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2016年07月24日 イイね!

どこにある?「京都、森に隠れた廃墟の庭」

どこにある?「京都、森に隠れた廃墟の庭」「日本の庭 ことはじめ」(岡田憲久 TOTO出版 2008年)を読んでいたら、P82にこんな記述があった。

京都の北、山裾の森の中に、廃墟となった巨大な庭が存在するらしい。


> 京都、森に隠れた廃墟の庭
>
> 京都北部の山中に隠れて廃墟のように広がる庭がある。非公開の庭であるが数年前、
> 30年ぶりに再び見る機会を得た。背後に山を背負った敷地には建物もなく、庭だけが
> つくり続けられた場所。いったい誰が何のために、どういった経緯でこのようなものが
> 森の中に埋もれているのだろうか。そこには、現代において日本の庭がランドスケープとして
> 展開し得た数少ない空間のひとつがあった。
>
> 山裾を止めた何百メートルにもおよぶ丹波石の野面石積みがこの空間の骨格である。
> 石積みで山を止めることによって、おそらく建物が建つ予定であった平坦地が何ヶ所か
> 確保され、何もない場だけが出現している。大きく伸びやかに育った木々のスケールに
> この空白の場が呼応し、実に豊かな空間になっている。苔の緑の面の広がりに光が降り、
> 時折通る風に揺れる枝が影を落とす。目を凝らすと、森の中にはさまざまな造形が隠されている
> のを発見する。たとえば長く連続する石積みの幾か所が洞窟になっており、中の壁から石樋で
> 水が落ちる。山止めの石積みの水抜きを兼ねているのかもしれない。
>
> 私はこの庭に初めて出合った時の衝撃を未だ忘れることができない。大学を出て京都の
> 老舗の庭師見習いであった頃、職人頭に連れられ、川原の草むらをかき分け、川を渡り
> 敷地へたどり着いた。そこには丹波石積みで囲まれた矩形の広場の中央に、1本のコブシの木が
> 真っ白な花を付けていた。古い庭の世界で喘いでいた私にとって、そこはモダンでありながらも
> 重厚な、まさに夢のような世界であった。大雨ですぐに崩れる石積みを、腕の良い職人が
> しっかり積んで収めたことを聞き、その職人技に感服しながら、一方ではあまり美しい文様の
> 積みではないと、若さゆえの批判的な思いを噛み殺し、しかしその空間に圧倒され、その後も
> 何度も庭を見に忍び込んだ。

「何百メートルにもおよぶ丹波石の野面石積み」というのだから相当大きい。
廃墟好き&庭好きならぜひ見てみたいもんだが、場所がわからない。
ネットで調べてみたが、情報を発見できなかった(同じようにどこだろうと
書いてる人はいたが)。

ヒントは京都北部の山中、川を渡った山裾の敷地。
何百メートルもある石積みなら、グーグルの空中写真にも写ってるかも
しれないが、発見できなかった。

どなたか場所を知ってる方いませんか?





Posted at 2016/07/24 09:40:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 珍スポット | 旅行/地域
2014年11月14日 イイね!

ほら貝の名手が井戸に生き埋めにされた息長神社 広島県福山市仙養ヶ原

ほら貝の名手が井戸に生き埋めにされた息長神社 広島県福山市仙養ヶ原広島県福山市神石高原町仙養ヶ原にある息長(おきなが)神社。
通称仙養(せんよう)神社。
仙養坊と呼ばれた山伏の伝説がある。

簡単にいうと、善養坊というほら貝の名手である山伏がいた。
福山の殿様、水野勝成から戦場でほら貝を吹くよう命じられたのだが、
「ほら貝は仏器であるから戦場では吹けぬ」と断った。
殿様は、善養坊を井戸に石づめにして殺してしまう。
するとたたりが起こったので、神社を作って祭ったという話。

ひろしま文化大百科 - 仙養ヶ原

仙養ヶ原は、ゴルフ場や公園、ドッグランなどが一体となったリゾート施設の
ようになってる。
息長神社のストリートビュー



ゴルフ場の横の道端にあった。


由来が書かれた看板。


風通しのよさそうな作りである。




祠本体。


ラーメンのどんぶりっぽい模様だな。






「人」型の柱が変わっている。




隣に井戸の模型みたいなのがあった。


おそらく雰囲気を出すために作ったのだろう。
神社の位置も、ゴルフ場を造成してから、ここに移したっぽい。


道路の向かいにはドッグランがあり、犬が吠える声がずっとしていた。


柵の向こうに餌を与える人がいるのか、全員向こうを向いていた。


この時期はイチョウがきれい。
Posted at 2014/11/15 12:00:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 珍スポット | 旅行/地域
2014年11月14日 イイね!

