デフから異音
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
購入した時から気付いてたのですがこの車、
走ると『シャーッ』音がしてました。
ハンドルを左右に振っても加減速しても変わらず、速度に応じて音が変化してたのです。
って事は音の出所はトランスミッションから後ろで、ドライブシャフトより前。
後ろから聞こえるので、デフのどこかのベアリングだろうと思ってました。
実際にジャッキアップして後輪を回しながら確認したら、どうやらピニオンギアのベアリングっぽかったのでした。
・・・一番めんどい奴じゃん。
一応部品を調べたら普通に在庫があって、普通にベアリングの値段でした。
慣れれば気にならないし、放置してました。
2
その後5年経ったのかな?距離にして約六万キロ走行。
こんな音、デカかったかな?と思ってたら
子供を乗せた時に、『こんな音、デカかった?』と私の頭の中とシンクロした言葉が出て来たのでした。
『やっぱりな。音、大きくなってるよな!』
と言って終了。
生き物と違って自然治癒しないんだよね、機械って。
以前からちょくちょくホーシングASSYの中古を探してたのですが、入手出来なかったのです。
でもぶっ壊れそうな音が出て来まして、いよいよピニオンベアリング購入!っと矢先に
ヤフオクにてデフキャリアの出物があったので入手。
並べても分からんけど、一応左側がダメなヤツ。
3
デフキャリアASSYなら作業は、
ドライブシャフト抜く
↓
ペラシャフト切る
↓
デフキャリア取替え
↓
元に戻す
これでおしまい。
普通は。
これを砂利の上と工具箱の工具でやろうとするとなかなか捗らないです。
4
本来ならスライドハンマーでシャフトを抜くのですが、持ってません。
年末にアストロ工具にあったので、余裕こいて年明けに買いに行ったら無いの。
隣町のアストロに行っても無い。
誰が買うの、あの工具!って思ってアストロの通販見たら軒並み在庫無し。
スライドハンマー特需来たる!
無ければ無いで方法があるのですが、心許ないんですね、この方法。
ドラムを裏返してハブボルトのガタ分で衝撃を加えて抜くのです。
強固にハマっていれば先ず抜けませんよ。
でも私の車は左側8回、右側5回のアタックで抜けました。ラッキーです。
5
ドライブシャフトはドラムブレーキごと取れて来ますんで、ブレーキオイルが抜けない様にこんな感じにしておきます。
内径6ミリのガソリンホース。
ブレーキのエア抜きにも使いますので、あれば便利です。
プレーキホースを挟むヤツ、なんかアレ怖くて使えないんすですね、私。
大丈夫だろうけど、古いホースだと割れちゃわないのかな?アレ。
整備の最後のエア抜きは片側3回づつ踏んでエア抜き完了しました。
プレーキオイルの継ぎ足しもしてないです。
ルーズだから。
6
こうやってホースをループさせておくと簡易的なワンウェイバルブになったりします。
あまりにキツくループさせるとブリーダープラグから抜けて悲しい事になりますけど。
7
話題の?ベルハンマーを買ったので、取り付ける前にベアリングに塗布してしばらくグリグリと馴染ませておきました。
ドライブシャフトベアリングにもシールを外して塗布。
こちらは、シャーって音が多少してたのに無音になりました。小さくじゃなくて無音。
無信仰なのに危うくベルハンマー信者になりそうでした。
ママチャリのベアリングとかチェンとかの安物の駆動系に塗布すると信者になってしまうと思います。
8
これを組んでおしまい。計測とか調整とか一切やらない。
デフキャリアガスケットもドライブシャフトオイルシールも替えない。買ってあるけど。
滲んだら拭くし、漏れたら替えるからやらない。
LSDが安く手に入った時に替える予定なので。
市販車なんてこんなもんで良いのです。
エンジンオイルのドレンガスケットも替えた事無いです。漏れないから。
ネジ類も緩まない程度、千切れない程度のテンションしか掛けない。
愛情たっぷりとことんルーズに整備しとります。
最後はこれが一番知りたかったデータ。
チョイナローデフを作るならどれだけ詰められるか?って事。
スプラインの刺さり具合と余り具合からすると、スプライン追加加工無しで片側15mm詰められる。
30mmは無理だったかあ・・。残念。
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