マックスオリド マジカルヒューズナノブラック  

喧々諤々・賛否両論で巷を賑わせているマジカルヒューズ。

通常品よりも15～30%効果が高いと触れ込みの【ナノブラック】のフルキットを
どんなもんかと試験導入してみたレポートです。

自分が欲しかったのは、コンピュータの【演算処理速度の向上】でしたが、たしかに体感できる効果はありました。

具体的には、たとえばヒール&トゥで3速→2速にシフトダウンする際に、ヒューズ交換前と比べてわりとピタッとタイミングが合うようになったことでした。

ノーマルコンピュータは演算処理速度が遅いので、
シフトを落としてブリッピングしても
数テンポのタイムラグがあってから
電子スロットルがバビューンと回転数を高く上げるのでタイミングが合いません。

また、スロットルを軽く微妙に煽るくらいの少ない踏み加減ではコンピュータが反応してくれずエンジン回転が全く上がらなくて、ヒール&トゥが空振りしてシフトロック気味になるのも気持ち悪くて仕方がありませんでした。

自分はホンダ・BEATからの乗り替え組なのですが、BEATはスロットルレスポンスがめちゃめちゃ鋭いので、NCの電子スロットルはとても違和感がありました。

ワイヤースロットルのエンジンと比較すると電子スロットルの反応は絶望的に鈍いので、少しでも改善すればと思ってここ１年ほどアイスフューズを付けて様子をみていました。

アイスフューズは純正ヒューズと比べて多少は演算処理速度は向上した体感はありましたが、満足いくレベルには程遠いものでした。

マジカルヒューズナノブラックに交換すると、アイスフューズと比べてかなりに演算処理速度が速くなった体感がありました。

たとえば￥15万円ぐらいかけてオーダーメイドでコンピュータチューンしても結局はソフトを書き替えるだけですから、
コンピュータ本体を高性能なものに入れ替えるのではないので、
演算処理速度が速くなる訳ではなく、
ワイヤースロットルのエンジンみたいなシャープでナチュラルなフィーリングにはなりません。
スロットルコントローラーを使っても同様です。

そういう意味では電子スロットルはスポーツ走行をする上では本当に厄介なダメ機構だと思います。

その点については、いつもお世話になっているレース屋さんも閉口している有り様で、最新型のGR86やGRヤリスも電子スロットルの反応は悪いとのことでした。

しかし残念ながらワイヤースロットルに変更するキットが存在しないので諦めるしかありません。

その難問がヒューズでいくらか解消されたのは、嬉しい結果でした。

送料込み￥55,550円は確かに高額でしたが、自分としてはコスパは十分納得いくものでした。

取り急ぎご報告まで。

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