱり桜島からの灰の量は我々には想像できないものだな。毎朝灰を掃き掃除するところから始まるみたいな感じだったし。そもそも灰ってけっこう粒が大きいことにも驚いた。


埋没鳥居

埋没鳥居をUターンして再び市内に戻り、そこから北上。今日は熊本市内の叔母の家に寄る約束になっている。ひたすら自動車道を走る。お盆にもかかわらず九州の道は空いている。今回は寄らなかったが焼酎で有名な人吉温泉ってどんなところだろう。次回のメニューにとっておこう。

熊本市内に入った途端すごい渋滞。しかも御殿のようなパチンコ屋が大通りの両側に立ち並んでいる。ちょっと異様な光景だな。
16時頃、叔母の家に到着。うちの母は四姉妹の長女。この叔母はその四女。顔がそっくり。こうちゃんもうちの母(ばあば)と似ているので混同しているのか、すぐに打ち解けて、もらった小さな電車のおもちゃで「ばぁば、いくよ〜」と遊んでいる。おいしい果物をごちそうになり、17時半出発。ちょっと無理して別府に抜けたいと相談すると、高速道路よりもやまなみハイウェイが早いと言われるのでそうることにした。ナビだと1時間ほど高速道路が早いんだが、やっぱり地元の人が言うのだからそうなんだろう。

黄昏時の阿蘇外輪山はとても美しく、見とれてしまうほどだったが、ほどなく日が暮れ、街灯のない真っ暗な山路をハイビームでゆっくり走る。これが本当に疲れるんですよね・・・

玖珠から大分自動車道に乗り、途中のPAで別府のホテル探し。これもあっさり決定。お盆時期で少し割高だったようだが、それでも一人4,000円。

で、別府で泊まったホテル、あえて名前を出すのはやめる。値段の割にとても広い部屋だったのだが、昔の新幹線のリネンようなにおいがするのはタバコのにおいを消しているからだろう。ベッドもでかいが枠が壊れている。今夜はまあ寝られればいいのである。
妻もそういうことにガタガタいうタイプじゃない。
「ここ、もともとラブホテルだったんじゃない?」
といって笑ってるくらいだ。まあ、そういう雰囲気なのだ。エアコンも灯りも全部枕元のパネル制御だし。

温泉ではないけどせっかくの広いお風呂なので家族3人で入った。唸る音だけでちっとも泡の出ない壊れたバブルバスがもの悲しい。
本館と呼ばれるものがが駅の正面側に温泉付きであるらしいのだが、そっちなら当たりだったのだろうか。

こういう旅行の何が楽しいかって、夜あとは寝るだけになって、明日の行き先はきめていても、時間配分や途中に寄り道できるとことはないか、どういうルートで行こうかと考えること。
こういう時、nav-uみたいに携帯できるナビだとホテルの部屋でルートを考えることができるので本当に便利。
Posted at 2012/08/23 18:14:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマの旅 | 旅行/地域
2012年08月22日 イイね!

西日本周遊ドライブレポ2 湯布院〜阿蘇〜高千穂〜鹿児島

8/11(土) day 3
朝、宿の朝食を食べて風呂に入ったりのんびり過ごす。夜のうちに雨が降っていたが、朝には上がり、朝霧につつまれた由布岳を眼前に見上げる。
宿を出て湯布院の中心街散策に出かける。金鱗湖という小さな湖にクルマを駐めて散策開始。
何がすごいって、ツアー客はほぼ全員韓国人。見た目にすぐわかるのはとにかく服装の色彩が派手。アウトドア系のスポーツウエアに身を包んだ韓国のおばさんたちが、旦那や子どもを大声ではやしながら大移動をしている。パーマヘアにサンバイザー、少女時代もああなるんだろうか。

湯布院、正直いって想像と全く違っていた。関東圏の人にわかりやすく言うと、草津じゃなくて清里なのだ。なんかこう、アイスクリームやカフェ、妙なマグカップ的なファンシーお土産をおいた小さな店が狭い道に並ぶ感じ。湯布院はさすがに寂れてはいないが、最盛期の清里はこんな感じだったのかもなと思える感じ。兵庫の湯村や岐阜の下呂や飛騨高山のような風情のある温泉地という感じではなかった。

一件のカフェでロールケーキとコーヒーを食べ、雨も降ってきたので散策は打ち切り、湯布院をあとにした。
やまなみハイウエイに乗り、雄大な九重連山を堪能しつつ快適なドライブ。
途中の「レストハウスやまなみ」で有名なハンバーガーを食べてみた。味は…ハンバーガーだ!

