コル注のブログ一覧

ビッグサイトでセキュリティショーが開催されているので、車の防犯などの展示がたくさんあるのではと期待して行ってみましたが、車より警備システム全般の展示会でした。

せっかく行ったので展示を見てみましたが、カメラや記憶媒体や画像処理技術の進化で、自分が思っていたより防犯システムは進化していることが分かりました。


印象に残ったのは画像認識技術を使った顔認識精度の進化です。

そういえばよくニュース等で『駅のカメラの画像より犯人を割り出し…』とか聞きますが、画像に写る何万人の顔を刑事がひとりひとり確認しているわけではなく、こういうシステムを使って一気に画像検索しているのかもしれません。

下の写真は万引き防止システムの例で、万引き前科のある人間の顔を登録し、該当者が入店すると自動的に店員に注意を促す仕組みで、再犯による被害を事前に防ぐ効果があるそうです。



金庫でも顔認証システムが導入されている製品があり、内部犯行を防ぎます。



また警備カメラでは、例えば警備室に多くの画面が表示されることによる見落としを防ぐ
ために、異変があった映像にアラームが作動して警備員に注意を促すシステムです。



セコムのブースでは警備補助ドローンが展示されていました。
警備システムが作動すると警備員が到着するまでの間、ドローンが自動運転で犯人を追跡撮影し、夜間も飛行でき、長い棒などで叩き落とそうとすると検知して距離を置くようになっているそうです。
ドローンは大きな音がするため威嚇効果があるので、撮影よりそちらの方が有効かもしれません。



岡山国際サーキットに導入されている監視カメラは、高画像化で路面の落下物やオイルなどの発見も容易だそうです。そういえばポストに人を配置してもコーナー越えると見えなくなりますし、岡国は広くてアップダウンもあり見通しが良いとは言えないので、カメラによる監視補助も有効そうです。



その他展示されていたチラシです。
①この南京錠は加工後メッキされ、バネも用いていないので、海水中も使えるそうです。
②鍵のＭＩＷＡより鍵に後付できるメモリーが販売されていました。外出先で家の鍵を
　閉めたかどうか不安になるような人は欲しいアイテムだと思います。
③防犯ガラスに規格が出来たそうです。そういえば以前訪問した企業の窓ガラスの端に
　こんなステッカーが貼られていたような気がしますが、防犯ガラスだったのですね。
④救助ロボットで、災害の他に、テロ防止に車両下部の確認等にも使用されるそうです。