クラッチフルード交換

アストロプロダクツさんで見つけた、パーツ類を組み合わせたものです。

・ブレーキブリーダーノズル
・ワンウェイバルブ
・シリコンホース

以上の3点を結束バンドで3箇所、漏れ止めの為に締めます。後は廃油受けに適当なペットボトルを用意すれば準備完了です。

スレイブシリンダのブリードスクリュへのアクセス経路確保の為、S/Cのサクションパイプとラジエターのリザーブタンクを外します。

リザーブタンクは適当な場所へ避難させます。黄丸がブリードスクリュになります。緩める六角ナットは8mmになるのでスタビレンチ等、極力短いものを先に噛ませておきます（後述）

ブリードスクリュのゴムキャップを外してブリーダーノズルを接続します。ホース等で抜け防止に結束バンドで固定している方も多い様ですが、このノズルは奥まで差し込むと、抜け防止の為ブリードスクリュを咥え込む様な構造になっている様で固定はいらないみたいです。

エアは上に上がってくるので、ブリーダーノズルより高い位置にホースが配置される様にします。

リザーブタンクを外して、MAXの位置までフルードを注ぎます（先に古いフルードを注射器等で新しく入れ替えてもいいかもしれません）

その後ブリードスクリュを緩めて、クラッチペダルを何回かポンピングするとフルードの回収と共にエア抜きされます。

※リザーブタンクが空にならない様に適時フルードを追加して下さい

ホースを確認して気泡が無くなり、新品フルードの色が見えてくれば終了です。

リザーブタンクで確認した時は、そんなに汚れている様子では無かったのですが、実際に抜いてみるとこんな感じでした。

交換後のリザーブタンクですが、明らかに色が薄くなってます。

作業自体は簡単ですが、2つ注意点があります。

1つ目は前述した様に、ブリードスクリュへ噛ませるレンチは短い方が良いです。手応えが分かりやすいですし、必要以上に締め付けトルクがかかるのを防止出来ます。

2つ目は、ブリードスクリュの緩め具合は固定されている位置から45度迄が無難です。それ以上緩めると、ポンピング時にクラッチペダルがスカスカになって、エアを噛み易くなります。

実際に90度位まで緩めると、いつまでも細かい気泡がホース内に確認される様になりました。「ほんの少し緩めて」作業後に「ほんの少し」締める程度で十分だと思います。