小泉八雲「幽霊滝の伝説」のモデルとなった龍王滝 鳥取県日野町

小泉八雲「幽霊滝の伝説」のモデルとなった龍王滝 鳥取県日野町小泉八雲の怪談話で、「幽霊滝の伝説」というのがある。
「骨董」に収められている。
小泉の怪談の中でも、最も残酷で衝撃的な話だ。
あらすじはこちら(Wiki)。

この怪談のモデルとなった滝が、鳥取県にあるそうなので行ってみた。

日野郡日野町の滝山公園の中にある。
駐車場入口のストリートビュー

タイトル画像の滝山公園看板は、ステンドグラスみたいなので作られていた。

駐車場から滝まで、400メートルほど歩く。


石段が続く。




石橋があった。


雨上がりの石橋の上は、スケートリンクのようにツルツル滑る。


神社が見えた。


神社の右奥に、滝が見えている。


神社の前に賽銭箱があった。


階段と一体化している。お勝さんが持って帰ったのはこれではなさそうだ。


滝の横にある「幽霊滝の伝説」全文。


滝は落差が大きく、思ったより立派な滝だった。


滝壺は浅い。


雨上がりだったので、水量は普段より多いはず。


巨木が周りに何本も生えている。


周囲は滝の音に包まれ、夏ならさぞ涼しげだろうと思った。


滝から川下方向の眺め。


滝の横に小さな祠があった。


祠の賽銭箱ってのはこれかな。


持ち上げはしなかったが、固定はされてないようで簡単に動いた。


いい滝でした。
Posted at 2014/11/15 12:02:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 珍スポット | 旅行/地域
2014年11月11日 イイね!

猫と丑の刻参り 呪いの育霊神社 岡山県新見市

猫と丑の刻参り 呪いの育霊神社 岡山県新見市岡山県新見市哲西町に、丑の刻参りで有名な育霊(いくれい)神社がある。
育霊神社は、呪いの神社であると共に、ネコを奉っている神社でもある。

育霊神社の伝説をこちらから引用。
---------------------------------------------------------
680年前育霊神社本殿には斉藤尾張守影宗が治める城があった

しかし統治も長くは続かず敵勢により落城を余儀なくされた

その時、影宗の娘、依玉姫と姫が可愛がっていた猫は何とか逃げ延び、近くの祠に隠れた

姫がお腹を空かしていると考えた猫は姫を助けるため、里に下り村人から握り飯を貰って、
ふたたび姫の隠れる祠へ向かった

すると途中で敵勢に見つかったと気付いた猫は、姫を守るため、直接祠へは戻らず、敵兵をまこうと考えた

しかし猫がだましていると気付いた敵兵はその場で猫を突き殺してしまう

翌日、山道で死んでいる猫を見つけた姫は悲しみのあまり自害を遂げる

それを聞いた父影宗は怒り狂い姫と猫の祠を建て、その前で敵兵を呪った

すると猫を殺した敵兵が次々と狂い死にしたと云う

それ以来、育霊神社では呪いが成就すると云われ、呪いを行う人が後を絶たない
---------------------------------------------------------

道順だが、野馳駅側の182号線から県道50号~108号を南下した。
グーグルマップ
この道ならそう狭くもなく、3ナンバーでも大丈夫そうだ。
広島県側の182号線、宮原簡易郵便局付近から成羽川沿いに
東進する道は、グーグルストリートビューを見る限り相当狭そうである。

地図上で、出雲大社野馳教会となってる建物の裏に、駐車場がある。

育霊神社は駐車場近くと、山頂の2つある。
駐車場近くのほうを社務所、山頂を奥の院と呼ぶことにする。
ネコの祠があるのは奥の院のほうである。

奥の院への道は、少しわかりにくい。
自分は道に迷ってしまい、社務所へ戻って道を聞いた。
山道のジグザグはイメージ。


グーグルマップ

社務所駐車場への入り口交差点。グーグルストリートビュー
ここを左へ曲がると駐車場である。


駐車場。ストリートビュー


駐車場から西へ数十メートル歩くと社務所(育霊神社)がある。地図


しめ縄が立派。




ここから山頂の奥の院への行き方は、南東の山を見上げると、
中央の民家の向こうに鳥居が立ってるのが見える。鳥居をくぐると奥の院へ
行ける。ストリートビュー


登山道入口。左上の山道へ登る。ストリートビュー


民家の横を通る。ここを直進した後、すぐ右へ曲がって登ると鳥居がある。ストリートビュー


鳥居。


鳥居から奥の院まで、看板では徒歩30分となってるが、
急激な傾斜のジグザグ山道がずっと続く。自分は休みながら登ったので、40分以上かかった。


画像だとわかりにくいが、かなりの登り坂である。
雨上がりということもあって、濡れ落ち葉が滑りやすかった。
草刈り用に買ったスパイク付きの長靴を持っていって正解だった。
スニーカーでは危険だと思う。


