7月14日(日)
なんとなく朝早く目覚める。トシかしら…
テレビをつけっぱなしで寝てしまった模様。
何気なく見てると、同じ別海町の尾岱沼(おだいとう)の北海シマエビ漁の特集。
漁の時期じゃないと思ってたけど、もしや今やってる??
打瀬舟、一度見てみたかったんだよなぁ…
http://kandonotoki.jp/detail.aspx?ID=00014
ちょろっと調べると、どうやら今朝は休みで、
明朝は祝日だけどやってるっぽい(・∀・)
朝5時~9時とのこと。
み…見たいけど…ちょうど朝食の時間にかかるし、
朝食前に行って戻ってくるには朝早すぎて起こしちゃかわいそうだし、
朝食後に急げばなんとか…かな?
meizhiちゃんと朝食へ。
バイキングなんだけど、すごい種類!(m'□'m)
そこそこのランチバイキングって言ってもおかしくないよー。
これからたくさんもぐもぐするのに、がっつり食べちゃったorz
朝食後、meizhiちゃんは少し先に出てレンタカーを借りてMくんをピックアップ。
厚岸の道の駅で待ち合わせです。
釧路の町は早速霧に包まれ、湿っぽい。
そんな中、国道を走ってるだけなのにとてもわかり辛い町並みを走る。
釧路はやっぱり魔境や…!!
街を出ると、寂しい一本道をひた走ります。
…どす曇りだし、普通に寂しい。(´;ω;`)
そのうえ、すごい霧!!
前の車がいないと逃げ帰ってたかも。・゚・(ノД`)・゚・。
厚岸のあたりは変わった地名が多いのだけど、
「厚岸町ルークシュポール」にはびっくりした。
イギリスの片田舎みたいやな~(m'□'m)
アイヌ語なんだろうけど、もはや当て字を考えるのも諦めたのか。(笑)
寒さと寂しさに心折れかけた頃、厚岸の道の駅に到着~。
とりあえずスタンプとマグネットをGET。
Mくんを拾うのが遅くなって遅くなるかもというメールがきてたけど、
まもなくレンタカー組も到着。おぉ、Mくんお疲れ!(・∀・)
Mくん、早朝に釧路に着いてたのに、
結構遠いお店に朝食を食べに行ってたらしい。
焼きガキが焼けるのを待ってて遅くなったと…(^^;
meizhiちゃんは前からここで牡蠣を食べたがってたんだけど、
レストランの開店時間が遅いので諦めてたのです。
しかし、この道の駅には観光案内をしてくれる人がいて、
9時半ごろでも牡蠣が食べれるお店を聞いてみた。
子野日公園隣の厚岸海産です。
やっぱり生牡蠣だよねぇ~(*´艸`)
1皿4個なのですが、Mくんは朝焼き牡蠣を食べたので、生牡蠣のみ。
meizhiちゃんと私は生と焼きを1皿ずつ頼み、2個ずつシェア♪
なんという…絶景…(m'□'m)
まずは生からいただきます♪
んー、おいしい…(o´ω`o)
そして焼き牡蠣へ。
およっ、ぷるんぷるんですなー。
…うまぁぁぁぁぁい!!!!(屮゚Д゚)屮
焼き加減がまぁ絶妙。
旨みをぐっと凝縮し、なおかつジューシーさは生にも負けない!
むしろ閉じ込められてる!
心震える美味しさ。(((o´ω`o)))
…おかわりいっとく??
