
あれほど避けてた、タブレットからの投稿ですが、やり始めると調子にノッて更新してしまいますw
ま、現在は連休中でもあり、ヨメと子どもは、ヨメさんの実家に帰ってるので時間がある(要はヒマw)、という面もありますがw
明日は、自分もちょいと会社に顔出さなくてはならないし、ヨメ子どもも戻りますので今のうちにwww
さて、現在の愛車サーブ9-5エステート(2.3t)です。
本当は、ハンドルネームが前車に由来しているので、変更するのがスジなんですが、ムリに変えなくても良いかな、と今のところは思っています。もし皆様から「あの長ったらしい名前はなんとかならんのか?」とか「読みづらい」なんて声があれば考慮させて頂きますw
で本題のサーブですが、今日は洗車と内装も掃除、何とw革シートの手入れまでやりました!!
……
のでブログに画像を挙げたい、という理由もありますwww(その割にゃあピンぼけやのう!w)


サーブ、といっても幅があって終戦後しばらくして造られた、最初の市販車、2ストロークの92、そこから発展した93や95,96.その後を継いだというべき99、それを発展した900.
ランチア、フィアット、アルファロメオとの共同開発車9000,
GM提携後に入ってからの2代目900(9-3)9000の後継9-5。(9-3,9-5ともに2代目まで有り)
他に独立時代にソネットというクーペ、GM傘下時代に同じ傘下(当時)のスバルからインプレッサの衣を借りた9-2xキャディラックやシボレーのSUVベースの9-4x,9-7xなどと種々ありますが、1950年に生産車が世に出てから、他社との協業に入るまでの30年強の所謂オリジナルといえば、大雑把に見て基本的なモデルは、わずか2車種という少なさ!!!!!(前記のソネットを入れても3種)
それ以後だって、バッジエンジニアリングを除けば、片手にさえ余る(byばんばひろふみw)。
とまあ、幅があると言ってもその歴史の割にはモデル数は、少ないですし、大きな流れで見ても独立企業であった時期、GMからの出資→子会社化といった感じ。
我が家のクルマは、GMからの出資で、スカニアから独立した後に開発され、モデルライフ中に完全にGMの子会社化された後に生産されたクルマとなります。
自分が、サーブに魅力を感じる1つの理由、それは、
1つのモデルを丹念に丹念に造り続け、不具合や要望があれば、そのモデルをひたすら改良する点。
もちろん、それは結果的にそうなっただけで、予算も潤沢で事情が許すなら、頻繁にモデルチェンジをして、市場にアピールしたかったのかもしれません。
でも、メーカーが良い(と信じる)ものを永く造るって気迫の籠もった信念のようなものを感じます。
日本ではいすゞがそれにあたるでしょうか。
そういえば、いすゞもGM傘下だったんだよな(泣)
現在の量産メーカーが悪いワケでは、もちろんありません。
ただ、自分の勝手な想いとしては、真面目でユーザーのことを考えてくれていたメーカーほど潰れてる気がします。(例えばロールスロイスなんかもブランド名は、残ってますが、実質的に潰れて別の会社になっていると思います。)おっと、いすゞは、乗用車を止め(させられ)ただけで、立派に現存してる企業ですからね、気をつけないと(←オマエがなw)
話が逸れましたw
以前のブログにも書いたかもしれませんが、自分の9-5は、オリジナルのサーブと較べれば、プラットフォームは、オペルのベクトラなので生粋のサーブファンには認められないかもしれませんが、それでも実用に使うには実に良く出きたクルマだと思います。
まあ、エンジンが旧い(ものの本によりますと、元々は70年代にトライアンフのドロマイト用に造られたエンジンだとか)ので燃費は悪いですけどね。
我が家の9-5は、2.3のターボエンジンで、前期の後期wなので、185馬力とまずまずのパワー。
サーブは、初代の9-3ヴィゲンぐらいしか、速いイメージって無かったんですけど、ウチのエステートも予想外に速くてビックリしてますwww


あとは、内装の良さを特筆しておきたいです。
ピンぼけでよく見えないかもしれませんが、決して汚いのを誤魔化してる訳じゃないですw
ま、最近の車に乗られてる方が見れば何とも古めかしい感じでしょうが、どんな動作も悩まず迷わずできるのは、安全衛生上、実に好ましいwww
また、シートは、革なんですがタップリとした大きさと、ダンピングの良さ、そしていかにも丈夫そうなところがイイです!
実際、65000キロ弱で購入して現在72000キロほどになっていますが、どんなクルマでも一番傷みやすいドライバーズシートの(ウチのは右ハンドル)クッション部の右端、サイドサポートの突出部に、ややくたびれた感じがあるだけ。
クルマが動かなくなったら、シートだけ外してソファー代わりに使いたいほどwww
サーブの場合は、革だから良いのではなく、布張りのシートも実に良いんですよ。もちろん所有したことはありませんが、昔見た、新車時の900や9000のモケットは造形や肌触りも素敵だったし、後にかなり乗られた方の900を拝見してもヤレは、少なかったです。


