
昨日は朝起きたら強い雨が降っていたので、少し空いているかと思って東京モーターショーに行ってきました。
国際展示場駅を降りたら、珍しくアテンザの個人タクシーを見かけました。私は初めて見ます。ディーゼルかな。
是非ワンメーターでもアテンザタクシーに乗ってみたい誘惑を振り切って、モーターショー会場に向かいました。
メジャーな車両やお姉さん達の写真は、ネットのニュース記事や他の方のブログに掲載されているものと思いますので、私は変わった車や部品などをズラズラと記載しようと思います。
ダイハツのコンセプトカーで、まるでロープウェイのゴンドラみたいな車両が出展されていました。
多分軽規格の寸法目いっぱいを意識しているのかと思いますが、割り切りが気に入りました。
またベンチャー企業の出展で、
ボディが2重になっていて、出先でスルスルと引き出して幅が
2倍になる車両も気になりました。
特殊救急車などでは似たアイデアが実用化されていますね。
産学共同企業からホイールインモーター電気自動車が出ていたのですが、モーター以外はそれほど驚く機構は目につきませんでしたが、スバル360のようなポジティブキャンバーが気になりました。
シャシにボディを乗せれば重さで沈み込んで適切なキャンバー角になるのでしょうか。
ありそうで無かった
軽バンベースの救急車です。心肺蘇生等しながら輸送するには少し狭いと
思いましたが、狭い道や、過疎で予算が厳しい自治体などに向いているのではと思いました。
右は
後軸操舵のトレーラー(動画サイト)です。車両下には油圧シリンダーがありましたので、
コンピューターなどで舵角を制御しているものと思われます。
バイクブースです。今年はヤマハが華やかだったように思います。
ハイパワー車で3輪バイクは初見です。外観からかなりフロントヘビーなように見えましたが、
バイクでアンダーステアとかあるかもしれませんw
ホンダは電動カブが出展されていましたが、ヤマハパッソルに先を越された感があります。
スズキはハスラーという名のスクーターが出ていました。そもそもハスラーと言う名の由来は
軽自動車ではなくオフロードバイクですので、これで二輪の名前に回帰したように思います^^;
ところでバイクのカタログを見て思ったのですが、最近はスポーツバイクでも馬力が表示されて
いないのですね。バブル世代の私としては、何馬力かが重要な情報でしたので(実際に馬力が
出ているかどうかは別の問題ですが)、世の中のニーズと言うか、時代の変化を感じます。
ホンダは
発電機も展示していましたが、トースターみたいな外観でいい感じです。
(※追記: 発電機では無くバッテリーだそうです)
次は部品ブースです。コイトではヘッドランプウォッシャ―が紹介されていました。
HIDやLEDは発熱量が低く、冬季に雪が付着したら溶けないので装備されていると聞きました。
しかし1975年には実用化されていたと記載がありますが、その写真が凄い昔のカローラです。
あのカローラってオプションでヘッドランプウォッシャ―あったのですかね!?
ブレーキ屋さんのブースです。ニュル24hのパッドの厚みが普通の3倍くらいありましたw
電動パーキングブレーキは、プリウスなどボタン式でしたので、あのあたりのかと思います。
プリウスでジムカーナやってる人いましたが、ボタンでターンとかしてるのでしょうか。
低引き摺りキャリパーはロス低減して燃費改善が目的のようです。普通のキャリパーは
オイルシールの変形分パッドが戻りますが、それ以外の機構を設けているようです。
クリアランス増大でブレーキフィールが悪化しないか気になります(聞けば良かった)。
アルミブレーキドラムです。シューとの接触面は鉄が埋め込まれています。
そういえば昔ヤマハがアルミディスクを試作しましたが、実用化には至らずですね。
グッドイヤーから変わったタイヤ(PDF)が参考出展されていました。
音もうるさそうですし、攻めたらブロック飛びしそうですが、放熱性は良さそうです。
日本でダンロップとグッドイヤーは以前提携していましたが、今は解消したようですね。
ステアリングバイワイヤーの機構です。何でモーターが2個付いているのか聞いたら、
万一1個壊れても、もう1個でステアリングが切れるようにしているそうです。
右は磁気ダンパーで、経年劣化が無いそうです。展示品は永久磁石式ですが、これを
電磁石にしたら減衰率を自在に変えられるのではないかと思いました。
3Dプリンターを利用した鋳物砂型で、ただしこれを作るのに5時間かかったそうで、
簡単にポコポコ作れるようではないようですが、かなり複雑な形状もOKのようです。
右はスポット溶接の代わりに接着剤でボディパネルの接合を補強しているそうです。
競技などでボディスポット増しする場合はボディをドンガラにしないといけませんが、
これを使えば接着剤の重さが増えるものの、簡単にボディ補強出来そうです。
熱電変換モジュールと言って、熱いところに置くと電流が流れる素材だそうです。
温度計センサーなどで
似たような特性の材質は昔からありましたが、発電量は
せいぜい数mAですが、一方この熱電変換モジュールは1平方cmあたり約1W
も発電をするので、これだけ効率が高ければその電気を何かに使えそうです。
左はエアコン等のツマミ内にプラネタリギアを内蔵させて、軽い力でワイヤーを
引ける回転ツマミです。ダイレクトだと重くて『ガゴッ!』なんて感触でしたが、
これになればギア比があるので軽くスムースに操作できます。
右は収納型ドアノブで、車のサイドを平滑に出来、歩行者接触時などに有効です。
展示品は電動でせり出す構造ですが、シンプルな機械式でもいいと思います。
軸受メタル会社の出展ですが、ATのどこにどの軸受メタルが使用されているか
カットモデルと軸受を釣り糸で繋げていて、とても分かりやすいモデルですw
ところで環境対策で鉛フリー化が進んでいますが、VWの捏造ではないですが、
性能を達成するためこっそり鉛を入れたなんて企業が出ないことを祈ります。
写真左は欧米で普及しているフラップ式燃料給油口です。キャップのように締め
忘れや緩みが無く、給油時もノズルを差すだけでOKなので、これは自分の車に
付けたいくらいでした。
写真中はシート裏に仕込んだセンサーで心拍数の変化から
居眠りを予見して警報
を発する装置です。後付も出来そうですので、暫定対策として期待されます。
写真右は献血の看板です。オイルのように半年に1回交換しましょうですって。
写真左はメッキ表面を顕微鏡で拡大した画面です。適当な画面でも写しているん
じゃないかと疑ったので、それとなくケースを軽く押してみたとこと画面がブレ
たので本当の顕微鏡で拡大画面のようでした。
写真右は高性能磁石で、磁気性能が高いとモーターを小型化出来ます。以前は
主に中国で採掘されたレアメタルを多く使用していたそうですが、チャイナリスク
回避のため、レアメタルレス、もしくは低減した製品を実現したそうです。
バイクのスロットルもバイワイヤ化が進んでいます。バイクの場合は転倒時など
にケーブルが変形固着してエンジンが吹け上がることがたまにあるので、ここに
限っては絶対バイワイヤ方式の方が良いと私は思います。
車両軽量化のため、ワイヤハーネスを銅→アルミ化したり、燃料パイプの樹脂化、
内装に軽量繊維使用、樹脂スプリングの採用などです。板バネはかなり前から
FRPなどの樹脂化が進んでいますが。
トルクドライバーです。トルクレンチはよく見ますが、トルクドライバーは初見
な気がします。昔あったカセットテープの+ネジもトルク管理が結構厳しくて、
規定値を外れると回転抵抗が増えたり、テープが安定して巻かれなかったり
すると聞いたことがあったのを思い出しました。