30年くらい前に 田舎から都市部に進学した頃のハガキ。
学校から200メートル離れた、『メゾン・ナントか・・・・』という洒落た名前の付いた学生向けアパートを借りていた。
無駄な出費を抑えるには 高くても学校近くの住まいが良く、
電車・バスの通学費用ゼロ。食事は毎日・毎食100~200円の学食。学内施設の図書館・オーディオルーム(CD・LD鑑賞可能)・シャワー室を活用し、
朝から晩まで 学校に住み込んでいた。
(学校が休みの日は 飲食に窮したものだ。)
当然、当時は携帯電話が普及していなかったので、
アパートに固定電話が必要であったが、
学生がアパートにいる時間を考えると電話は無駄と判断して つけなかった。
(携帯電話が普及していても 持たなかったろう、
俺様を呼び出すなんて けしからん、俺はフリーだ!)
進学先は違うが、1人だけ同郷の友人が、40キロくらい離れた所に住んでいた。
私に固定電話がないから、友人の連絡がメールで届く。
『至急、電話求む! 電話は二十時三十分 以降に。』
これだけで40円のハガキを使用している。
もう少し用件書けよ!と思うが、先を急ぐヤツだったから・・・。
バイトのアル日時を ハガキ半分(4分の1程度)書いて、ほとんど空白の手紙もある。
これでも40円のハガキを使用している。
連絡してくれ!と、いうことか? 急ぎスギだろ・・・。
当時、休日には一般郵便の配達がなかったこともあり、
ハガキの配送は早くて 2日後、
金曜日午後にだすと 火曜日着ぐらい、
祭日が絡んで、1週間後の到着ということもあり、
『至急、電話求む!』に対応して 公園の電話ボックスから電話しても、
至急でも何でもなく、「どうしたの?」と逆に言われたりした。
たまに「来て!」と言われれば、
学校の友人と 同郷の友人はベツモノであり、
10年以上の付き合いとなる愛車、
「ベトナム ベテラン チャリンコ チエチャン号」で、
深夜の街を駆け抜けたモンだ。
・・・。
友人は競馬・麻雀・パチンコのギャンブル三昧、
多量のクスリと、途切れる事のない飲酒で荒れていたが、
半年後には死ぬ事を知っていた19才の学生だからしかたない。
いなくなってからも 思い出すから、親友になったのか?
(来週は恒例の墓参りだ。)
今のメールは 早くて 安くて 便利だから、
「文章や、内容がマトマラない」とか、「悩んでいるから」とか、
生意気に調子にのって 賢そうにフルマワナイで、
「連絡のデキル時に 空メールでもイイから、連絡シトクとイイよ!」って話。
マっ、
こんなクズみたいな手紙を何十枚も残しているのは、
相変わらず、家に帰らず、部屋を片付けないからダケド・・・。
Posted at 2012/04/21 17:07:56 | |
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