日本将棋連盟棋士、七段のニャホニャホです。
さいきん私、念願の将棋盤を買ったんですよ。うふふ。
半年以上悩みました。
5万円もするので。
本榧(ほんかや)の一枚板
まさに一生ものです。
指し味が半端なくいいです。
パチーンと駒音が響きます。
※※※
さて、さいきん自動車業界
トピックは
新型フェアレディZプロトの発表でしょう。
発表会当日、
スマホにかじりついて中継を見てました。
好きですこの顔。
ドーモくんみたいでかわいい。
ボンネット造詣も、初代S30やZ33後期と同じ。
我慢できなくて、横浜の日産パビリオンまで
見に行っちゃいました。
世界に一台にプロトタイプ
テールの接近写真を撮りながら感極まって
手を伸ばしたら実車に触れてしまいました。
係りの人に優しく咎められました。
ニャホニャホさんの新型Z採点は99点。
ツインターボのMTスポーツカーが国産で復活する。
それを「できるだけ買いやすい価格で」リリースするという。
その意気や尊し。
日産自動車さん、ありがとう。
いつかきっと、このZを新車で購入します。
こちらの紳士は日産の新社長、内田誠さん。
商社出身の54歳。
ゴーンさん失脚の混乱のなか
赤字に悶える日産の舵取りを任されました。
厳しくなるCAFE(企業内燃費規制)や
ADAS(先進運転支援)の競争に加え
コネクティビリティの充実も必達な昨今
車の開発にかかるコストが従来とは比較にならないと聞きます。
何をしたらメーカーは生き残れるのか。
こんな数の売れないスポーツカーを作っていて良いのか。
アホのニャホニャホさんにはよくわかりませんが
日産は昔、熱い魂、個性あるメーカーでした。
車を買うのは人間ですから、
電動化や自動運転、コネクティビリティが重要な今だからこそ
肌で感じる温もりと個性が欲しい。
スポーツカーとは、個性そのものです。
そろばんずくで測れないところに大事なものがありそう。
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屁理屈はさておいて、お題目のクルマ選びですよ。
ニャホニャホさんの今の愛車①
昨年買った、2019年式CX-5
発表から4年を経ましたが魂動デザインの鮮度は落ちません。
大胆で息遣いを感じる造形、
鮮やかなソウルレッド
買った後に、見飽きない車歴代ナンバーワンです。
動力性能も2500ターボのAWDで、先進運転支援も充実し
コストパフォーマンスにも優れた車です。
ニャホニャホさんの今の愛車②
一昨年買った、2007年式フェアレディZ
古い車でノイジー。燃費も悪いです。
おまけに自動車税も高くて
いつ壊れるか分かりません。
マツダロードスターのような
無条件に笑みにが溢れるような人馬一体スポーツカー
とは違う出自の悪さがあります(笑)
でも、高出力エンジンをMTで運転する行為のマニアックさと
美しい排気音をオープンで直に聴く。
ここに手放しがたい個性があります。
いま手放したら、後悔すること必定ですから
もう少し、この車を味わいたいと思います。
***
今回のクルマ選びはCX-5の後継です。
CX-5を上回る魅力ある車を探します。
目安はこんな感じです。
Dセグメント以上の車
十分なADAS(先進運転支援)を備える
個性的である
かなり高級な車も視野に入ります。
予算は奮発して400万円から500万円。
新車だけでなく、登録1年以内の中古車もターゲットです。
↓
それではいってみます。
候補その① メルセデスベンツ C200ローレウスエディション
W205型Cクラス後期型。
C200に搭載のエンジンは、
1.5ガソリンターボ+マイルドハイブリッド。
従来型2.0ターボの代替ですから1.5でも不足ないです。
組み合わされるトランスミッションは
メルセデス製、9G-TRONIC。凄いです9速ですよ。
インテリアはあつらえが良いです。
触れる部分の全てが高品質。
ディーゼルのC220dとマイルドハイブリッドのC200、両方乗って
印象が良かったのは意外やC200の方でした。
静かで力強くアイドリングストップからの復帰もスムーズ、
セルも回らず一瞬でエンジンが目覚めます。あぁ、いい車。
ローレウスに標準装備の液晶メーターや
後期から横長になったディスプレイモニターは高精細。
しかも写真の、モハーベシルバーが綺麗。
欠点は、右ハンドル車の運転席足元の狭さ。