出てくるまでに割と時間がかかったので、時間的にも厳しいっちゃ厳しい。
しかしここで食べずにどうするかと。
Mくんも私たちの様子を見て食べたくなった模様。
ひとり1皿ずつオーダー。(笑)
あー…満足。(o´ω`o)
さっ、進みますよ~。先は長いのだ。
私はちょっと給油に戻って、車組は先に進みます。
海沿いの道道を走っていくことにし、「あやめケ原」で待ち合わせ。
ツーリングマップルに載ってて、
7月上旬ごろまでヒオウギアヤメが咲き乱れてるとのこと。
少しシーズン終わりかけかもしれないけどね~。
意外と近くてあっさり到着。
結構な車やチャリダーが。そんなに有名なポイントだったのかな。
うわぁ…幻想的…(m'□'m)
この後すぐ、もっと霧が出てきたのでいいタイミングで見れたな~。
しかし、これからこの中を走っていかねばならないのか…げんなり。(;´Д`)
アヤメの保護のために、馬がたくさん放牧されています。
うまくアヤメ以外の草を食べてるんだね~。
さてさて進みますよ~。
meizhiちゃん運転の車の後ろをついていきます。
お次は琵琶瀬展望台PAへ。
わぁ、湿原っぽーい(m'□'m)
湿原のすぐそばに集落が広がっているのですが、
これを興醒めと見るか、こんな湿原のすぐそばに住まざるを得ないのかと見るかだよね。
このあたりを開拓した人たちは、なんでもっと地盤の安定した森のほうを選ばなかったのかな。
ここからもずっと海沿いを走ります~。
ふと、エゾカンゾウが咲き乱れてる場所があってきれいだな~と思ってたら、
だいぶ行き過ぎたPで車が止まった。
meizhiちゃんも気になったらしい。(*´艸`)
でも戻るのも面倒だしどうしようかと思ったけど、せっかくなので行こうと。
バイクのUターンが割と面倒なので、バイクを置いて車に乗せてもらって戻りました。
霧多布湿原ナショナルトラストだそうで、
ノハナショウブとエゾカンゾウがたくさん咲いています。
写真にするとぜんぜんわかんないんだけど・・・(汗)
ちなみにここから海のほうを見ると大きな島が見えるのですが、
そこは最初のムツゴロウ王国ができた場所らしいです。
バイクの場所に戻り、ここからは海沿いを根室まで行きます。
…その予定が、車組が道を間違ったらしく内陸に入って国道44号線に。
カーナビ使ってるはずなんだけどね。(苦笑)
まぁ納沙布岬までの道は8の字になってるので、
帰りに海沿いを通ればまるまる同じ道を通ることもないし、いいんじゃないかな。
国道沿いは海沿いと打って変わって牛が多い。
そういや別海の隣だもんね。
道の駅スワン44ねむろに到着。
ここで会社への根室土産を色々購入。
元祖オランダせんべいが売り切れで、
なんだかふわふわして美味しそうなオランダせんべいが売ってた。
こんなの、オランダせんべいじゃないやい!。・゚・(ノД`)・゚・。

道の駅のすぐ裏が風連湖。
大きな汽水湖なんだけど、ここからだと小さな沼に見える。(^^;
ここで一度別れます。
根室市街でエスカロップが食べたい私と、
納沙布岬の食堂で花咲ガニが食べたいmeizhiちゃんと選択の余地のないMくん。
納沙布岬で集合します。
国道をぶいーんと進みます。
あぁ、海が見える。
オホーツク海まで来てしまったんだなぁ。
さて、せっかくなので根室駅前へちょろっと寄ってみる。
と、案の定花咲ガニを売るお店が数軒。
覗くと、1杯500円からで全体的に想像以上にお安くてびっくり。
並んでるので一番高いのでも3000円かな?
試食させてもらったけど、濃厚で美味しい。(o´ω`o)
こういうのは現地で安く買ってもなかなか食べる場所がないのが困りものなのだけれど、
このお店は奥にテーブルがあって食べることができます。
ライダーさんも一人で黙々と食べてはりました。
その気はなかったんだけど、ここで実家へのゴマ摺りに花咲ガニを送ることにする。
叔母がカニ好きだし(*´艸`)
送料がだいたい2000円ぐらいらしいので、送料込で10000円でおまかせする。
お店のおばちゃんは、3000円のカニ1杯より1000円ガニ3杯のほうが食べる量あるよと言ってたけど、
やっぱり見栄えも大事なので(笑)、
大きいの1匹とあとはそれなりの大きさで4~5人前と伝えて調整してもらうことに。
実家から送られてきた写真。
味や身入りの感想までは聞いてないというか、
本音は言わないと思うので割高なのか格安なのかはわかりませんけど。(笑)
そしてやっぱり私も食べたいので、宿で食べようと500円のを2杯購入。
meizhiちゃんとMくんはお昼に食べるけど、さすがに私一人だけ食べるわけにいかないし。(^^;
そしたらおばちゃんは、「こっちにすっか」と言って、1000円のをチョイスしてくれました。
500円+1000円のカニなのか、
両方1000円のカニなのかはわからなかったけど。
100均に寄ってハサミ買わなきゃ~と思ったら、
なんと「100均のだから~」とハサミもくれた!
