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１９９１年、イタリアGPは、異様な雰囲気に包まれていた。先日のベルギーGPで、ジョーダンから予選７位と鮮烈なデビューを飾った（決勝０周リタイア）、新鋭ミハエル・シューマッハは、その日.......

ベネトンチームのピットにいた。

イタリアGP直前に、電撃契約。その影で、当時所属していたメルセデス・ベンツが動いたとも言われている。

そもそも、ジョーダン・グランプリとの契約は、所属ドライバーのベルトラン・ガショーが傷害事件を起こし、当局に拘留中で、ベルギーGPに参加できないことから来たもので、１戦のみの契約だったようだ。だが、エディ・ジョーダンは、それを通年契約にしたかったようだった。

当時、ジョーダンは、参入当初から大きな可能性を秘めた存在として注目され、現に、ベルギーGPでは、もう一人の所属ドライバーの、アンドレア・デ・チェｻﾞリスが一時トップを快走したほど。しかも、ネルソン・ピケのベネトンを２度もぶち抜いた。

だが、ベネトンはトップチームの一つと目されており、ピレリタイヤの使用で低迷していたが、依然組織はしっかりしており、将来に対しても、不安はなかった。しかも、ベネトンのドライバーは、ピケはともかく、ロベルト・モレノのチームでの基盤は弱く、成績もこの年は低迷していた。シューマッハ（というかメルセデス・ベンツ）は、そこに目をつけた。

ベネトンは、モレノを追い出し、シューマッハ加入を決めた。
モレノは、代わりに、ジョーダンからのイタリアGP１戦だけの出場契約を結んだだけだった......。

加入したシューマッハは、’９４年、’９５年、ワールドチャンピオンとなり、チーム、シューマッハの選択は間違ってなかったことを証明した。だが、この時点で、ダーティーなイメージまでもしみついてしまったことも否めなかった。

前回、ダイナマイト漁法を紹介したのですが、さらに豪快極まりない漁法を教えましょう。

皆さんは、鯨好きですか？。私は、あんまり食べたことはないですが、結構好きです。最近は調査捕鯨しかしないので、獲れる量もタカがしれているのですが、随分余っているとか。鯨って、あんまり店頭でも、料理屋でも見たことありません。

第一次世界大戦後、実に大量に余って困ったものがありました。それは、兵器。もちろん、戦争は終わった直後なので、戦争をやろう！と言う奇特な人はほとんどいないでしょう。
というわけで、平和的な再利用を考えなくてはなりません。
そこで、考えられたのが、

爆撃機に、爆雷を積んで、捕鯨船と連絡を取りつつ、鯨が見つかったら、爆雷を投下。死ぬか、気絶したところを、獲るという、動物愛護協会が知ったら、卒倒しそうなとんでもないもの。
要するに、鯨を空から爆撃するということですね。

”白鯨”のように、漁師が銛で、鯨と格闘すると言う時代は、終わりを告げそうです。

ちなみに、爆雷とは、簡単に書くと、
「投下されると重力に従って海中を自然沈降し、水圧や時間によって作動する信管により目的の深さで爆発し、その衝撃によって敵潜水艦に被害を与える。潜水艦の艦体への触発によっても信管は作動するようになっている。」
（ウィキペディアより。）

爆雷は、対潜水艦兵器なわけですが、実は、第一次世界大戦後、ドイツは、潜水艦を持つことを禁止されてしまったので、敵がいないのですよ。でも、そこを、”生身の潜水艦”の鯨に使おうという発想そのものは、ちょっとナイスかもと思ったのですが、一つ疑問があります。

鯨に爆雷が当たって、バラバラになってしまったら、どうするの？。

結局、コストが問題となって、実現しませんでした。
というわけで、現代では、キャッチャーボートに、玉の代わりに、銛を装填した、捕鯨銃を使った漁法が行われているわけです。