最初に「波照間島」という名前を聞いたのは小学生の時だったかも、と、ふと思い出した。
プラネタリウムに連れて行ってもらったときに「星座早見盤」を買ってもらった。
かなり隅のほうに「カノープス(りゅうこつ座の星)」という、聞いたことないけど気になる星があって、スタッフに「この星は見えますか?」とか聞いてみた。
その時、「冬に〇〇島(←すっかり忘れてしまったけど恐らく波照間?)に行けば見えるかも」と教えてくれた。
その島に今たどり着いたのかと思うと、何だか感慨深かった。
波照間島は、坂が多いから通常の自転車ではきついらしい。
船に乗っている間、レンタサイクルを探して目星をつけていた。
(調べ物ができるくらい余裕な往路だった)
ハイシーズンでない限りは当日店に行っても大丈夫…らしい。
港のすぐ近くのお店で電動アシスト自転車(一日2200円)を無事にレンタル。
私は何も考えずに、そのまま島を反時計回りに巡ることにした。
どうやら時計回りがおすすめのルート?
昼過ぎから、やたらと車や自転車とすれ違うようになった。
まず最初に向かったのは、おそらく島で一番の見どころ「ニシ浜」。
ニシ=北 という意味らしい。確かに島の北側にある。
皆さんが時計回り(ニシ浜は最後のお楽しみ)にするのが分かる気がする。
私の場合、いきなりクライマックス地点からスタートしちゃったな(;^_^A
波照間の海の色は「ハテルマブルー」と呼ばれるほど美しい青色。
国内の、美しい海ランキングでは常に上位らしい。
駐車場は自転車が数台止っているだけだった。
真っ白で、とても柔らかい砂だった。
朝のニシ浜。遠くに見えるのは西表島。
暫く見とれていた。
もうこれでかなりの達成感(やりきった感)を感じてしまうのだが…。
時間はたっぷりあるからまた昼過ぎに来よう。
次は、マニアックなあそこへ行ってみるか…
「日本最南端の自動販売機」(゚∀゚)
本当に喉が渇いていたので、早くたどり着いて冷えたドリンクにありつきたかった(汗)
この日の島の気温は27度。潮風で何となく肌がベタベタしている。
晴れ女なので、もちろん?天気は晴れ…本当に暑かった。
帽子持参して大正解だったけど、島には日陰になるような建物なんてないから「全方位直射日光」状態(;´Д`)
人生で初めて、12月半ばに日焼けをしてしまいました(;^ω^)
もちろん日焼け止めは塗ってきたけど(虫除けもしっかり塗ってきた)、汗ですっかり流れて落ちるという。
しかも沖縄の紫外線は東京の倍以上らしく、こりゃ焼けて当然だわ(;^ω^)
紫外線を気にする皆さま、日焼け対策は万全に!!
日焼け止めの塗りなおしもお忘れなく!!
(私は途中で立ち寄ったカフェの洗面所でささっと塗り直した)
暑さと闘い、やっと最南端自販機に到着!!
アップ。さすがにHOTドリンクは無い。
スポーツドリンクが売り切れでなくて良かった。
アクエリアスレモンを買った。180円。
…これって通常より高いの?普段ペットボトルは自販機で買わないんで…。(スーパーで安い時に買う)
果ての島で飲むドリンクは、格別!!(゚∀゚)
リフレッシュできたので、いきなりこの旅のメイン会場(?)へ行っちゃいましょう!!
手作り感満載の看板もまたテンション上がる。
駐車場へ
ついに、日本の(有人島)最南端に到達しちゃいました!!!ヽ(^。^)ノ
周りを見たけど、自分含めて数人しか居なかった。
(ここの場所は相当盛り上がっていると思っていたが)
よく見たら「入口」があるではないか(;^ω^)
多分、繁忙期はここから入る(並ぶ)のかな…。
暫し、最南端を満喫して再びサイクリング。
それにしても、本当に島には何もない。
島をぐるっと回る「島一周道路」はただひたすらこんな感じの道が続くだけ。
たまーにヤギが放牧されていたり…
そういえば(西表島のヤマネコみたく)「ヤギとの接触事故に注意!」というのを聞いたことがない。
皆さま安全運転しているのでしょうね…。
たまに草むらからヤギが突然顔を出すこともあったので、基本的に車道の真ん中寄りを走っていた。
自転車とヤギ
さすがに暑い中のサイクリングは体力を消耗する。
おなか減ってきたな…気になるカフェに行ってみよう。
カフェ33℃
ベーグルサンドが名物みたいだけど、しっかり食べたかったのでプレートを。
もちろん(?)おやつも食べる予定なので、それまでまたサイクリングしよう。
道中で何やら看板に出くわす。
北へ100メートル…北ってどっち?(゚∀゚)
とりあえず道なりに進んでみたら、お土産屋さん「あだん」
ちなみに「あだん」とは…(参考:6年前の奄美大島にて)
お店で「日本最南端の証」をGET!!(/・ω・)/
やっぱりコレは入手しないとね!