途中、数鹿流ヶ滝という大きな滝をみる。ものすごい湿度で15分程度で汗だく。
次に九重夢吊り橋という大きな吊り橋を歩く。タマがむずむずします。


吊り橋からの景色。大きな滝が2つと、昔滝だったと思えるところが数カ所。

雨が降るのか降らないのか天も決めかねているような曇り空でも、しっかり日焼けだけはする。
7月の九州の豪雨による通行止めが一カ所あり、迂回路上にあった大観峰という阿蘇外輪山から巨大なカルデラを見下ろすビュースポットでゆっくり過ごし、草千里へ向かう。

前回、阿蘇を訪れたのは30年ほど前。草千里で馬に乗りレストランで食事をした記憶がある。両親が熊本県人なので毎年夏は熊本で過ごしていたのだが、九州を観光したことがないというのが今回の旅のそもそもの発端。
大豪雨の爪痕は想像を超え、あちこち痛々しい土砂崩れだらけだった。

30年ぶりに見る草千里は想像以上に狭い。逆にカルデラの雄大さは当時の自分には大きすぎて意識にはいってこなかったようだ。オトナになるってのはそういうことか。
妻は初めての阿蘇で写真を撮りっぱなし。
初めて馬に乗ったこうちゃんは思いの外びびらずに、しっかりと母に抱かれて楽しそうに乗っていた。
「おうまさん、おうまさん」とすっかり気に入っていた。

火山博物館はもう展示がくたびれすぎていて気の毒。展示物の塗装は判読しにくいほどに色あせ、5面のマルチスクリーンホールも肝心のコンテンツが古すぎる。16mmフィルムの空撮もピンぼけがひどい。内容が悪いわけじゃないのに、現代のハイクオリティになれきってしまった目ではつらい。
下山路では微妙に降ったり止んだりを繰り返す山肌に虹が生えていた。

阿蘇の虹
ここには写っていないけど芝生があちこちかさぶたのように崩れ落ちていました。

5時を過ぎ、この日の宿、阿蘇内牧温泉・蘇山郷に到着。こんな雑然とした場所にあるのかと思いきや、中はえらい歴史のありそうな古い作り。与謝野鉄幹・晶子が利用していた宿だったとかで、エントランスにもそういう展示があった。
ウエルカムドリンクとして、宿泊カードに記入しながら抹茶が点てられた。菓子もついて、冷たく冷やされたおしぼりが気持ちいい。今回の旅で一番奮発した旅館で、部屋に専用の露天風呂がついているのだが、わざわざ貸切風呂もお願いし、食事前に家族で風呂に入った。

部屋はオレが一番好きな和洋室というタイプ。畳敷きにベッドが置いてあるやつ。黒っぽい木の調度品やライティングも上品で気持ちよいです。デザイナーズルームとかで、道理でちゃんとデザインされてるはずだと納得。

明日は高千穂に寄り、鹿児島までぬける予定なのでしっかり休もうと思うのだが、目の前に温泉があるので、無意味に浴衣を脱いで飛び込んでしまう。湯あたりしたくないなぁと思いながら誘惑に負け続ける幸せ。

父子風呂
風呂最高。


8/12(日) day 4
薄曇りの天気で、阿蘇をあとにする。どんどん走り、昼頃に宮崎に入り、天岩戸神社に到着。アマテラスオオミカミがお隠れになった岩戸を祀った神社だ。アメノウズメやタヂカラオノミコトの神話は大好きで子どもの頃からよく絵本で読んだ。その場所があるのかとちょっとテンション上がる。
結果:岩戸はご神体ってことで見られず。
天安河原という、天照らさずの大神となったアマテラスをどうしようかと神々が集まって相談したという岩窟を拝観。天気雨に蒸されてすごい湿気と日差しがその場の神聖性をより演出していた。


天安川(あまのやすかわ)

高千穂神社へ移動し、駐車場にクルマを駐めて、高千穂峡へはシャトルバスで向かった。いやあ〜すごいですね。短いですが本当に圧巻です。本当に天気雨って妙な雰囲気を醸し出しますね。ニッポン開闢の地を充分に堪能しました。

