
最近は滅多にやらないカタログネタですが、今回は
簡易カタログながら3代目ミラージュを・・・
3代目のミラージュは、1987年(昭和62年)に登場。
初代は日本国内では、比較的早いうちからこのクラスとしては、FF2BOXの形態を持ちイメージ、人気とも中々のモノがありました。
2代目は、 先輩格のシビックの人気、後輩ライバルの著しい伸長によって目立たない存在となっていきました
(忌野清志朗さんやエリマキトカゲのインパクトはデカかったのですがw)。
そうした中で、3代目へのモデルチェンジは、三菱としても相当悩み苦しんだように思われます。

そんなせいもあってか登場直後のミラージュは、3ドアのみ、
グレードではなく横並びの「シリーズ」として展開するなど
一風変わった戦略となりました。(最廉価車としてTというグレードがありますが一般的ではない)
テレビコマーシャルでもそうでしたが、このカタログでもモデル、背景ともにアメリカン・フィフティーズを彷彿させるイメージ。
このページでは、バックにロサンジェルス郊外にある絶叫系遊園地
(長スパみたいなもんかなw) 「マジックマウンテン」の有名な木造のコースター
(トヨタじゃないよw)があり、印象的な光景になっています。
余談ながら、このマジックマウンテンは、3代目ミラージュが登場した年と同じ87年の1月にデビューした
マツダエチュードの広告の背景にも登場しており(ハッキリと覚えていませんが、もう1車種国産車か外国車かも判然としませんが、同年代にマジックマウンテンを背景にした広告かカタログがあったと思います)、70年代~80年代にかけて多く背景に用いられたニューヨークの世界貿易センターと並んで各社のロケのメッカであったのでしょうね。
エチュードの広告も載せようと思ったのですが、見つかりませんでした(汗)

メイン的基幹シリーズの
「SWIFT」スイフト
シリーズで唯一「スーパートップ」を装備したモデルを持つだけにカタログやCMでも1番アピールしています。(サイボーグやザイビクスはオプション)
因みにスーパートップにはⅠとⅡがあり、Ⅰが写真にあるようなガラス屋根の「デュアルグラストップ」
Ⅱが、フロントがグラスルーフ、リアがBOXキャリアのような形状をした「マルチトップ」と呼ばれています。
エンジンは全車1500で、ECIマルチ(インジェクション仕様)とキャブレター仕様。
またウリ(?)のひとつであった
「プレイバックラジオ」の設定もこのスイフトに限られていました。
これは、プレイバックスイッチを押すことで 5秒前の放送へ
タイムスリップwww
その後は本来の放送へ4%早く再生、約125秒後に追いつくという機能で、利用価値があったかは
オーナーのみぞ知るwww
でも、
その後消失したことから見ても・・・(自主規制w)
初期の広告の引用をすれば、このスイフトの血液型は
A型 らしいですwww

シリーズ中最高性能を持つ
「CYBORG」サイボーグ
主として外観のエアロパーツ、1600DOHC、1600DOHCターボのハイパワーエンジン、デュアルモードサスペンション(DOHCターボ車のみ)といったところが特徴となり、中でもデュアルモードサスは、ショックアブソーバーとスタビライザーの特性を同時に切り替えられるというとても凝ったモノ。
しかも、乗員や荷物などで重量が変わるためその都度、変化するポイントも自動的に調整される「位置依存型」でもある、クラスとしては贅沢な足回りでありました。
このサイボーグ、血液型は
O型 (自分の血液型と一緒デスwww)

シリーズの中では、女性仕様車 的な存在である
「FABIO」ファビオ。
いうなれば先代の
「わがままマリオン」の系譜を汲むw お買い得車ということもあり、女性以外にも人気を博したシリーズでした。
確かにエアコン、パワステを装備して1300とはいえ
99万9千円は安い!
エンジンは1500と1300があり、ともにキャブレター仕様
そういえば、自分の親父がギャランを買ってしばらくして、親父の勤める会社の同僚(もちろん男性w)に紹介して成約していたなあ(地元ではギャラン店もカープラザ店も同じ会社でありました)。
そして血液型は
B型

