
MAZDA3購入に当たり、毎度のことながら維持費や駐車場の問題から我が家に増車の選択肢は無く、自動的にN-ONEは手放すことになりました。
過去にクルマを手放すときは、一括買取サイトに査定を申し込み、概算提示の高い2〜3社に査定に来てもらっていました。しかし、高く売るためとは言え、複数の買取業者とのやりとりや駆引き、複数回の査定立ち会いが煩雑です。査定立会と交渉をできるだけ1回で済ますため、すべての業者に同じ日時に来てもらうよう調整はしていたのですが、全ての業者に日時を合わせてもらえるとも限らず、大抵は最初に来た業者に「今決めてくれるなら○万円上乗せします」と即決を要求され、徐々に他の業者とのやりとりが面倒な気持ちになっていき、自分が想定した金額を上回っていればそれで決めてしまっていました。
でも、これではそのクルマの市場価値を最大限に引き出した売却とは言えません。「上手に交渉できていればもう少し高く売れたのでは?」という気持ちが毎回ありました。
そういうこともあり、今回の売却ではセルカを使いました。
セルカはオートオークションを主催する会社で、全国約8000社がこのオークションに参加するため、クルマ売却の選択肢の中ではMOTAと並んで高値がつきやすいという評判でした。また、申込みから売却・引取までのやりとりは全てセルカと行い、査定(というより出品前検査)もセルカの検査員が1回来るだけで済むので、一括査定申込の後の電話攻勢や複数回の査定立会がないことが魅力に映りました。
ただし、自分で設定した最低落札額を超えたらその時点で「売り切り」となり、基本的にはセルカで必ず売却するルールです(キャンセルは違約金が必要)。また売却成立時はセルカの手数料33,000円が落札額から差し引かれます。
ウチのN-ONEは間もなく初度登録から5年の2回目の車検前。走行距離は約20,000Kmと少なめ。事故歴無し。内外装カスタム有り、エンジン・足回りノーマル。
売却のターゲット価格は、goo-netのアプリにマイカーを登録すると、そのクルマの現在の価格が表示されるので、まずはそれを基準にしました。これが131万円。
次に、MAZDA3 20SのMT車を試乗したマツダディーラーで下取査定をしてもらったのですが、希望額を聞かれたのでこちらの言い値で査定額が出るかを試したところ、そのまま下取額として通ってしまいました。これがgoo-netの表示額から少し上乗せした140万円。同時にマツダには珍しく35万の新車値引き(見積上は用品値引きではない)も提示されました。これは、半期の決算で新車販売台数を稼いでおきたいディーラーの思惑だったと思います。
ただ、私は今まで中古車を乗り継いでおり、大きく値引きされたからと言ってオプション含めて予算オーバーの新車を買うつもりはなかったので、営業トークとしてスルーしておきました。
その後、セルカを申し込み、検査員がやってきました。この検査員の方と最低売却価格を決める相談をするのですが、直近のN-ONE RS 6MTの落札実績を見るとほとんどが140万円台後半だったので、目標は150万超えとしつつ、スタート価格と「売り切り」表示が出る最低売却額を低くするほどオークション参加業者の目に留まりやすいという検査員のアドバイスもあり、今回最低売却額を60万にしました。
オークションでは、大きくカスタマイズしているクルマ以外は、どんなに高値を希望しても最終的にそのモノの適正な市場価値で落ち着くものであり、あとは自分のクルマに対し、落札実績の相場や目標額150万を超えてどこまで高値がつくのか、になります。
もちろん、相場より高い無茶な金額を希望している場合や、評価が大きく分かれるカスタマイズカーの場合はこれには当てはまらないと思いますが…。
検査員の方にも、希望額としては相場を理解したイイ線ですね、と言っていただけました。
車両検査と正式申込から最も早い金曜日にオークションが行われました(オークションは月曜・金曜開催)。60万円スタートで始まったオークションは、10分も経たないうちに130万を超えました。そこからオークション終了30分前に145万を超え、10分前に155万を超えてそのまま終了しました。これで手数料33,000を差し引いても希望価格である150万以上で売却できたことになりますので、今回セルカでオークションに出したのは正解だったと思います。
こうして実際の売却先はわからないまま、セルカ経由でN-ONEを売却できる運びとなりました。
N-ONEから外した社外品の売却(主にメルカリ)も順調で、あとは、準備すべき書類の指示が来るので、その準備と書類のカメラ撮影、セルカへの写真アップロードをしつつ、引渡の日までクルマを壊さないよう安全運転に努めるだけです。
Posted at 2025/09/17 15:33:57 | |
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