
いつも会社からコストダウンしろとかクレーム費減らせとか散々言われてうっせーなと思っていましたが、そうして節約したお金でコンパニオンを雇ってくれるのであれば本気の全力の本気で会社に協力しようと心に誓ったコル注です、こんばんわm(_ _)m
行くつもりは無かったのですが、他の人のブログ見たら面白そうだったので10年振りくらいにモーターショー行ってきました。
86とか超人気ブースは時間を取られるので最初から眼中なく、興味のある会社だけを見るなら半日もあれば十分だろうと思って3時からアフタヌーン券で入場しましたが、結構面白くて夢中になって見ていてふと気が付いたらあっという間に閉館の8時で、結局予定の半分くらいしか見られませんでした。
私が見たってどうってことないんですけど、今日廻って見られなかった残りのブースも気になるので、明日も行こうかどうしようか思案中です^^; (ちなみにJAF会員は割引が効きます)
どこの会社か失念してしまいましたが樹脂やセンサーを作ってる部品メーカーの展示品です。
左は樹脂製トルクロッドです。今は純正は鉄フレームにブッシュ、競技用部品だとアルミ使ったりしていますが、樹脂自体も弾性があり軽量化も図れるので、量産品に採用するならかなり良さげです。
右は燃料の品質センサーです。粗悪燃料もこれで一発判明なら宇●美さん大変じゃないスか?w
これはカムシャフトの進角機構とかを作ってる会社の展示モデルですが、ただのカットモデルでなく、一般の人にも構造が分かりやすいよう部品ごとに透明な樹脂板で手前に引き延ばしています。
こういう展示モデルを作ろうって発想ができるデザイナーさんってすごいなと思いました。
そういえば今の車のカム進角機構は吸気側だけが多いですが、展示では排気側にも装備しているエンジンが多かったです。
これはカムシャフトを作ってる会社の展示物です。
当たり前ですがカムシャフトもバランス取っているんですね。クランクの半分とは言え高回転エンジンなら4000位は行くでしょうし。私の車のカムもよく見たら修正痕があるかな?w
修正痕の小ささから見て、かなり精度のいい製品を作る実力がある会社じゃないかと推測します。
ピストンww
ボルボトラックのブースでトラックがリサイクルされるまでのドキュメンタリービデオが流れてましたが、すっごく面白くて 時間が無いにも関わらず30分くらい足を止めて夢中で見入ってしまいました。
リサイクルでエコと簡単に言いますが、結局その作業の多くは人手に頼っており、誰かが汗をかいて裏方で苦労している姿を細かく、かつ分かりやすく解説していました。
これは全国ネットで放送していいレベルです。
時間あれば是非ご覧になることをお勧めします。
ネジ屋さんのブースでよく展示されていたタッピングボルトです。
これは下穴を開けて、タップを立てずにいきなりボルトを突っ込めばネジ山が出来るボルトです。
タップを立て、キリ粉除去の手間が省け、ネジ山にバックラッシュも発生しないメリットがあります。
ミッションクラッシャーの私としては繰り返し脱着のネジ耐久性が気になったので質問したのですが、
コル注:『これは脱着を繰り返してもネジがナメたりすることはないんですか?』
ネジ屋:「・・・大丈夫です!」
一瞬の沈黙から、脱着性に関してはあまり知らないことが伺えましたw
ボルト先端がテーパになってるので見た目よりネジ有効長が少なくなる点への注意は必要ですが、考えたらタップだって先端がテーパなので、気にするほどのことではないのかもしれません。
これは同じくネジ屋さんの防錆コーティング。私の好きなフッソ系(
変性フロロカーボン)だそうです。
エキマニやバッテリー廻りとかにも使えるんだったら買いですね。
BSのタイヤ空気圧センサーです。ヨコハマとかからも同じような商品が出ていましたね。
走行中でも空気圧を電波で外部に教えてくれるらしいですが、ついでに圧抜きもしてくれるとピットに入る手間が省けるのですがw
アウディに搭載されているLSDです。
デフ自体はオープンで、左右にクラッチが配置されています。このクラッチを制御してLSDの働きをさせているようです。デフの大きさや重量では不利ですが、耐久性やメンテ性でかなり有利かも。
スズキハヤブサはご自由におまたがり下さい状態でしたが、車両が転倒しないよう設置されている固定台の出来があまりにも素晴らしく美しかったので思わず写真に撮ってしまいましたw
NGKのロングリーチプラグです。最近の車は整備しないうちにこんな細く長くなったのですねw
プラグの断面は挿し絵のように支え無しでニョローンと伸びているのでしょうか。
ガイシ屋さんのセラミックベアリングとかです。鉄球より潤滑条件が少なくて済むかもしれません。
下はセラミック工具ですね。そういえばセラミック包丁って研がなくていいのかと思ってましたが、知人が買ったら箱の中に「無料研ぎ券」が入っていました。ノーメンテって訳にはいかないのですねw
トヨタ関連のエアバッグメーカーです。歩行者用エアバッグも近い将来実用化されるかもしれません。
右はあらゆるエアバッグを展開させた例です。20年くらい昔に日産プレジデントで後席足元から展開されるエアバッグがMOPでありましたが(写真の赤丸部)、今はそういうの無くなりましたね。
同メーカーのカラフルシートベルト。今のところ材質は同じで色だけしか変えられませんが、そのうち例えばモフモフタイプとか感触まで変えられたら選択肢が増えると思うのですが。
オイルフィルターです。最近の車はエレメントだけ変えられるようになっているのですね。
一体型のフィルターって缶ゴミなのか燃えないゴミなのかで迷って結局産業ゴミで出してしまっていたのですが、エレメントだけ交換できるようになるとはいい傾向だと思います。
アメリカのエンジン開発会社から
スプリットサイクルエンジン(?)が展示されていました。
これはターボ過給+1段目のピストンで予圧縮し、2段目の燃焼室でプラグ点火で爆発させます。
2段目は1往復1爆発です(2サイクルエンジンみたい)。こいつ何物なんだ???
ポンピングロスを減らして燃焼効率を40%以上、排ガス有害成分80%カットだそうです。
ガソリンエンジンは燃焼効率が低いし、ディーゼルは排ガスが悩みなので、両者解決です。
ただし構造は複雑だし構想自体は昔からあったそうですが、今のエンジン開発の延長上ではなく、全然違う方向の発想だから侮ることはできません。もし謳われている性能が出るのであれば、走る自動車ではなく定置式の発電機とか産業エンジンからが有力ではないでしょうか。
ただアメリカの会社なので特許とかガチガチに縛ってそうなイメージがあります。
鍛造鋼メーカーのバルブリフター提案です。
最近は
DLC(ダイヤモンドライクカーボン)加工を採用する部品が増えてきました。
摩耗に対する余裕度が少なくて不具合が起こっていたのがDLCで解決したという話は最近よく聞きますので、かつてのモリブデンやテフロンに次ぐ産業界の救世主になるかもしれません。
ミツバという電装メーカーが電気カートを出品していました。違和感ないですねw
燃料ポリタンを股間に抱える不安はなくなりましたが、悪メンテで感電しないよう注意が必要ですw
右はちょっとハミ出してしまいますが、ホイールイン?モーターです。バネ下重量は不利ですが、これでエンジンルームがドンガラになります。
