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今日はあいにくの大雨でしたが、ＭＳナカオさんから紹介頂いたＨＤＣ（日本障害者モータースポーツ協会）ジムカーナ走行会の手伝いで、筑波ジムカーナコースに伺いました。
（結局手伝うより教えてもらう事の方が多かったですが (^b^)

ＨＤＣは主に身体障がい者のモータースポーツ参加を支援する団体ですが、去年富士ショート走行会にお邪魔した際、車いすの人がサーキットをガンガン走ったりする姿を見ているので、今日も手の操作だけでスピンターンする姿を見ても特に違和感は感じませんでしたｗ

そして・・・なんと言っても今日私が一番感激したのが、日本で初めてこの団体が企画した、視覚障がい者にも車の運転の楽しさを体験してもらうイベントです。

具体的には教習所から教官と教習車をご提供頂き、教官が助手席からハンドルの舵角等を伝え、運転席の視覚障がい者がそれに応じて運転操作を行い、実際にジムカーナ場を走るのです。

ジムカーナ場なら広いし教習車なら助手席にもブレーキが付いてるので、安全も確保できています。
速度は当初歩く程度でしたが皆さん段々慣れてきて、結構スピード出してきたと思ったら勢い余ってダートにはらんでる車もありましたｗ



今回運転を体験された方々は、生まれた時から全く視力が無い方や、ある程度の年齢になってから視力を失った方、全盲の方、弱視の方、その他年齢性別も老若男女とさまざまでしたが、共通なのは運転中皆さんもうすごくイキイキした顔をされていた事でしたｗｗ

確かに自動車の運転って健常者だけで楽しむべきものでは無いなぁと感じました。でもその一方で安全は絶対に確保しなくてはならないので、やろうと思っても壁が厚くてなかなか出来ないでしょう。
そういう意味でも本当に素晴らしいイベントだったと思います。

当初どのくらい人が集まるのか調べるため視覚障がい者の方々に運転体験希望を募ったところ、すごく関心が高くて、結局観光バス１台分の希望者が集まったそうです。
私なんかはただスポットで手伝いに行っただけですが、主催の方々はこのイベントを実行するためにサーキットや教習所、福祉施設など大変な調整を経て準備したんだろうなと推察しました。

残念ながら次回予定は当面ないそうですが、また機会があったら是非開催して欲しいと思いますし、出来る限りの協力をしたいとも思っています。


ところで体験走行の際に、盲導犬を後席に同乗させている人も居ましたが、教習車がコンフォートやクルーだったので、ハタから見ると犬がタクシーの乗客みたいに見えて笑えましたｗ
残念ながら今日１日お仕事中のようでしたのでナデナデは出来ませんでしたが。