山道は、このような灯籠が奥の院まで並んでいるので、迷うことはないだろう。


息を切らしながら登ると、前方に建物が見えた。


休息所のようだ。バス停っぽいな。


「清・・・堂」と書いてあるが読めない。




ベンチが朽ちかけ始めている。登山道入口から奥の院までの、
だいたい2/3~3/5ぐらいの位置にある。


小休止した後、再び急傾斜を登っていく。


途中で見つけたねぎぼうずのような木の幹。


前方に謂われのありそうな大岩が見えた。上にミニ鳥居が乗ってる。


大岩の上には、ネコの石像が座っていた。山道を見下ろしている。
依玉姫がかわいがっていたネコの像だろうか。










ネコの石像がある大岩の上は足場が悪く、危険である。
転げ落ちないように注意。


かなり登ったわりに、木が生い茂っているので眺めは悪い。


大岩を過ぎてしばらく登ると、やっと山頂である。


立派な石柱だが、これを頂上まで上げるのはさぞたいへんなことだっただろう。


奥の院。


狛犬。


左側の狛犬はネコっぽい。
クマザサが茂っている。ちなみに、クマザサは「隈笹」と書き、
葉のフチが黄色っぽく縁取られ、隈取りのように見えるので隈笹らしい。
熊が食べる、または熊がいるところに生えてるので熊笹ではなかった。




ガラス戸は閉まっていた。


看板。お盆みたいだな。


奥の院から山道を見下ろす。眺めは悪い。


ガーミンnuvi3750 plusによる奥の院の緯度経度。
N34°52′53.9″ E133°19′51.9″
高度511m(誤差あり)


奥の院の周りを一周してみる。


裏に小さな祠とネコ地蔵があった。


ネコ地蔵。


祠の中にもネコの置物があった。


ちょっと表情が怖い。


奥の院建物真裏にも、祠がある。


こちらにも、ネコの置物が並んでいた。


みやげ物屋で買ってきたようなネコの置物にも見える。


奥の院裏に、とても立派な木のウロがあった。中に動物が住んでそう。


奥の院周辺は大木が立ち並んでる。丑の刻参りの痕跡を見つけようと
観察したが、発見できなかった。




丑の刻参りは、夜中に何日も通わないといけないはずだけど、
夜中にここまで登るのはちょっと無理じゃないかと思う。
釘を打つならふもとの社務所のほうかな。


さて下山するとする。
下りのほうが滑りやすいので注意が必要だ。


帰りは30分ほどで鳥居についた。


鳥居付近からの眺め。ブルーシートがかかっている建物が社務所。


登るのはたいへんだったが、充実感の高い神社であった。
キャットフードでも持っていってお供えすればよかったかな。
余計なことしないほうがいいか。

おまけ。参道入口で見つけたトマソン物件。


「純粋ドア」


純粋ドアの裏側。いや、裏も表もないのだろう。




赤瀬川原平さんは惜しくも先日逝去されたが、来年の春、
広島市現代美術館で赤瀬川原平展が開催される。

2015年3月21日(土・祝)〜5月31日(日)
赤瀬川原平展
Posted at 2014/11/11 11:25:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 珍スポット | 日記
2014年09月09日 イイね!

「犬の墓」 小豆島

「犬の墓」 小豆島小豆島の三都(みと)半島に、「犬の墓」というのがあった。
主人を守るために死んだという伝説の犬の墓である。

昔は山中にあったが、数年前に海に近い道路沿いに移築された。
明快な看板の横にある。

場所は大体この辺り。道が狭いので注意。



説明板。


立派な造り。


白犬である。


首から鈴が2つかかっている。


花は造花か。




犬の墓の背面。


脇に、お墓が集められていた。こちらは人間の墓。


日産超小型モビリティと犬の墓。

Posted at 2014/09/09 19:25:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 珍スポット | 旅行/地域

プロフィール

「どこにある?「京都、森に隠れた廃墟の庭」 http://cvw.jp/b/1463410/38269405/
何シテル?   07/24 09:40
HA24SアルトからL880Kコペンに乗り換えました
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