最近、自分の複数のみん友さんが以前のアルバムから記事にされてるのを拝見させてもらって、自分も昔のアルバムを漁ってみました。
といっても、
つい最近wの10年くらい前のです・・・

以前乗っていた
94年アルファ155 ツインスパーク8Vです。
愛車紹介にも載せてはいましたが、画像がなく放置してありましたけど、やっと見つかりました!!
(といっても3枚)


一緒に写っている、
ギャランAMGは、現在みん友さんであるkamakamaさんの御愛車です。
(この写真の当時は自分の同級生が所有していました)
ギャランAMGと155、サイズも近いせいかこの組み合わせ、なかなかイイですね!
キャラクターこそ違えど、どちらも
「ただのセダンじゃないぜ」という主張を感じます。
自分は、元々は外車が欲しい、という願望はなく、その中でもイタリア車は
「すぐ壊れるだろうし、自分では絶対買わない」クルマだ、と長いこと思っていましたが、ひょんなことから、この155を安く売ってもらえることとなり、譲ってもらうこととなりました。
安いだけあって、ボディ上部の変色、退色は著しく、距離も16万キロほど走っていたので、過度な期待はせずに乗りはじめました・・・
始めのうちこそ、初めての
左ハンドル+マニュアルミッションが新鮮(左ハンドル自体はメルセデスのW124が初めて)で、楽しかったものの慣れてくるとすぐに飽きて、やっぱり「そんなに大したことないな。」なんて思っていたのですが、それからもしばらく乗っていると、「ウム?何か大したことないように見えるが、ちょっと今まで乗ったことの無いフィーリングだな・・・」
アルファは「スポーティ」とのイメージがあったので、大してシャープでもないエンジンの吹け上がり、グニュ~っとロールする足回り、自分の先入観とは真逆なキャラクターで
「??」だったのですが、これが不思議とかっ飛ばすと活きてきて面白いんですね!
「すぐに飽きて」と書きましたが、
そこから後にだんだん楽しいことがわかってくるんですねw
手あかのついた表現ながら、噛めば噛むほど味の出るスルメのような・・・
という表現の意味を思い知らされましたwww
155は、もちろんFFですが、アクセルを踏んでコーナーを回るときは(当時の)他のライバル車と同じくスタビリティに不安はありませんが、わざとコーナーの途中でアクセルを戻してやったりすると、
「今どき他車ではあり得ん」wタックインを見せて、回り込んでくれるのが楽しくて仕方がなかったです。
ロールを許すだけあって、決して乗り心地も悪くないですし、今までの価値観を覆すことになるきっかけとなった、自分にとっては重要なクルマとなりました。
ボディの剛性(感)も想像よりはるかにしっかりしていましたし、古くからのアルフィスタには納得できないクルマだったかもしれませんが、
ノービスの自分には十分イタリア車の良さを味あわせてくれたと思います。
後期は、さらにボディがしっかりとした感じも有り、足回りは打って変わって相当固くなりましたから、自分が最初に思い描いた「スポーティ」さ、というのは、後期の方が満たしているのですが、前期の何となくパッとしないw外観や乗り味に何故か魅せられてしまったんですね、自分は。
エンジンもパワーもパワー感もないのですが、上記の足回りとのマッチングが良くて、
とてもイイ塩梅w
DOHCといっても、高回転でひときわ盛り上がる、といった感じもないんですが下から上までまんべんなく、「普通に」力を出してる感じwww
でも、何でもバランスですよね、エンジンもボディも足回りも何となくとりとめのない感じですが、それらが組み合わされると、その
一体感が不思議と、とても良いものに感じられる・・・
ただ、エンジンに関しましては、日本では後期から入ってきたV6には未練がありますね~
あのV6は、
音だけでも価値がある と思っています。
2年強しか乗っていませんので、偉そうなことは申せませんが、2年の間のトラブルと言えば、ラジエーターのリザーブタンクに亀裂が入って水漏れしたのと、
シフトノブが、高速道路の料金所からの全開加速時のシフトアップの際に
抜けてしまったwことぐらい・・・
どちらも、笑って済ませられるほどのことで大したトラブルとは思っていません。
予想していた電装系のトラブルはなく、拍子抜けw
(でも、ヘッドライトウオッシャーは、もちろんw買った時から作動しませんでしたし、シートヒーターも飾りと化してはいましたがw)
むしろ、
10年落ちの16万キロも走ったアルファが、全然元気 なことに驚いたりもしたものです。
クルマも人も、
見かけや先入観だけで計ってはイケナイ、という当たり前のことを
155には教えてもらった気がします。
実は、この155、自分の親父が亡くなる半年前に購入、買った当初はまだ患ってることも知らず、
「親父も将来のために、左ハンドルぐらい運転できた方がイイよ」などと言って、あまり気の進まなそうな親父に無理やりハンドルを握らせたり(汗)
色々と思い出深いクルマです・・・
Posted at 2016/03/16 23:58:56 | |
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