ありがとう、そしてさようなら。。。

10年近く前のノートＰＣ破棄に伴い、情報流出防止の為
HDD破壊したので、ついでに内部構造を観察しました。







PCは東芝DynaBook3330＋Windows98。当時25万円位したと思います。
容量は1～2GB程度で、今なら3千円メモリースティックに楽勝で負けます(笑)



バラスだけなら早いです。意外と＋ネジが多かったように思います。



ネジはアルミ、鉄、ステンなど場所によって使い分けられていました。



ＣＰＵは米インテル。せっかくコストダウン努力をしても、ここでガッポリ
利益を食われてしまうとＰＣメーカーの友人が嘆いていました。



冷却困難なノートＰＣは、内部に伝熱材が張り巡らされていました。
素材は柔らかく、非磁性体のようでした。最近は液冷ＰＣもありますね。



上の伝熱材をコンロであぶると、瞬く間に指へ熱が伝わってきました。



配線は、車のカプラのようにコネクタごと外れるものもあれば、



プリント配線だけ外れるものもありました。



液晶画面です。東芝ＰＣですが、画面はシャープからの供給品でした。



黒い液晶画面の裏に、薄銀色フィルムが３層くらい重ねられていました。
液晶画面の下に極細蛍光灯(矢印)のようなものが設置されていました。
ガラス製で、指で曲げたらパリンと割れてしまいました。



画面をカッターで切り付けてみましたが、傷は付いたけどそれ以上に
刃は食い込まず、意外と丈夫であることが分かりました。



黒い液晶画面を折り曲げると、パキッ音で内部の液晶が滲んでいました。
合わせガラスのようにサンドイッチ構造で、剥がすと液晶が塗布されてました。
指で触ると、オイルみたいな感触でした。反射しているのはＴＶです。



ＨＤＤ分解に進みます。このＰＣはＨＤＤ破損で一度交換済みです。
特に高温環境、振動に弱いようで、熱帯途上国に赴任した仕事仲間
達のＰＣのうち、８割方はクラッシュしていました。



ＨＤＤの蓋はトルクスネジで止められていたので、無理やり剥がします。
ピカピカ３重ディスクが眩しいです。指で廻すとスルスル軽く回ります。



ディスクはガラス製なのか、叩いたらパリンと割れました。
これで情報漏洩の可能性は完全に無くなりました。



ディスクを読み取るヘッド？です。先端はフォークのような形状で、
３枚のディスクの間に入る構造のようでした。
支点はベアリング内蔵で、ヘッドと逆側の磁石は凄く強力です。



キーボードです。やはりノートなので薄いです。キーボタンを押すと、
緑色のプリント線に、赤色の導体が押し付けられ電気が導通します。