特にフットレストも小さく、左足の置き場がありません。
そりゃお前の足が29センチだからだ、と叱られるかもしれませんが。
価格は、613万円ですが
新車なら込みで500万円あればなんとか。
中古車なら400万円で予算に収まりまるとわかりました。
ぱっと見地味ですが、車の持つ能力の高さは仰ぎ見るレベル。
候補その② BMW320i Mスポーツ
G20型3シリーズ。
私は先代118dに乗せてもらって以来、
BMWに感銘を受けています。
ハイライトはZF製のZF8HPというミッション。
変速は早く、以心伝心。
高速巡航からから、すっとアクセルを踏むと
瞬時に2段落ちて、一番美味しいところを使ってくれる魔法のようなミッション。
メルセデス9Gは存在を意識させない黒子ですが、
8HPは隠し用のない魅力が溢れます。
合わせるのが4気筒の名機B48
2.0のガソリンターボで、184馬力というスペック以上に速さがあります。
というのは同排気量で、エキマニのみ形状の異なるタイプがECU違いで
330として用意されています。こちらは258馬力。
つまりカタログ上の差別化のために
320は若干デチューンされています。
持って生まれた才能は同じです。
乗り比べても違いはほとんどわからないのはたぶん私だけじゃない。
内装です。
運転席からの眺めは先代のほうに高揚感を感じましたが
質感はこちらが上。
電動パーキングブレーキとオートホールドも装備。
液晶ディスプレイのタコメーターが逆回転になって
気持ち悪いですが、慣れてしまえば気にならないかもしれません。
次に気になったのは、シフトノブ周辺のパネル。
大部分が無塗装の樹脂丸出し。
一方、シートは調整幅が広いし、膝裏部分(サイサポート)が伸びて大柄な私にもピッタリ。
さらに、ADAS(運転支援)も最先端。
レーンキープをオンにすれば街中でもぐいぐいステアリングに介入します。
ACCも利口で、ほとんど自動運転。安心感が凄いです。
お値段は597万円。オプションパッケージは無くても魅力は削がれません。
こちらも値引き込み新車で実質500万円くらい。
1年落ちならオプション盛りもりでも450万円くらい。
候補その③ BMW523i Mスポーツ
G30型5シリーズです。
523i Mスポーツは320と同じ184馬力のB48型2000ターボエンジンに
ZF8HP搭載。
5シリーズ。
大きいのに動きは軽く、軽いのに安心感がある。
安心感があるのに、スポーティな操縦感覚もある。
なにより全体が高品質。3とはまさに格が違います。
ドライビングポジションも良好。
大きな車体ですが後輪操舵のおかげで苦になりません。
ADASも3シリーズ同様の最先端。ほぼ自動運転の域。
絶対的な動力性能は必要にして十分の域を超えませんが、
クルマのオーラに圧倒され、ネガが見えてきません。
新車は815万円と予算オーバーですが、
いま、登録済未使用車がたくさん市場にでています。
大きな声では言えませんが(言ってます)、3シリーズより安いです。
登録から2年寝てた未使用車が400万円だったり。
500万円用意すれば、PHVの530eまで視界に。
欠点は唯一、低いリセールバリューです。
1年落ちを450万で買ったその2年後の査定は200万を割るかもしれません。
頻繁に買い替えをしたいニャホニャホさんには辛いです。
果たしてこれはお買い得なのか、そうじゃないのか。
良い車だけど、リセールが悪すぎて売れないのは困る。
でも、泣きながら5シリーズに乗れるならそれも幸せでしょう。
候補その④ トヨタランドクルーザープラド TX
BMW THE5 のあとに突如、
ランクルをぶち込むニャホニャホw
昔からランクルが好きだったんです。
本物のクロスカントリー。
プラドは案外安いんですよ。
2.7ガソリンのTXなら362万円で買えます。
インテリア。素材は安物だけど
車が醸し出す雰囲気のせいか好印象。
廉価グレードでも明るいベージュ内装とムーンルーフをオプションで選べるのが嬉しいところ。
2700の直4NAはしずしず走るには問題なし、でもちょっと力が欲しいです。
ただこの車の真髄は、壊れずにどこまでも走っていけること。
パワーとか静粛性とか、そんな御託はすっとこどっこい。
乗り味は剛健なトラック的ながら
遮音はきっちりされていて騒がしくはありませんよ。
「プラドを買ったら
