
先日、ウチのサーブの話題をした際に一緒にやりたかったものの、嫁さんが乗って行ってしまったため、そして内外装共に汚れていたためにw先送りになっていた、R1の話を少々…
このクルマは、以前乗っていた三菱Ì同様、デビュー時から気になっていましたが、軽自動車としては、なかなか高価でディーラーのショールームに見に行ったっきり、となっていましたw
なので、中古になったら、と拳を握りしめ(←このフレーズ、Ìの時も使ったなw)10数年。
ナントカ購入に漕ぎ着けました。
前車のポーターキャブから、乗り換えというのも周囲には理解できないかと思いますが、我が家は、別段、軽トラックを必要とする環境ではく単にポーターキャブに乗りたかっただけ、なので乗用車であるR1への買い換えに不都合は、生じないのでありますwww



R1の1番の魅力は、個人的にやはりエクステリアでしょうか。
このデザインは、当時スバルに在籍していたチーフデザイナーのアンドレアス・ザパティナスが手掛けた、という説もありましたが実際にはスバル自社のデザイナーの作品で、フロントグリルなどのまとめに少しザパティナスが手を入れた程度、というのが実態に近いようです。
賛否ありましたが、そのザパティナスが考案し、一時スバル車の顔に取り入れられたスプレッドウイングスグリル、確かに似合わない車種もありましたが、R1、R2(あとB9トライヴェッカ!)にはフィットしていたか、と。
余談ながら、クルマの"顔"は、本当に重要だと思います。スバルの場合スプレッドウイングスグリルが不評で変更されたのは、顔の確立が遅れた、という点では残念でしたが、最近ようやく全車種に統一感が出てきたのは良いことです。
更に余談ですが、「こんなに良い車なのに何で売れないんだ!」と思っている(らしい)某大メーカーの高級ブランド。そりゃモデルチェンジ(しかもマイナーチェンジw)でコロコロとフロントグリルをイジり倒してたら、ブランドの確立なんざ100年経ってもムリかとwww
もっともメーカーが考えるほど売れないのは、根本的なところをメーカー自身が分かっていないからですけどw
閑話休題!
以前も書きましたが、本当は、マニュアルミッション車が欲しかったのですが、R1にはCVT車しかなく予算と希望のグレード(Rの2WDのレザー&アルカンターラセレクション)が見つからなかったら
R2にしようかと(もちろんFFのw)思っていました。スーパーチャージャーのSももちろん良かったのですが、通勤車なので極力燃費が良いことを重視しました。しかもSの前期は何とハイオク仕様!コリャ無理だwww(もちろんサーブの方はハイオクですが、こちらは普段、妻の足でさほど距離を走らないのでハイオク仕様も甘受しています!)
個人的に軽自動車は、スバルと三菱に特に信頼を置いてる(もちろんマツダ自製だったポーターキャブも造りは良かったと感じています。)ので必然的にこういう選択肢となりますw
2003年から2008年までスバルヴィヴィオの商用バンに乗っていたのですが、コレがまた目からウロコぐるまでw
とにかく操縦性の良さには感心しましたものです。
このクルマ、一度横から一時停止無視の車に突っ込まれて、その時の代車がヴィヴィオのRX-Rだった(修理は、スバルディーラーではなく、町の板金屋さんだったのにタマタマw)のですが、コレがまたスゴかった!!
ドイツが軽自動車(スマートのようなインフラに合致させるための特殊なパッケージでなく、戦後のゴッゴモビルを進化したようなセダン型)を造ったらきっとこんなクルマになっていたのではないかと勝手にw思います。
ステアリングの剛性感1つとっても、軽自動車とは思えなかった!
また、リアのハッチゲート開口部の切り欠きが、自分の商用仕様とRX-R(含めた乗用仕様)がまったく違うことを発見。僅かな違いとはいえ商用仕様は、若干開口部が大きくなっており、細部にもこだわるスバルに脱帽させられたものでした。(当然製造コスト的にはマイナス)
このオドロキの体験wからスバルを特別視するようになったわけですが、そのヴィヴィオとR1は、良くも悪くも変わらないwww
まあ、基本的なエンジン、脚周りの構造が同じなのだから変わらなくて当たり前なんですが、もう少し脚にしなやかさがあれば、もっと良かったかも、と思います。まあ我が家のR1は、距離を走っているので、各ブッシュ類やダンパーもお疲れなのでしょうけど。
またまたまた余談ながら、こうした独自性を持ったスバルや三菱、もっと遡ればマツダ自製の軽自動車がなくなってしまったのは、メーカー自身の都合や問題もあったのでしょうが残念としか言いようが無い。
クドいようですが、サーブのようなメーカーがなくなるのも、スバルのような軽自動車の老舗が軽自動車製造を撤退せざるを得ないのも似た事情なんですよね。独自性=不合理、無駄とされてしまうんですから…
ただ一つ言っておきたいのは、独自性というものは、単なる商売としてみれば、確かに無駄かもしれませんが、決して不合理などではないし、「車はもっと楽しいモノ」とおっしゃる某社の社長には、独自性や無駄だからこそ楽しいクルマが、そしてクルマ好きからは、尊敬されるものが初めて産まれるものだと言ってやりたいw
ま、そもそも某社の合理不合理の基準がよーワカランwww
同じミニバンの顔やテールライトを3種類とか用意する方がよほど不合理だよなwww
"自動車の進化のため"などというマヤカシで、他業種と提携しまくるのは、映画「仁義なき戦い」に出てくる打本さんを連想させますwww
自分の見栄と保身のため(だけw)に盃外交に奔走した挙句、最後になって「ワシャあ、どっち取る云うたら(自動車)事業一本に絞りたいんじゃ…」とか言い出さないことを祈ってますよwww
あ、R1の話だw




内装は、10万キロ近く走っている個体としては、かなりキレイ!!(エクステリアもですが)
前オーナー様の愛情を感じさせる部分。
レザー&アルカンターラセレクションなので、当然シートは、革とアルカンターラのコンビですが、我が家のR1は、運転席のサイドとクッション部が少々傷んでいます。ま、これは仕方ない部分ですね。
また、アクセル&ブレーキペダルがアルミのカバーになっているのも、この仕様の特色。
総じて10数年前の軽自動車としては、かなり満足できます。

R1の特徴として、全長が現在の軽自動車規格より11センチ短いということがあります。
その分ラゲッジスペースは、ご覧の通りミニマム。リアシートも一応二人分ありますが大人はほぼムリwww
でも、コレでイイんですよね。
一家に一台の軽自動車なら、遠慮するかもしれませんが、もう1台フルに4人以上乗れるクルマがあれば(個人的には。)この広さがあれば充分。
昔と違い軽自動車=貧乏人の車
とは言い難くなった昨今ですが(某メーカー会長は、数年前そうおっしゃいましたがw)、値段の高低ではなく、お金持ちだって不必要なサイズの車を乗り回すのはナンセンスなんですよね。逆にお金持ちでなくても家庭環境や他所の子供も含めた送迎などの用途に大きめの車が必要だったり。
昔から小さい高級車の登場を求める声はありますが、やはり市場がないんでしょうかね。
R1もその要求に応えられたとは言えないまでもイイ線は行っていたように思います。
もっともウチは、お金持ちじゃありませんがwww