おばちゃん、ありがとう!。・゚・(ノД`)・゚・。
そして目的のエスカロップへ。
エスカロップとは、タケノコ入りのバターライスに薄いトンカツを載せてデミグラスソースをかけたお料理で、
根室近辺のみだけで愛されているご当地グルメなのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97
スパカツといい、エスカロップといい、
昨今の作られたB級グルメではない、こういう本当のご当地B級グルメが私は好きだ。
有名店の喫茶どりあんに言ってみたものの、激混み!!Σ( ̄□ ̄;
根室の喫茶店にこんなに人が集まるとは…さすが3連休。
時間もないので、他のお店に。
聞いたことのある「喫茶 薔薇」へ。
昭和の純喫茶的な味のある雰囲気の店内で、まったり過ごしたい感じ~(o´ω`o)
早速エスカロップを。800円。
あ、旨い。(o´ω`o)
思ったほどボリューミーじゃなかったけどちょうどいい。
北海道ではタケノコは採れないのに、なんでタケノコを使いだしたんだろうなぁ。
さ、納沙布岬に急がねば。
オホーツク海側の道を走ります。
あちこちでアザラシちゃんがかわいい顔して熱い文言を吐いています。
学生の頃、バスの車窓から見た、
迷彩服着た人の絵と「返セ!北方領土!」と書かれた怖い看板はなかったけど。
なんかかっちょいい風車。
牛~。
こんな最果ての土地にも、人の生活があるんだなぁ。
最果ての寂寥感を勝手に感じつつ、
ようやく来たぜ最東端!

遠いとこまで来ちゃったなぁ。。。
北海道で、距離的にも心理的にも札幌から一番遠いんじゃなかろうか。
実はこの最東端の碑、食堂や土産物屋の駐車場なんですよね。
砂利の中、恐々バイクを寄せました。
ほんとにここが最東端なのかなぁ?
昔バスで来たときは、たぶんここまで来なかったような気が…

この「四島のかけ橋」が最東端と思ってた気がする。(^^;
ちょうどmeizhiちゃんとMくんが食事を終えて出てきたので合流。
場所的に最東端っぽい灯台に行ってみましたが、
「最東端の灯台」とは書いてあるけど…うーむ。
そして霧で北方領土の島々もまったく見えずorz
昨日は晴れてたらしいのになぁ…そして明日も晴れ予報なのになぁ。・゚・(ノД`)・゚・。
北方館の裏にもそれっぽい碑が…と思ったら、
「返せ北方領土」的なものばかりだし。
宗谷岬みたいにわかりやすいモニュメントがないなぁ。
一応一番それっぽい、さっきの駐車場の碑の前で記念写真。
そうそう、厚岸で合流してから、私の大きいカメラをMくんに預けてたのです。
小さいカメラは持ち歩いているのですが、
大きいカメラは荷物に積んでしまうと、どうしても出すのが億劫で。
灯台から走ってくる私の姿を撮ってくれてました。

褒めてつかわす。ちっちゃいけど。(*´艸`)
やっぱりもっちゃりしたライダーだなぁ。
さて、最東端を満喫したので、別海へ急ぎます。
ここからは初田牛まで太平洋側を走ります。
時はすでに16時過ぎ。急がねば。(汗)
もうどんよりとした曇り空と霧と鬱蒼とした森で、心が滅入る。・゚・(ノД`)・゚・。
ほんとに一人じゃなくてよかったよ~。
途中で「別当賀」という地名があるのです。
べっとが。
響きが格好いいよね、べっとが。
なんとなくツボにハマって、ずっとべっとがべっとがと呟いてました。(*´艸`)
厚床まで一気走りで、コンビニで休憩。
体が冷え切ってたので、車の中で休憩。
走ってる時はソロツーリング気分なんだけど、一緒に観光できて。
一人で走るより少し早めのペースを作ってもらったり、
一部車に乗せてもらったりとか休憩させてもらったりとか、
荷物預かってもらったりとか、私としてはありがたい。(o´ω`o)
ソロのような、ソロじゃないような、そんな変なツーリング♪
別海まであと少し!頑張るよ~。
18時過ぎ、無事に到着!