カフェやお土産屋さんの店員はとてもフレンドリーだった。
大満足な気分で、再びサイクリング。
ここのお土産屋さんもだけど、集落の中に佇んでるお店が多い。
5ナンバーだとちょっとキツそう?という道もあった。
(やはりサイクリングがお勧め)
…それにしても、暑い。
太陽が真上になると、もうどうにもなくなる。
暫く(最南端とは別の)自販機の陰でヤギを眺めつつ休んでいた(;^_^A
あ、もちろんココにも行ってきましたよ!
石垣~波照間の飛行機が復活するとかしないとか?
(情報によると、一日1便、席は10程度らしい…)
14時になったので、おやつ会場の「パーラーみんぴか」へ行くことにした。
皆さん、考えることは同じですね。お店はほぼ満席だった(゚∀゚)
黒蜜かき氷が魅力的だったけど…ここは「波照間ブルー」を。
冷え冷えで美味しい!!(*'ω'*)
まさかこの季節に外でかき氷食をべるとは…
南半球のクリスマスってこんな感じなのかなと思った。
南の果てのオアシスでクールダウンして、これからラストスパート。
再びニシ浜へ。
自転車がかなり停まっていた。
素潜りしてる方も結構いた。
皆さんここをゴールにしてる方が多い様子。
これが昼過ぎのハテルマブルー。朝とはまた違う青。
遠くに見えるのは、多分無人島の「中御神島」。
ずっと海を眺めていた。
周りの皆さんも、黙って海を見ていた。(この暑い中のサイクリングで疲れてるから、とも思うが…)
島で日傘さしてるのは私くらいだったかな?
でも持参して大正解だった。それくらい日差しが強かった。
船が出るまであと1時間くらいあるけど、残りの時間はずっと浜に居て最果てのブルーを見ていた。
本当に来てよかった。
(もう他に言葉が見つからない)
それから自転車を返しに行き、ターミナルへ。
QRコードのチケット
あっという間の6時間だった。
滞在時間こそ短かったけど、素晴らしい時間だった。
ありがとう、波照間…(T T)/~~~
帰りの船も(少なくとも後方の席は)9割くらい埋まっていた。
まさか、復路で海が荒れるというオチじゃないよね、って心配になったけど終始海は穏やかだった。
周りの人たちは殆ど寝ていた。
隣の席の人、文庫本読んでた。
大きな西表島を横目に、あっという間に石垣港に到着。
本当こんなに静かな師走の海なんて珍しいんじゃないか? と船関係の方も思っただろう(多分)。
さて、このブログの謎タイトル…(青いユニフォーム)
この日は大谷翔平が、ドジャースへの移籍会見をした日でもあったのです。
ちょうど船に乗り込んだ時間から生中継、船内のTVは大谷一色だった。
もちろん帰りの船でも。
船が外洋に突入した時は不安でたまらなかったけど、彼の笑顔で乗客の皆さんも癒されたでしょう。
私はTV見ながら心の中で「いいぞ大谷!!」と声援を送っていた。
命がけとも言われる波照間行きの船、冬場にこんなにも穏やかだったのは、もう大谷効果に違いない!!!
…と、勝手に思っております。
夕暮れ時の「ぱいじま」を撮った。
実は石垣港のターミナルでは乗船記念グッズを売っていて、これを買ってみた。
…実際乗ったのは「ぱいじま」の方だったけどね…(;^ω^)
波照間行きのはこれしか販売して無いみたい。
緊張が解けたのか、一気にお腹が減ったので早めの夕飯をとった。
次の日は那覇へ移動、もう石垣とお別れは寂しい(´;ω;`)
翌日の天気はこれまでと変わって、風が強くて雨も降ってきた。
海は大時化(波照間行きは始発のみ運行)、北日本や離島行の飛行機は欠航していた。
その後も暫く海は荒れていたようで、少なくとも安栄観光の船が全て出た日は今日まででゼロだった。
波照間行きもまともに出た日は1日くらい?
いやもう、タイミングが絶妙すぎた…
次は石垣メインで、手軽に行ける(そして時化でも船が出る)竹富島に寄るのもいいなあ。
でも本州でも行きたいところがまだまだあるのよね…
と、次の旅についてあれこれ妄想を繰り返している年末でした。
時間に余裕があれば、波照間に行く心得やフェリーについても書こうと思います。
おまけ。
那覇で立ち寄ったところ