最近の仕事内容のご紹介の前に、ビッグニュースです。
ホンダがヘッドライトバルブの独自規格として一時期採用していた702K、
最近ではめっきりマイナーなものとなってしまったためか、
流行りのLEDヘッドライトバルブに関しては各メーカーから相手にされておりません(・ω・;)
「それでも愛車のヘッドライトをLED化したい!」というお客様の熱い想いにお応えするため、
弊所ではこれまで、H4タイプの市販LEDバルブのフランジ部分を
702Kの形状へと変換するフランジを製作・販売して参りました。
ノーブランド用
IPF用
これらは弊所の公式ウェブサイトでのご紹介はしていないにも関わらず、
みんカラや口コミで多くのお客様にご注文を頂いております。感謝感激です。
しかしながら、H4と702Kとではどうしても発光点位置やシェードの有無などが異なるため、
実際の使用においては焦点や光軸が最適なものとならず、
灯体を直視すれば相当に明るいように感じても、周囲を照らすにあたっては
バルブが持つ本来の明るさを活かし切れないようです。
最近ではこうした問題のご報告をいくつか頂くようになってきました。
今後の方針を考えておりました矢先、本日になって、過去にお取引頂いたお客様の人脈から、
愛知県のビート専門店「西田ファクトリイ-B」様より弊所にお電話を頂きました。
https://sites.google.com/a/nishidafactory.com/05868615989/
西田ファクトリイ-B様においては、H4からの変換ではなく、
初めから702Kの構造を持ったLEDバルブを一から作る計画を過去にお持ちであったそうです。
それは弊所としても目指している究極形でしたので、この度、西田様と弊所とで協力し合い、
702KタイプのLEDバルブを開発しようという計画がスタートしました。
ところで、先日東京モーターショーに立ち寄ったのですが、
そこでは幸運にもIPFの技術者の方とお話しさせて頂く機会がありました。
IPF製のLEDバルブは放熱関係の工夫のみならず、
近年の電子制御だらけの車両にも安心して使えるように
LED駆動回路のノイズ対策にもかなり工夫をされているとのことでした。
一方で、702Kが使用されていた年式のクルマではその点は重視しなくて済むため、
低コストで設計製作することが可能となります。
もっとも、産業界でいうところの「量産」に該当するような数量は作りませんので、
半ば手作り、それなりのお値段にはなってしまうと思いますが...。
私としては、これから1~2ヶ月ほどで試作開発完了まで持っていければと考えております。
ご期待ください!
西田ファクトリイ-B様ではビートのECUの修理を手掛けていらっしゃるようですが、
弊所でも各車種のECUの修理を受け付けております。
経年劣化により液漏れした電解コンデンサの交換に加えて、
その電解液で腐蝕した基板の洗浄と断線部の補修、
故障したICの海外取り寄せおよび交換などが可能です。
特に1988年~2000年頃は各電子部品メーカーにおいて、
電解コンデンサの電解液に「第四級アンモニウム塩」という
クセの強い化学物質が使用されていた時代とされています。
http://ednjapan.com/edn/articles/1208/01/news006.html
そのような電解コンデンサが経年劣化することで激しい液漏れを起こし、
近年ではメーカー問わず様々な車種のECUでトラブルが散見されます。
ホンダ車ではビートやEG6シビックに多くの事例が見られます。
ECUの故障が疑われましたら、ぜひ一度ご相談ください。
さらに弊事業所では、トヨタ車およびホンダ車のデスビキャップの
電極の消耗を抑えるパーツもお取り扱いしておりますので、ぜひご覧ください。
MTREC用もあります!
http://www.sonobe-kiden.jp/page016.html
今後とも宜しくお願い致します(゚ω゚*)