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先週フィリピン沖の深海に沈む戦艦武蔵が撮影されたニュースが話題になりましたが、そういえば以前撮影されたタイタニックもそうでしたが、塩水に漬かっている割にはほとんど腐食が進んでいないと感じました。

多分塩水に浸かっていても、酸素と遮断されるため腐食（酸化）しないのではと思いますが、逆に普段空気と雨水にさらされている放置廃車は錆が進み放題です。

また水道管も内部が水で満たされていればあまり錆びませんが、エアが入ると錆が進んで赤水が出たり、腐食の原因となっているように感じます。

そういえばオートバイのタンクも、ガソリンが入っていれば気化したガソリンがタンク内から酸素を追い出して内面の錆を防ぐ効果がありますが、ガソリンを切らした状態で屋外に長期放置していると、気温差でタンクが呼吸してキャップ穴より外部の酸素や水分を呼び込み、タンク内面が錆びてしまうことがあります。

たまに『しばらくバイクに乗らないからガソリンを抜いておく』なんて人がいますが、もしガソリンを抜いてしばらく放置するのであれば、内面に防錆油を塗る等しておいた方が良いのではと思います。


ところで先日の北海道旅行では、あちこちの道路で融雪剤散布車をよく見かけました。

道東や道北の方はアイスバーンが多いので、冬は滑り止めの砂を撒いて、春に清掃車で砂を清掃するケースが多かったので、昔（１５年ほど前）は融雪剤散布車を見たことはほとんど無かったように思いますが、最近はコストダウンのためか、融雪剤を撒いて終わりのケースが増えたそうです。　

ただ撒かれる融雪剤は塩化カルシウムや塩化ナトリウム(塩)など、腐食を誘発する物質ですので、融雪剤だけが原因では無いのかもしれませんが、最近足回り部品が腐食するトラブルをよく見聞きするようになった気がします。