
1989年に突然(ではないのかもしれませんがw)登場した、アルファ・ロメオSZ(ES30)。
このクルマに関しましても自分は運転をしたことがないので、すべて想像の域を出ませんが、自分はこのカタチがずーーーっと、忘れられず今でもたまに見かけると我を忘れて呆然と見尽くしますwwwww
専門誌などでは、揃って「運転するのがたまらなく楽しい」旨の記事が踊っていますが、それは間違いないのでしょう。
しかし、ステアリングを握らないまでも、自分がこのクルマにアツくなるのは、もうひとえにスタイリングな訳でして・・・。
しかし、そのスタイリングに関してはハンドリングを褒めた誌であっても批判的な記事が多かったですね。
まあ、自分も”普通”にカッコいいスタイリングであったら20数年を経てもこんなに恋焦がれることがあったかは疑問ですw
詳細につきましてはオーナーさんはじめ、詳しい方がたくさんいらっしゃいますから、わざわざ地雷を踏みに行く真似はせずwあくまで自分の主観で・・・・・(笑)
このカタログはデビュー時の1989年のものです。
イタリア語ですので、自分には解読は不可能wwwフィーリング頼りwwwww

あちらのカタログというのは、本当にレイアウトが贅沢ですよねw
余白が多いwww
この余白に己の気持ちを吹き入れろ、ということでしょうか(←違うダロw)

カタログ、そして拙い撮影画像によって実車の良さは微塵も表れていませんwがとにかく迫力は感じていただけるのではないでしょうか?

個人的には、きゅーっとアーチを描くルーフラインが1番好きなポイント。
このあと、同じコンポーネントを利用したRZというオープンモデルも登場しますが、オープンが好きな自分ですがこのルーフラインが消えてしまうRZよりSZがデザイン的には好みであります。
RZは、また別の楽しみが得られると思いますが。

そしてまた余白・・・・・


テールから・・・・・
ある意味、フロント以上に強烈な印象のデザインですね。
以前、深夜に国道を走行中、4~500mは離れて前方を走っていたこのSZ。
最初はもちろん車種の特定はできませんでしたが、とにかくそれだけ離れていても「何か妙なクルマが走ってる!!」と認識できるのですから大したものです(笑)
タイトルのイル・モストロ、とはご存知の方も多いと思いますがイタリア語で”怪物”を表すのだとか。
怪物とはちょっと失礼な気がしますが、言わんとすることはわからないでもないですwww
またSZ=スプリント・ザガートの意味ですが、デザインはフィアット(アルファ)のデザインセンター、生産にはザガートが受け持つ、という分業制。

そしてまたまた余白が・・・・・


ダッシュボードは黒一色でスパルタンながら、シートやドアトリムにはイタリア車らしい配色がなされています。

・・・・・(笑)
しかし、この余白が余裕、というかじっくり見せよう、見るものを楽しませるための「タメ」にも感じられて嬉しくなっちゃうんですよ。

エンジンは、当時生産されていたアルファのベルリーナ、75のV6と共通のものが載ります。
何度も言いますが、運転していないのでエンジンのフィーリングはわかりませんが、音が素敵なのは確認済みwww
人工的な味付けをした、わざとらしい音でなく自然なメカニカル音が重なって流れてくるあのサウンド!!
これは、理屈じゃないですね。
アルファのV6が走り去るとき、そこで取り残された場面などでは”口ぽかん”状態になります(笑)
いわゆる恍惚状態(笑)

小さすぎてこれでは、イタリア語に堪能な方でも読めやしないwwwww
トランスアクスル、インボードディスクブレーキも、75から踏襲された部分。
しかし、こんな凝ったメカニズム、”怪物”と呼ばれるようなスポーツカーに採用されるのには違和感ありませんが、イタリアの普通のおっさんが(失礼w)乗るようなファミリーセダンの75が、トランスアクスルやらインボードディスクって凄いことじゃないスか(笑)
個人的には75のパワーウインドースイッチが屋根にあることの方が衝撃的だったりもするわけですが(爆)

しつこいようですが、イタリア語はワカリマセンwww
結局何なんだ?とお叱りを受けそうではありますが、とにかく心に残るデザイン、クルマな訳でして・・・。
自分が初めてSZを見たのは、地元の繁華街の宝石屋の前にこいつが停まっていたという「いかにも」なシチュエーションで出会ってしまったことから余計に印象に残ったのでしょうね。
それが、90年か91年だったと思う(印象に残ってる割にアイマイw)のですが当時はまだバブルの余波が残っておりこのSZも当初は正価が1000万円以上、プレミアがついて最高2000万円くらいになったと記憶しています(その値段で実際に売れたかわかりませんが)。
フェラーリやランボルギーニなど”明らかに”カッコいいカタチのクルマとは違って、元々一般受けするようなデザインでもなかったためか、値崩れもひどく新車が10年後位にも残っていたほど。
同時期に発表された、日産(オーテック)とザガートのコラボであった「ステルビオ」も一時プレミア価格で取引されたものの、デザイン面では酷評され、売れ行きも急下降し結果的には、好景気に振り回された格好となってしまいましたが、SZもステルビオも人がクルマを選ぶのではなく、クルマが人を選ぶかのような不敵さがあって、好き嫌いは大いに分かれるものの自分は少数に値するかも知れない支持派です。(まあクルマに選んでもらえるかは別問題ですがwww)
まあ、実車はホイホイとは買えませんが多分、このクルマのことは永遠に想い続けることだと思います。
Posted at 2015/04/07 01:11:02 | |
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