目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
以前からフロントドアの閉まり音がもう少し「パフッ」という澄んだ音にならないかと思っていました。そこで、今回、エーモンの静音計画 風切り音防止テープ(品番2650)を使用して改善出来るか試してみました。
これは純正ウェザーストリップに重ねて使用することで、ドアと車体の密着性を高め風切り音を低減出来るというもの。私は単にドア閉まり音の改善目的ですが。
商品はドア用(品番2650 2巻き同梱)とリアハッチ用(品番2649 1巻き)の2種類があります。
材質はEPDM、韓国製です。
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いろいろな方の感想を拝見しますとドアが半ドア傾向になるのを嫌ってリアハッチ用(2649)をドアに使っている方もいらっしゃいました。
どのくらい断面が異なるのか試しに両方を購入してみました。
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形状の差は微妙です。リアハッチ(2649)用の方が、断面が小さく、シール材もやや柔らかく半ドア傾向が低減できるようです。
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今回は、素直にドア用(2650)を使用しました。まず、取付位置周辺を脱脂します。私はプラモデル用のシンナーを使いました。
次に純正ウェザーストリップの車体アタリ面に水性ペイント(ポスカを使用)でマークし、素早くドアを閉めて車体にアタリ位置を転写。そこに今回のシール材をぐるっと一周貼っていきます。シール材には予め両面テープが貼ってありますので施工は簡単です。
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一か所、Rがきついところがあり、上手く貼れないでのシール材にV字の切れ込みを入れて対応しました。切れ込み部分にはシリコンシール材を注入しておきました。
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完成形。結果、閉まり音は「パフッ」とまではいきませんが、しっかりしたドア閉まり感、音質になりました。商品価格が手ごろの割には、ねらい通りの結果となり大満足です。
ガラスなど全閉状態にて、以前の力でドアを閉めると半ドアになる傾向はやや増しましたが、私的には問題ない範囲だと思っています。
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■所感 ドアの閉まり音について
昔から日本車は、ドアの閉まり音に無頓着かなと思います。しかし、そうではなくドアをはじめ何でも軽く動く(閉まる)のを好むのが日本人の感性かなとも思います。木戸、襖(ふすま)の文化?のため。
最近は日本車もグローバルでの商品性が優先のため、ドアについても結構しっかりしてきたかなと思いますが、もう一歩、欧州車の重厚感が欲しいです。
どうも日本のメーカー、サプライヤーはドアの音、重厚感などを定量化して設計段階でコントロールしてない?(失礼)のではと思います。各開発プロジェクトに携わる方の判断で、ドアの質感が決まっているような・・。
例えば高級商品の部類のアルファード、ヴェルファイアのフロントドアの閉まり音はこれですか?と思う安っぽい感触です(ドア裏に制振材もほとんど入ってない?個人の意見です)。レクサス系は流石にコントロールしているような感触はありますが。
それに比べると欧州車は車格にあまり関係なく、そのメーカーでドア閉まり音などが統一されています。確実にドアの質感をコントロールしている「ドア屋」さんが居ると思います。それと、欧州車はドアを開閉するときのラッチ音が機械的にかチャッと大きな音が出る傾向にあり、そこがしっかり感を演出しているのかなとも思います。
トヨタ系サプライヤーですと豊田合成のウェザストップ製品をはじめアイシン精機、豊田自動織機、豊田紡織とかがドア部品、トリムを作っていると思いますので、もう一歩ぜひ頑張ってもらいたいです。
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