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３年ぶりに裁判所の傍聴に行ってきました。

以前と変わったのは、食堂が廃止されたことと、裁判所内に入る際、空港のように全員Ｘ線や金属探知機の検査が実施されていました。

以前このような検査はヤクザの傷害や殺人事件の裁判の法廷だけでしたが、よく考えたらもっと早く導入されていてもおかしくないと思いました。


今日は４件の裁判を傍聴しましたが、１件はたまたま被告人の名前が自分と同じだったので、裁判を聞いていて少し不思議な気持ちになりました。


①強制わいせつ
状況：深夜帰宅途中の女性Ａに抱きつき胸を揉みキスをして口腔内に舌を入れ逃走、その後同日に別の女性Ｂをフェンスに押し付け腹パンしてカッターを首に当て胸を揉み、下半身陰部を触る
注釈：うち１件は示談済、前科なし、反省見られる、親族が支援を約束
判決：懲役２年６か月、執行猶予３年、ただし保護観察とカウンセリングが義務
感想：女性Ｂの気持ちを慮ると少し甘いように感じました


②傷害
状況：被告が自転車で出勤途中、一時停止無視の原付(原告)に衝突され転倒、その後原告の態度に腹を立て 通報中に暴行し、全治２か月の重傷を負わせた
注釈：被告の供述に矛盾が発覚し反省が見られない、原告から罪の軽減申告あり
判決：懲役２年、執行猶予３年
感想：事故当事者なのに対応や態度が悪い人も多いので被告の気持ちも分かる、ただし例え事故相手がクソでも殴ってはいけない


③詐欺（途中参加、途中退場）
状況：恩がある先輩に書類運搬の仕事を頼まれ、実際はオレオレ詐欺の運び屋をやってしまった。途中で詐欺だと感じたが数回やった
判決：公判中
感想：恩がある人でもおかしい話には断る勇気を


④覚せい剤
状況：妻とけんかをして家出、ストレス発散のため公園トイレで覚せい剤を注射後、辞めたくて自分で110番通報し(自首)現行犯逮捕
注釈：前科３犯(薬物)、家庭あり、覚せい剤はツイッターで隠語で検索した運び屋から入手、妻が支援を約束
判決：公判中（求刑１年１０か月）
感想：逮捕日に子供が専門学校に合格するが金銭的事情で諦めたそうです
　　　覚せい剤が意外と手頃な値段で身近に流通しているのに驚きました
　　　帰り道にツイッターで隠語検索しましたが私には見つけられませんでした


最後の覚せい剤の裁判はタイムリーな内容でしたが、巻き込まれた家族(特に子供)のことを聞いていると少し重い気分になりました。