ウチのは、エステートなのでとにかくラゲッジスペースは、広大です。


また、飛行機と共用と謳っていたカーゴレールや重い荷物の出し入れに便利だというスライディングフロアなど、色々と工夫が見られます。スライディングフロアは、2000年モデルまでは、オプションで93000円!!もしたらしいのですが(ウチのは2001年モデルなので標準装備になっていました。)、その割にはちょっとアイディア倒れの気が…(開発した方、スミマセンw)
オプション価格を出したついでに、下世話ながらサーブの新車時の価格について…
自分が曲がりなりにもサーブの存在を知ったのは、1985〜1986年頃。
当時読んだ徳大寺有恒氏の"間違いだらけのクルマ選び"に
「スウェーデンは、人件費が高いから高価にならざるを得ない。だがもう少し安くなれば良い…」みたいなことを書いてあったんですね。
確かに当時の車種は、900も9000も2リッターでしたからノンターボの廉価版でも400〜500万、ターボになると600万とかでしたから、ここ日本では高いと言えば高い。
時代をズラして我が9-5の時代では、1999年でセダンの2.3tが450万、同SEが515万。セダンの3リッターグリフィンが580万、エステートの2.3tが約470万、同SEが約530万。
80年代に較べたら安くなっているものの割高感はあったでしょうね。(因みに3リッターのグリフィンがV6で、それ以外は直列の4気筒)
もっとも、我が家の2001年モデルの2.3tエステートは、先のスライディングフロアとローラーカーゴネットなどのオプションが標準となり、SEというトリムが廃止され500万を僅かに切る価格となったので、実質的に更に20万ぐらいは、安くなっているもののそれでもドイツの有力ブランドと較べると競争力は…
しかしですね、そんな中でも当時サーブを選んだ勇者が居たんです、少数ですが。
自分は、17年落ちでやっとサーブのオーナーになれましたが、当時サーブを新車で買った方がいらっしゃらなければ自分なんかは、サーブに乗ることなんかできなかったのだから、新車オーナー様には、尊敬とともに感謝の念に堪えません!!
「お金持ちなら外車に5、600万ぐらい普通に出すだろ!」と思う方もいらっしゃるとは思いますが、「新車でサーブ」って相当凄いですよ!!
こう言ってはナンですが、お金持ちでもそうでない方も、対価に相応しい買い物ってのは、誰にでも普通に出来るんですよ。ごく自然に当たり前にw
だけどサーブは、そうじゃないw
正直、見た目は高そうに見えないし、造りは丁寧だが、細かい仕上げが雑で安っぽいところも散見される。
どこといってスポーティでもないし、高級感はほどほど。わかり易いキャラクターではまったくナイ!
ハッキリ言って同じ値段(新車当時)なら他に見栄えも良くて、他人に自慢できる車が買えるワケです。
言い換えれば、自分が気に入って良ければ、他人の評価などまるで気にしない方々のクルマ。
云うは易しなんですが、実行するのは難しいんですよ。かく云う自分ももし、当時クルマに500万以上出せたとしてサーブを選べたか自信はナイwww
そんな訳で、新車でサーブを選んだ人というのを想像してみると、お金はもちろん、心や気持ちにも相当余裕のある方たちだったのでは、と思います。
実用上問題のない不具合や見てくれの悪さに腹を立て「オレは、500万からの買い物してるんだぞ!どうしてくれるんだ!」とかいう人にはムリなクルマなんですw
個人的には、以前トヨタが生産していたプログレなんかも、(日本人が好きなデカくてわかり易い高級感でもって、どうだ!というのから外れている点で)比較的近い客層だったように感じています。
もっともプログレは、トヨタ品質ですからサーブより見栄えは、全然イイですけどwww
ってまた、随分話が逸れたなあw
まあ、サーブの美点を語れば、一晩でも足りない(byばんばひろふみww)のでしょうがないですが。
昨年4月から乗り始めたばかりの新参者の分際で、いかにもサーブフリークな感じでスミマセン!
でも実際に所有して、本当に良いクルマだと感じますし、上記な理由で新車は高かったこのクルマに、自分みたいのが、安く買って安易に乗り回していることに軽い罪悪感を覚えているほど。
納車前にも、結構手を入れてもらいましたし、納車後も先日のブログに記した修理もしていますんでね。1年や2年で手放すことはない!!と思いますが、パーツの有無に若干、怯えていますw
自分をご存知の方は、浮気者の戯言wじゃないのか?(浮気者という評価については、否定できませんw)
と思われるかもしれませんが、人生の一時期にサーブに乗れたことは、誇れるんじゃないかなあ、って思います(←そういう考え自体が、サーブに向いてないんだよなジブンw)
もう1台の我が家のクルマ
R1は、今、ヨメが乗って行ってるので、また(洗車と内装掃除をやってキレイな時w)紹介させていただきます!
そう言えば、自分は、飛行機のことはまったく分かんないんですけど、サーブとスバルの組み合わせだと飛行機好きと思われそうだなw
(飛行機は、嫌いじゃないんだけど、離陸と着陸時に異常に緊張してしまうんだよな←ヘタれ)
亡くなられた、飛行機好きの自動車評論家、川上完さんは、サーブ(96)スバル(360)、あとブリストル(406)なんていうシブいクルマを持っていらっしゃったんですよね。
長文、大変失礼致しました!