自転車レースで「隠しモーター」不正発覚

自転車に詳しい人は既にご存じだと思いますが、有名選手が自転車に隠しモーターを仕込んでレースに不正出場したことが発覚というニュースに見入ってしまいました。

子供の頃に自転車の車軸にモーター付けられたらと思ったことはありましたが、昨今小型モーターやリチウムイオン電池など技術進化で、競技用自転車への機械ドーピングという問題が現実化しているそうです。

海外では競技用自転車への後付モーターキットが手頃な値段で市販されているそうで、外からぱっと見ただけでは普通の自転車と見分け出来ないほどの完成度だそうです。

本来はツーリングで急坂などキツい時に補助的に使えるなど”電動アシスト自転車化”の名目で販売されているのだと思いますが、ドリンクボトルの外見をした電池なども市販されており、レースで不正使用しようと思えば出来る状況のようです。



バッテリーに限りがあるのでレースでは常にモーターを回しているわけではなく、急坂や競り合いになった時などここぞのタイミングでスイッチＯＮしてライバルを突き放すような使い方のようで、つまりある程度のレベルの選手でないと活用できない模様です。



そういえば昔、地方で開催されたソーラーカーレースでフレームにニッカド電池を仕込んで不正出場したチームを見たことがありました。そのチームは中盤までぶっちぎりで速かったのですが、途中でモーターのコイルが焼き切れてリタイアし、車両を引き揚げ中にバレて恥をさらしていました。