予定を大幅に遅れて鹿児島に向かいはじめたのは17時を過ぎていた。
初めて走る高速道路、日が暮れて街灯のない高速巡航って本当に怖いです。80km/hの制限速度のこの道を、80km/hのクルコンでのんびり巡航。ほんとクルコンって疲れを半減させてくれます。

途中のSAでまたホテル探し。鹿児島天文館通りにあるリッチモンドホテルで2泊おさえた。家族3人2泊で16,000円。安い。結果ここに2泊が大正解だった。

疲れ果ててホテルについたのは21時を回っていた。とりあえず最寄りのコンビニで缶ビールとピスタチオナッツを買い込み、鹿児島に来た感じを全く感じないまま就寝。


こうちゃんのおむつを脱がせたあと、しばし団らん。
Posted at 2012/08/22 01:10:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマの旅 | 旅行/地域
2012年08月17日 イイね!

西日本周遊ドライブレポ1 東京〜岡山〜大分

8月9日から16日にかけての西日本周遊ドライブ旅行、無事帰ってきました。いろいろ予定変更しながら行き当たりばったりの部分も含め、合計で3,000km超の走行。さすがに疲れたけどとても楽しい旅になりました。2才半の息子も体調を崩すこともなく、元気でもりもり食べて爆発的におしゃべりをするようになって帰ってきました。さて、レポです。


8/9(木) day1
朝5時半自宅を出発。前日夜に荷物を積み込んでおいたので、簡単な身支度のみ。朝食もどこかのSAで。この日はどこまで単なる移動日で少しでも距離を稼ぎたいため、眠気覚まし対策を万全に出発。

ブーン・・・・

中央自動車道、スムーズに流れております。諏訪湖SAにて大休止。朝日の諏訪湖がまぶしい。コーヒー飲んで出発。息子のこうちゃんはまだ2才半なので、1時間毎に休憩を挟んで軽く体を動かしながら西へと走る。この旅のために買い足しておいた「おかあさんといっしょ」や「いないいないばぁ」のCDをヘビーローテション。

昼近く、中津川、瑞浪、多治見を通過。やっぱり小牧一宮あたりで混む。ナビは名古屋から東名阪を抜けて、新名神で行けと言う。京都あたりで少し混み、大阪を抜けるが、このあたりなんでこんなにジャンクションばかりあるんだと感心してしまう。どの道がどこを通っているのか全くわからないままナビに導かれていつのまにか山陽道に乗っていた。出発時は広島あたりで一泊かなと漠然と考えていたが、岡山で日が暮れ始め、このまま岡山に泊まることにした。広島までまだ200km近くある。とてもじゃないけど無理。
インターを降りてファミレスでご飯を食べながら、iPadで近所のビジネスホテルを探すが、駅近くはどこも満室。クルマがあるんだから駅にこだわる必要ないかと気づいて、少し離れたところに問い合わせると、一発で本日の宿確保。行ってみると結婚式なんかもやるのか、岡山プラザホテルというけっこう大きなホテルだった。2才のこうちゃんも大きなベッドにおおはしゃぎ。

この調子で山陽道から北九州に入るのは時間的に今日と同じくらい運転する必要があることに気づき、瀬戸大橋で四国へ渡り、佐田岬からフェリーというルートをとることに決定。12時半の出港に間に合わせるにはコースタイムで4時間程度かかるということは、我々の場合その1.5倍は必要。朝飯も車中で済ませる前提で6時には出発することに決定。ビールを2缶飲んだら一瞬で入眠。

この日の移動距離 680km


8/10(金) day 2
朝ぼらけの岡山城を遠目に見て、予定通り6時出発。一気に瀬戸大橋たもとのSAまで行く。そこで写真撮ったりなんなりと小一時間休憩。渋滞もなくいいペース。朝焼けの瀬戸大橋美しい。


瀬戸大橋

四国へ入り、このあたりで眠気が襲ってくる。短いスパンでSAに停まり、眠気をやり過ごす。ミンミン打破1本。運転は好きなのだが、自分の場合、運転とは眠気との戦いだ。強い日差しで自動車専用道路と退屈な運転が続くが、松山自動車道というのは追越車線のないところが多く、レーンも狭くて走りづらい。その上眠気が襲ってくるので怖い。

