秋ですな。
秋といえば、やらねばならないことがある。
そう!
イクラを漬けることと、
サンマの棒寿司を作ること!
まずはイクラについて。
全国の郷土料理に興味があるわたくし。
いろんな人に北海道のオカンゴハンのことを聞くわけですけども、
どこのご家庭も必ずといっていいほど
「オカンが漬けるイクラ」の話が出てくるのですよ。
大阪ではそもそも生筋子自体を見かけないもので。
というわけで、毎年漬けております。
いまやわざわざ漬かってるのを買う気にはなりません。
自分好みの味付けで作り、冷凍して長く楽しむのです。
さてさて。
今年は値段が下がらなくてタイミングを逃してたわけでして。
チラシで100g398円を見つけたので、買ってきましたよ。

高いよー(ToT)
とりあえず一腹。
これを塩水の中でほぐします。
んー?薄皮がやけに薄くてほぐしづらい…
筋子としていただくこともできるわけですから、薄皮も食べれないことはないのですよ。
でも根気強くじっくりと細かい皮や割れたイクラを取り除いていきます。

少し白っぽいのは、水洗いした直後だかららしい。
水を切るともっと赤くなります。
熱湯消毒したビンに赤い宝石、否、イクラを入れ、
調味液を入れます。
私は普段はめんつゆを使うのですが、
いただいたちょっといいだし醤油があるので、
だし醤油+コンブの欠片を投入。
コンブを入れると少しとろみがついて美味しそうに見える。(笑)
一晩置いて、
ゆめぴりかの新米に載せて、
いただきまーすヽ(´ー`)ノ
か…固ッ!!!( ̄□ ̄;
えーと…
噛んだら、イクラが歯から逃げます。(笑)
なんじゃこりゃー!orz
調べてみると、どうやら成熟しすぎのイクラっぽい…
薄皮がやけに薄すぎたのもそのせいかしら…
あーーーー高かったのにーーーー!!(-_-メ)
そんなに薄皮がはじけてないのを選んだのになぁ。
冷凍したらまだマシかも?という一縷の望みをもってただいま冷凍中…
翌日、100g498円の生筋子が半額になってるのを発見!

リベンジ!
それを漬けると、やっぱり柔らかくて美味しかったぁ~(o´ω`o)
でも半額なのはこれだけだったので、ちょびっとしかできなかったorz
「お袋の味」を楽しむのもいいけれど、
これを読んでるまだお袋になっていない北海道女子達にもこの文化を引き継いでもらいたいものです。
お次はサンマの棒寿司について。
今でこそメジャーでしょうが、
大阪にいたころはサンマのお刺身ってほとんど食べたことがなかったのです。
足が速いですからね。
それが、北海道に来たらお刺身用のサンマが一尾丸々で売ってるわけですよ。
せっかく生で食べられるサンマが売ってるのですから、作ってみました。
これも移住最初の年からではないと思うけど、ここ数年毎年作ってるはず。
ところが、捌かれてないお刺身用サンマって最近あまり見かけないのですよ。
そりゃ、おろされたもの買うほうが楽だしね…
そして、やはり高い。だいたい1尾200円ぐらいするんじゃなかろうか。
それが!
昼休みにホクレンショップのチラシを見ていると、
お刺身用サンマが88円!!
これはチャンス!!
仕事終わりで早々に会社の近くのホクレンショップへ。

超テンションあがるぅ↑↑
ほんとね、我ながら結構美味しいと思うので、
みんなにたんとふるまいたいのはやまやまなんですけど…
簡単なんですけどね…
めんどうなのよ!\(^o^)/
なので、作り方を教えるので自分で作ってください。(笑)
ちなみに私、魚おろすのすごい下手だけど、笑わないでね(;´Д`)
まずはサンマのウロコを包丁の背でこそげ落とします。
私の好みですが、皮をひかないので。
頭を落として内臓を取ります。
頭の付け根に半分まで包丁をいれ、裏返してさらに半分。そして背骨をガリッと切ると頭引っ張ったら内臓がツルンと出てきます。
でもお腹切って出してもいいよー(・∀・)
お腹に包丁を入れ、お尻まではすんなり開けると思います。
お尻から尻尾のあたりも適当に包丁を入れて腹開きにします。
内臓のあったあたりをガシガシ洗います。
こすって洗ってるうちに、背骨の片側の骨がぷちぷちと切れ、指が入っていきます。

ここまで、指で開くことができます。

骨側を下にして、背骨と肉の間に包丁を入れ、
身を押さえながら包丁を動かして背骨をはがしていきます。
もしここで背骨にお肉がたくさんついてしまったら…
こそげ落としてサンマの身にくっつけてたこともありました。(笑)
ぶっちゃけお腹側はご飯で見えなくなるからいいのよ!(;´Д`)
腹骨を1本1本取るのはめんどうなので、まるごと切っちゃいます。
背びれ、腹びれ、尾びれなど、触ってみて固いところも取っちゃってくださいね。
こんな感じ。

ね、キレイにおろせてないでしょ(汗)
ここからが結構面倒。
小骨を骨抜きで取っていきます。
うちは毛抜きを1本、魚用にしています。
あとで酢で〆るから小骨は気にならないという人もいるみたいだけども、
私は取りまくります。
もうほんとうに面倒。(;´Д`)
でも美味しいものを食べるためだー。
全部とれたら、一度軽く洗います。
ここから〆ていきますよー。
まず、塩を両面にまぶして15分程度。
洗って塩を落とします。
そしてお酢をだばぁと。
あまりたくさんお酢を使うのももったいないので、
10~15分ぐらいで途中でひっくり返して両面漬かるように。
〆加減はお好みで。
私は15分&10分ぐらいですが、
いつももうちょい生っぽくてもいいなーと思うのです…
さて、まきすにラップを広げます。サイドは折り込むので少し広めに。
その上に、水分を拭いたサンマを置いて、酢飯を載せます。
私の好みで、酢飯にゴマを混ぜております。
そしてくるっと巻く。
適当でいいのよ~。まきすでギュッと形を整えられるから。(笑)
軽く巻いて、サイドのラップを下り込んでから、ギュッギュッと成形。
冷蔵庫で一晩置いてなじんだら食べごろ☆
ラップごと切ると切りやすいですよー。
ちょっとギュッギュッとしすぎてご飯潰れ気味…(汗)
でも今年も美味しかった(o´ω`o)