冤罪逮捕

遠隔操作ウイルスにより多くの人が冤罪逮捕されていた可能性が極めて高くなったことが明るみになりましたが、パソコンを使っている人にとっては全く他人事ではなく、本当に怖い話ですね。

いざという時に我々の味方となるはずの警察が、十分な捜査もせず とりあえずこいつでいいやとばかりに無実の人を逮捕して犯人に仕立て上げられる事件は昔から後を絶ちません。

この手の事件では ある日突然逮捕され、長い人で数か月の間 自白するまで留置場に拘留され、外部との連絡を断たれ、自宅や勤務先まで家宅捜索に入られ、毎日朝から晩まで取り調べを受けて精神的に追い込まれて やってもいない罪をやむなく自白した人も多いでしょう（私なら数日でギブアップすると思います）。

警察は『自白証拠だ』と言いますが、こんな取調べが続いてる限り到底証拠と言えないと思います。

企業や団体に勤めている人なら数か月も欠勤し、勤務先まで家宅捜査されたら普通はクビです。
たとえ何か月も後になって 無実が分かっても、元の身分に戻ることはまず出来ないでしょう。

そして真の犯人は捕まらずにのうのうと暮らして、次の犯罪に取りかかるわけです。

『医者と弁護士は知り合いにしろ』とは言いますが、こういう事件にはある程度ＩＴに詳しい弁護士も必要でしょうし、巻き込まれた時はどうすれば良いんでしょうね。

ただひとつ自分に出来る事で思い付いたのは、もし自分の回りで逮捕された人が出た場合、警察や報道をうのみにするのではなく、確実な証拠が出るまでの間は『本当にあの人は犯罪を犯すような人だったっけ？』とか、『テレビや新聞のニュース報道は本当に正しいのか？』、と疑念を持ってあげることも必要なのかなと思います。
（そういう時って、必ずといっていいほど 手のひらを返したように『やっぱりね』『あいつならやると思った』などと言い回る人が出てくるものです）


ところで冤罪と言えば、私は電車通勤なので痴漢冤罪に仕立て上げられるのも怖いです。

基本的にはラッシュの時間は避けるとか、もしラッシュにハマってもなるべく誤解されない体勢で電車に乗る、など出来るだけ事件に巻き込まれないようにしていますが、もし巻き込まれてしまった場合に備えて専門書などで予備知識を得ておくのも必要だと思っています。

では車通勤だと安心かというと そうとも限らず、相手過失１００％の事故なのに後から事実を曲げて主張する輩も居るでしょうし、当たり屋だっているでしょうし、油断なりません。

車も基本的には安全運転に加え、動きが変な車や、荷崩れしそうなトラックなどの近くはなるべく避けて走る、など予防策を張ることが出来ると思いますが、さらに事故に遭った時の証拠保全のため、私はスイフトにドライブレコーダーを搭載しています。


ところで車を生業としていると、年に１回くらい『事故の原因はブレーキが効かなかったからだ！』と車に責任を転嫁しようとする加害者に振り回されることもあるのですが、以前その類の事故の際、後続車の方が提供してくれたドラレコ映像で、車には問題ないことが証明されたことがありました。

『車側に問題ないこと』を証明するのってとんでもなく膨大な労力が掛かるのでうんざりしていたのですが、その映像一発でそれが証明されたので（ブレーキランプが点灯していなかった＝ブレーキとアクセルの踏み間違え）、その時は本当にドラレコ様様と思いました＾＾