11:45 佐多岬のフェリー乗り場に到着。岬の先端まで行ってみようと出発するが、この狭い半島は道も狭く、非常に神経をすり減らした。結局灯台前の駐車場まで行き、時間切れ。

そこで一人の中年男に港まで乗せていってくれないかと頼まれる。
2才の子どもを乗せているのでヒッチハイクはお断りなのだが、短距離なのとなんとなくの雰囲気で乗せていくことにした。3時間かけて歩いて来たという男は、半島に立ち並ぶ風力発電の風車から、原発反対の立場を語り始めた。屋久島で観光業に就いているという話だったが、よくよくきけばコンビニのバイトだという。たしかに観光客相手だろうけど、それは新聞配達をマスコミ関係というギャグと同じだ。その割に灯台までバスも出ていないとかいろいろ公共サービスに文句が多い。こういう自らは非生産的でサービスばかり求める輩ってけっこういるんだな。原発反対とか言うのは誰でも自由だけど正直言って不愉快。言葉に裏付けも説得力もない。

港に近づくにしたがい、こちらも言葉がなくなり、最後に彼は小さく折りたたんだ千円札を1枚おいていった。わざわざ港まできたわけじゃないので、別に要らない金なのだが、名前も聞かず、なんとなく受け取って男と別れた。

13:30 三崎港を出港。1時間強の休息がありがたい。休める時には休んでねという妻のねぎらいが嬉しゅうございます。
関サバ、関あじで有名な佐賀関に入港。小さな半島をぐるりと回ってから、臼杵の磨崖仏を覗きに寄ったのは16:30を過ぎていた。こうちゃんを肩車したまま、約1kmの参道を周回。国宝とのことだが造形物としては特に優れているとは思えない。


臼杵石仏

さてこの日の宿は湯布院。一度いってみたいと思っていたのでワクワクしながら大分自動車道を西へ走る。ここもシングルレーンの多い道路だったが、交通量がほとんどない。
臼杵は綺麗な夕焼けだったが由布岳を越えるあたりで空は厚い雲にすっかり覆われ、雨がパラパラと来た。天然の洗車だと思って気にせず走る。湯布院温泉、『津江の庄』到着。ああ、温泉のすばらしさ。こうちゃんも大喜び。


湯布院温泉郷を見下ろす

「おふろ〜おふろ〜」とあっというまにおむつを脱いで待っている。ここは湯布院温泉としては少し離れたところにある、7室程度の小さな宿。オレはナントカグランドホテルとかよりも旅館のほうが好きです。
お部屋の世話をしてくれる若い仲居さんに大分弁をきかせて欲しいとお願いしていろいろ教わる。大分弁は九州弁の中でも汚くて、怖いと言われるんですよといっていたが、何がどう汚いのか全くわからない。風情があっていいなあとしか思わなかった。たぶん九州の人にとってはという意味なんだろう。

明日の移動は阿蘇までなので、特に考えることもなく、マッサージをお願いしてビールと地酒を飲んでぐっすり。
旅先の宿でマッサージを頼むようになったら、自分でもおっさんになったんだと自覚します。
Posted at 2012/08/17 19:57:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマの旅 | 旅行/地域
2012年08月08日 イイね!

箱根でかまぼこくってとっ捕まって。

日曜、いってみたいと思っていた、箱根の地球博物館に出かけた。
で、小田原厚木道路で覆面パトカーにナンパされ、15000円を払ってくださいねと頼まれ、我が国には金がないので仕方なく払ってやることにした。パトカーから出てくるオレを奥様はデジカメで撮って喜んでいた。
あとで知ったらオダアツ、取り締まりが有名なんですってね。道理で追い越し車線に誰もいなかったはずだ。いつもなら警戒するのになあ・・・。

気を取り直して博物館。息子のこうちゃんは大きなトンボの模型に大興奮。
「とんぼおっちぃねえ。わぁ〜いっぱ〜い(動物の剥製)」
一般展示も凄い充実度。オトナも楽しめました。

そのあと、奥様の強い希望でかまぼこ博物館へ。試食しまくって腹一杯。
たしかにおいしいんですが、言い方は悪いけどしょせんかまぼこ。驚くほどでは、ない。
Posted at 2012/08/08 13:59:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ

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odgoです。東京郊外で暮らし、都心で働くサラリーマンでございます。 美しいヨメと愛くるしい息子の3人で慎ましく暮らしております。 よろしくお願いします。 ...

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