別海の街にほど近い丘の上にたつ別海郊楽苑です。
http://www.betsukai-kourakuen.jp/
こんなおしゃれな宿に泊まるなんて…(*´艸`)
部屋は大部屋をパーテーションで2つに分けています。
せっかく分けてもらってたんだけど、半分だけ外して行き来できるように。
別々の部屋だと何かと不便だし、
まるっきり一部屋だとやっぱり着替えとか多少躊躇するかもだし、
ほんと私たちにちょうどいい感じ♪
まずはお風呂へ~。
モール温泉で、すごいトロットロ!(m'□'m)
正直、ここまでいい温泉とは期待してなかったよ~。
なぜかこんな田舎町なのに、北欧系っぽいイメージの外国人ファミリーが。
小学校高学年ぐらいの女の子がお風呂に入ってるさまは、
なにか絵画を見てるような美しさで見とれてしまいました(o´ω`o)
しかし、モール温泉はすぐのぼせてしまうのでちょっと苦手~。(;´Д`)
早々に出ます。
そして食事に出ます。
フロントの人に聞いて、お寿司屋さんだけどいろんなものが食べれて
なおかつ別海バーガーの開発者でもある双葉寿司へ。
まぁ、8時過ぎともなると、ほとんどのお店が閉まってるから選択の余地はないんだけども。(^^;
いろいろ迷った末に、やはり別海ジャンボホタテバーガーを。980円。
牛乳は300mlと500mlと選べますけど、
ここは日記のネタ的に500mlジョッキを選ぶでしょう(・∀・)
別海バーガーは、まぁ新しく作られたご当地B級グルメです。
これをご当地というのは好きではないけど、
その土地のものが気軽に食べられるというのは評価する。
定義は
① 正式名称は「別海ジャンボホタテバーガー」とする
② バンズは地元のパン屋さん「カフェ・オーク」で作ったものを使う
③ バンズの原材料は道産小麦と「べつかい乳業興社」で作った牛乳(水は一切使わない)、天然酵母etc.とし、形は四角とする
④ 野付産のジャンボホタテ(2Lサイズ以上)を使う
⑤ ホタテの調理法は春巻きとする
⑥ ジャンボホタテ以外の具材は森永乳業別海工場で作ったモッツァレラチーズ、レタス、タマネギをメインとしたマリネとする
⑦ ソースは3種類用意する(各店オリジナル)
⑧ お客様にバーガーを創る楽しみを体感してもらうために、バンズとジャンボホタテなどの具材はバラで提供する
⑨ はさみ方は下から<バンズ→ソース1→ホタテの春巻き→モッツァレラチーズ→レタス→ソース2→タマネギマリネ→ソース3→バンズ>とする
⑩ 完成したバーガーを置くイラスト入り特製ホタテ貝殻皿を用意する
何年か前にオータムフェストで食べたんだけど、
そのときはイベントだからってチーズと牛乳がなかったんだよな~。
やっとちゃんとしたのが食べれます。
まぁ作るのは面倒ですけど、ホタテがジューシーで美味しいです(o´ω`o)
なにより牛乳が旨い!!
するっと500ml飲んじゃいました☆
宿に戻って、カニを食べます。
き、今日2度目の…絶景…(m'□'m)
まずは、Sさんに献杯。
Sさーん、別海まで来たよー。見てくれてるかな~。
そして、我々の愉快な旅に乾杯!
私がひたすら足をチョキチョキ切って、3人で黙々食べます。手が痛い。(笑)
安いから身入りはそれほどでもないんだろうけど、やっぱ美味しいなぁ。
カニの中で一番美味しいと思う~。
味がミルキーというか濃厚なので食べ応えあるのよね。
カニ臭さを取るために、もう一度入浴。
寝るまで汗が止まらない…(;´Д`)
Mくんは夜行バス明けということもあり、みんなすぐ寝ました~。
本日の走行距離268.8km。
ほんと、別海って根室に近い遠さだったんだなぁ。