
全国3千万のコレ聴けファンのボーイズ&ガールズ!
久しぶりだな!
今回も前回から半年ぶりの更新だぜ。
台風きてるみたいだけど
そんなの吹き飛ばす勢いでRockしまくるぜ♪
そんな今回のピックアップアルバムはこちら
OPERATIONMINDCRIME
Queensryhe (1988年)
シアトル出身のクィーンズライチが88年に発表したアルバムでHR/HM史上に残るコンセプトアルバムとしていまなお光り輝く名盤中の名盤です。
ちなみにバンド名を最近は「クィーンズライク」と表記するみたいだけどデビュー当時はずっと「ライチ」だったからここでは慣れ親しんだ表記で通すね。
アルバムは精神病院に収容されているニッキーという青年の回想から始まります。
ざっとストーリーを説明すると・・
組織犯罪の黒幕ドクターXは、
ヘロイン欲しさに何でもやるような自堕落な若者達を洗脳して悪の手先として操っていた。
ニッキーもそんな若者の1人で、彼はドクターXに“殺し屋”として雇われていた。
腐敗したアメリカ社会に憤りを感じ、自分がやっていることは革命のために
必要な任務だと信じているニッキーだが、現実に彼がやっていることは、
ヘロインを手に入れるために人を殺しているだけだ。
そんな彼が唯一、心を許した存在がシスター・メアリーだった。
メアリーが、自分の罪を洗い流してくれる…そう信じて救われた気持ちになるニッキー。
だがある時、ドクターXから新たな“任務”を受け取る。
それは、「メアリーと神父を殺せ」というものだった。
メアリーは、実はドクターXの組織の連絡係であり、
また組織の男達に身体を与えて慰める売春婦でもあった。
ウィリアム神父は不幸なメアリーの弱味につけこんで
彼女を弄び続けてきた悪徳神父であり、ドクターXの組織に属している。
メアリーを愛するニッキーは任務と愛の狭間で苦悩するが、
彼女が自らの屈辱に満ちた境遇を告白した時、ニッキーの心は決まった。
「神父を殺して彼女と逃げる」と。
神父も反撃しようとするが、ニッキーは首尾よく彼を射殺してメアリーと共に脱出する。
ヘロイン中毒のニッキーは禁断症状に苦しみながら、
新たな人生をメアリーと共に生きようとする。
しかし、ドクターXの間の手は彼らの幸福を奪う。
メアリーが殺されてしまうのだ。しかも、その容疑はニッキーに掛けられる。
真に愛した者を失ったニッキーは絶望し、精神を病んでいく。
総てがどうでもよくなったニッキーは殺人容疑で逮捕され、
記憶喪失の中毒者として病院に収容される。
廃人同様のニッキーは、恐ろしい過去を時折思い出しては苦痛に叫ぶ日々を送るのだった…。
(『BURRN!』2006年4月号)
当時のアメリカ社会が抱えるさまざまな問題を
ニッキーを代弁者として取り上げたアルバムです。
ストーリーに沿った楽曲はSEなどで臨場感たっぷりに仕上げられているが
なによりそれぞれの楽曲の完成度がとてつもなく高いです。
もともとアメリカのバンドだけどヨーロッパ的叙情的なフレーズが印象的なバンドで
今作でもとても完成度の高いプレイを聴かせてくれます。
買った当初、歌詞カードとにらめっこしながら聴きまくったことを思い出します。
アルバムというよりは一つの映画をみている錯覚にとらわれました。
当然ツアーでもこのアルバムを完全再現したステージをやってました。
ちなみに今作発売から18年後の2006年に
「オペレーションマインドクライムⅡ」が発売されました。
18年という年月はニッキーが服役していた期間。
ざっとストーリーをいうとニッキーが退所後、ドクターXに復讐し
彼を殺すのだが、その後目標を見失い、自殺してしまう。。というもの。
今作ほどのインパクトはないがトータルで完結する物語なので
合わせてチェックしてもいいでしょう。
オープニングから3曲目のRevolution callingまで
Posted at 2009/08/10 22:37:50 | |
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「コレを聴いとけ!」 | 日記