目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
50 系プリウス3回目の車検(継続検査)が近いので自分で出来る整備はやってしまう予定です。
今回はブレーキフルードを交換しました。
使用したフルードはモノタロウブランドのDOT4です。トヨタ純正のDOT3で十分ですが。
モノタロウブランドのフルードはコスパが高く品質も悪くないようなので初めて使ってみました。製造しているメーカーもブランド品と同じようなところではないでしょうか。パッケージデザインはもう少し何とかしたほうが・・・と思います。
以下、作業概要です。
★ご注意:
ブレーキフルードの交換時のミスは重大な事故に繋がるリスクがあります。また、以下の手順にも責任を持てませんので、参考して頂くのは自己責任でお願いします。
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ブレーキフルードの交換には故障診断機(GTS)を使用する方法と使用しない方法があります。
今回は、GTSを使用しない方法でやってみます。
この場合、ブレーキフルードの交換は通常のエンジン車とそれほど変わらないです。
しかし、ブレーキ制御禁止モードにする必要があり、そこが異なりますので注意が必要です。
■ブレーキ制御禁止モードへの移行方法(以下の操作を60秒以内に行う)
1.パーキングブレーキ作用、シフトPとする
2.スタートボタン2回押下(ブレーキ踏まない)=IG ONにする
3.ブレーキ踏んでシフトNにする。ブレーキ離す。 ブレーキ踏み込み、解放を5秒以内に8回以上行う。
4. シフトPにする。ブレーキ踏み込み、解放を5秒以内に8回以上行う。
5.ブレーキ踏んでシフトNにする。ブレーキ離す。 ブレーキ踏み込み、解放を5秒以内に8回以上行う。
6. シフトPにする。
これでブレーキ制御禁止モードへ移行できるとブレーキウォーニングランプが点滅します。
★留意点
「5秒以内に8回以上のブレーキ踏み込み、解放」は想像以上に早く繰り返さないとです。私も最初は何回やっても中々ブレーキ制御禁止モード移行が成功しませんでした。コツは「しっかりブレーキ踏んで、戻して」ではダメで5秒経過してしまいます。兎に角、ブレーキペダルをスイッチと見なして「オンオフする感覚」で素早くやると成功します。
禁止モードの解除はシステムスタートボタンによるオフです。
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ブレーキリザーバータンクにアクセスするためにこのカバーを外します。
手順
①手前のシールゴムをずらす。
②カバーの周辺クリップ形状を考慮してカバーを上に持ち上げる。
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ブレーキリザーブタンクの古いフルードを吸い出し新しいフルードを入れておきます。
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つぎに前輪から古いブレーキフルードを抜き取ります。前輪は横着してタイヤを外さず舵角を目一杯つけて作業しました。
フロントブレーキキャリパーはアドヴィックス社製です。
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前輪のブリーダープラグは8mmのメガネレンチを使用。内径4mmのシリコンチューブをはめ、プラグを緩めます。
ブレーキペダルをペダリングして古いフルードを排出します。古いフルードはやや黄色になっています。新品フルードになると透明に近くなるので分かります。適時、ブレーキリザーブタンクが空にならないようにブレーキフルードを補充します。
整備マニュアルでは右前輪→左前輪→左後輪→右後輪の順に作業するようになっています。
経験的にはブレーキラインに空気が混入してないなら、それほど順序に気を使わなくても大丈夫かと思います。
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交換作業はこんな感じです。
シリコンチューブの途中にワンウェイバルブを挟んでおきますとブレーキフルードが逆流せず空気が入りませんので一人で作業出来ます。
ワンウェイバルブは1980年代のクルマのエンジン負圧回路に使われていた日産純正部品を流用しています。25年前に作った自家製ワンマンブリーダーです。
現在はネットでこの手のブレーキフルード交換、エア抜き工具は簡単に入手可能です。
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後輪のブリーダープラグは10mmのメガネレンチを使用して緩めます。
後輪は流石にタイヤを外さないと交換できませんでした。
リアブレーキキャリパーは日立Astemo社のTOKICOブランド製です。
昔TOKICOと言えばダンパーが有名でした。プロドラG とか。
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リザーバータンクのフルードの量をタンク刻印のMIN~MAXの間に調整して完成です。
これで2年ぶりの新しいフルードになり気分爽快です!!
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