O'NEAL 5seriesバイザー補強
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
デジカモのデザインに惹かれて先日購入してみたONEALの5series、オフヘルなんで当然バイザーが付いてます。
が、海外製の安物なんで作りがアホ過ぎてオフロードどころか輸送中の振動で破損したようです。
2
普通のオフヘルのバイザーはたいがい左右に2箇所ずつ固定するボルトがあって4点留めでバイザーの角度の調整と固定が出来る構造になってますが、この安物はボルトが左右1箇所ずつで、角度の調整と固定はバイザー裏にあるブラケットとボルトで調整&固定するようになってます。
そもそも何で左右2箇所ずつボルトを設けなかった謎ですが、この3点留めの構造でも問題はありませんが、バイザー裏から生えてるブラケットの付け根の強度が信じられないくらい弱いので秒殺で破損します。
結果的にバイザーが左右2点留めになるんで、いくら左右から締めても角度が固定出来ないのでそのまま走ると風圧でバイザーが持ってかれてバイザーがMAX上を向いた状態になって非常に恥ずかしい&危険。
半分飾りで買ったヘルメットなんでブラケットが破損した事は別にそこまで気にしてませんが、最低限のレベルで実用出来ないヘルメットを持ってるのも腑に落ちないので補修してみました。
画像は折れたブラケット。
2mm厚くらいの樹脂製のブラケットがバイザーからほぼ直角に生えてて、気休め程度に補強が入ってますが、どう見ても実用に耐えられる作りでは無いです。
その樹脂も弾力のあるヤツじゃなくて脆くてパキパキ割れるタイプの安っぽいプラスチックです。
そもそも角度を調整すると若干可動しなきゃならない部分をこんな樹脂で直角に固定されてて折れないワケがないですね。
バイザー側の破片は平らに慣らして、ブラケットも折れた部分を面取りしました。
3
色々考えましたが、折れたブラケットを上手い事バイザーにくっ付けるのが手っ取り早いかなと思ったんで早速やってみました。
ホムセンの金物コーナーで幅25mmの小さい蝶番を使いました。
あまり値段が変わらなかったので珍しくリッチにステンレス製にしました。
しかもなんと2個&取り付け用のビス入り。
余った蝶番とビスは自由研究用に取っておきましょうね。
ブラケットの幅が約20mmなので画像右の感じで片側を現物合わせで削ります。
全体的に角を落として面取りもしておきます。
言うまでもありませんが、肘が内側に付いてる側を削らないとバラバラになって使い物にならなくなります。
サラッと書いてますがステンレスを棒ヤスリでひたすら削ってるんでまあまあ時間かかってます。
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バイザーは平らじゃなくて若干湾曲してるので、それに合わせて削ってない側を蝶番の可動に差し障り無い程度に曲げておきます。
画像は真っ直ぐな蝶番と加工した蝶番の比較です。2個入りは便利ですね。
5
ブラケット側に2箇所穴を3mmちょっとの穴を開けて、それに合わせて蝶番の削った側にも穴を開けます。
そして蝶番の削ってない側の既存の穴を4mmちょいくらいに広げておきます。
当然いつも通り目分量で適当にやりましたが、蝶番の方の穴開けをミスって作り直しになりました。
2個入りだった事に強く感謝しました。素晴らしいパッケージです。
さよなら僕の午前中。
気を取り直して同じ物をもう一つ作って、今度は死ぬ程慎重に穴開けしたんでドンピシャでした。
向きを確認して3.2mmのリベットを打って固定します。
強度的にブラケット側から打った方が良いと思います。
逆から打っても固定は出来ると思いますが、樹脂に不可が掛かって下手すると割れるような気がします。
6
バイザーを本体に付けてブラケットを固定する位置を確認して、バイザーにリベット用の穴を開けて4mmのリベットを打って完成です。
これも表からリベット打たないと強度的にも見た目的にもよろしくないです。
7
取り付けるとこんな感じ。
ほとんど目立たないです。
リベットの頭をマッキーか何かで黒く塗っちゃえばより目立たなくなると思います。
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外から見るとこんな感じです。
デジカモと相まってあまり目立たないと言うか馴染んでますね。
リベット好きとしては満足です。
かなりガッチリ固定され、蝶番が可動するのでバイザーの角度調整も元より無理無く出来るようになりました。
極端にぶつけたりしなければ壊れる気配は無いです。
ただ、万が一事故った際に場合によってはこの蝶番がメット突き破って頭にブッ刺さったりするかもしれないんで、正直ヘルメットに加工するのは安全性的によろしくないので、やる場合は自己責任でお願いします。
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