シリーズ中
最大の謎www
「XYVYX」ザイビクス!!
(右から読んでも左から読んでも・・・的なw山○山風ネーミングwww)
これは、わからないw
どんな人が買ったのか、どんな人が企画したのか、どんな意図があったのかが(爆)
このクルマは、ミラージュのカタチをしていながら
2シーターであり、かといって商用ではないため立派に5ナンバー登録であるわけで、趣味で荷物をたくさん積む人はもっと大きいワゴンか商用車を買うであろうし、他のミラージュのシリーズでもリアシートを畳めばそれなりに広大なラゲッジスペースもあるわけで・・・
先述の「スーパートップ」もⅠとⅡが選べ(ノーマルルーフもあり)、カタログや広告ではⅡのマルチトップをメインに紹介されていました。
リアサイドウインドゥは暗窓化され、電源コンセントを装備したのが特徴で、あとはフリースペース、自由に使ってくれ!というのがメーカーの考えであったようで、オプションも高価なオーディオ類やAVキット、RV的要素満載の収納キットなど等、考えとしては
最近のミニバンやSUVで行われている流れであり、発想そのものはかなり先を行っていたようにも思います。
エンジンは1600のノンターボDOHCと1500のキャブレター仕様
このザイビクス、1度だけ実車を見たことがあるんです。
多分、昭和も終わりごろの時期であったと思いますが、地元のしかも
自分が出生した病院の前でwww
停車位置からして、病院へ誰かを送ってきた、または迎えに来た、といった感じでしたがその光景は
未だに忘れることはできませんwww
血液型は
AB型
この血液型でシリーズのコンセプトを表現するという手法はとてもユニークで、分かりやすいとも思いますが、現在ですと
「それじゃあ、O型のオレはザイビクスに乗ったらいかんのか?」とかいう輩が現れそうですねw

この「カープラザ浜松」は、現在ではスズキ アリーナ店となっているのが寂しい(経営は他の三菱店と同じ会社ですが)
登場初期のサイボーグのCM
スイフトやファビオの動画もYouTubeにはありますが、
UP主さんがリンクされるのが嫌なようですのでw
このサイボーグだけでご了承を・・・
使用曲は、お馴染み松任谷由美の「SWEET DREAMS」。
とてもCMの映像とマッチした・・・と思いきや歌詞を見ると
フラれた女の物語www
これは、あまりといえばあまりなオチかとw
松任谷由美さんのご主人は、松任谷正隆さん ですが、外車好き、フランス車好きと思われがちな方ですが奥さんのコマーシャルの関係も勿論あったのでしょうが、当時
「珍しく久々に国産車で乗りたいクルマ」が、
E30ギャランのVR-4 (多分中期の220PSの、AT仕様)だったそうで実際に所有されて、かなり気に入っていたようです。
余談ながら12年前に、CGのトークショーが名古屋であり聞きに行ったのですが、フランス車が好きなのは間違いないようですが、フェラーリのモンディアルやアルピナなどの車歴もおありのようで、僭越ながら、
自分とかなり近い嗜好をお持ちのことが判明しました が、収入の違いが実際に所有できるかできないかの大きな開きとなって・・・(略www)
そういえば、このミラージュはカタチこそロングルーフで、ワンダーシビックの亜流、といったデザインでしたが、乗った感じやカラーリング
(特にボストンブラウンなど)はフランス車らしさも感じられたものです。
松任谷さんも実はこのミラージュもお気に入りだったのかもしれませんw
年始で肩慣らしに簡易カタログで・・・
と思ったのですが、結局肩に力が入ってしまいましたwww
この後はいつになるか分かりませんが、次にやるときは以前お約束したFF初代カペラかテルスターのどちらかをやれたらいいなあ、と思っています。
読んでくださった方、新年からお疲れ様でした!!