ディーン クロスカントリー(写真のルーホイ)を付けるんだー。うふふ」
なんて、商談のときにセールスさんにお話ししてましたら、
「是非プラドに乗ってみて」と、
ひと声で40万オーバーの値引きが飛び出して、
オプションを沢山つけても新車が450万円。
しかもこの車、リセールバリューがめっちゃ良いんですよ。
450万で買って3年後に300万円は普通につきそう。
7年10年乗っても査定が付き続ける超優良銘柄。
危うく決めそうになってしまいますが、
ちょっと待って。
もう一台、試乗して比べたい車があるのです。
候補その⑤ 日産スカイライン 400R
新型Zプロトを見に横浜へ行った
その帰り道すがら、 日産の本社ギャラリーに立ち寄ったんです。
スカイラインが置いてありました。
2019年の改良で従来のインフィニティ仕様を改め、日本向け専用仕様に。
マスクが変わり、テールも丸目四灯になっています。
なにげにフェンダーにサーフィンラインも。
ルックスも含めて懐かしのテイストが復活しています。
らしさ、って大事だとおもうんです。
トップグレードは400R、405馬力。
560万円と国産車としてはかなり高額ですが
BMWなら320のお値段です。
内装は、センスこそ古いものの
電動チルトテレスコ、
シートはサイサポートの長さ調整可能、
アクセルはオルガン式ペダルと、操作系も含めて真面目です。
インフォテイメントも扱いやすく
AppleCarplayにも対応。
一方、ADAS(運転支援)は相当落ちます。
ACCは備わりますし、レーンキープ制御も働きます。
ブラインドスポットモニターも備えますから、日常の安心を担保はしてくれるものの、
BMWのように自動運転に足を踏み入れたレベルには及びません。
あと、試乗していきなりショックだったのは、
パーキングブレーキが今どき足踏み式です。
ミシンみたいでげんなり。
オートホールドが当たり前の昨今で、この仕様は無いでしょう。
そんな、冴えない試乗スタートでしたが、
戻ってきた私は終始ニコニコしてました。
VR30DDTT
400Rの心臓。
往年のRB20DETを彷彿とさせる上品な6気筒サウンドに
発進の瞬間からスーパーレスポンス。
それがトルコンのマジックじゃ無いのは踏み増せばわかります。
力があって、従順で、それでいて野生も感じる。
BMW340iと、正面切って応接できます。
むしろ現行340iは排気音に、妙な破裂音の演出があって
高級セダンとしてやや興が醒めますから
400Rの方がその点大人。
しかもIDS(電子制御ダンパー)が効いていて、望外の乗り心地。
DAS(ステアバイワイヤ)の操作も軽い割に路面状況は適宜把握できて
安心感、クイックさを兼ね備えます。
足踏み式ブレーキやちょっとダサいスタイリングのマイナスを
逆転ホームランで覆すキレた走り。
こんなアホみたいなエンジンを量産して
CAFE規制対応どうすんのと、他人事ながら心配になります。
試乗の最中「これ欲しい」モードに突入しましたが
400Rは値引きと諸費用込みで550万はしますから
予算オーバーです。
足踏み式パーキング、ADASも進化が止まってる車に
550万も払うのか。
ドケチで小心なニャホニャホは踏ん切りがつきません。
そこで比較に、400Rのベースになった
GTタイプSPにも乗りました。
候補その⑥ 日産スカイライン GTタイプSP
VR30DDTTの低過給仕様304馬力です。
パッケージオプションとして、
400Rと同仕様のダンパー、シート、ブレーキ、を選んでも
お値段504万円ですから、込みで500万か。
試乗して感じたこと。
エンジンサウンドと雰囲気の味付けが違う。
動力性能は、ほとんど同じ。
峠で上を使えばはっきりするでしょうが
街乗りでは差は有りません。
ダッシュは、若干400Rほど興奮しませんが
サウンド演出がされていない逆プラシーボな気がします。
(近頃の車はスピーカーから合成音を出します。
400Rは合成音も専用チューンです)
むしろ、GT−SPは静かに速く
電気自動車的な不気味さも。
そう確信して、GTタイプSPの中古車を探しました。
タイプSP
サンルーフ、BOSE、スポーティパッケージ全部入り
距離の少ない試乗車上がり。
隣町のディーラーに有りました。
価格はぜんぶ込み410万円
新車より170万くらいお買い得。
朝一で見に行って、
30分
買いました。
というわけで、
次の愛車はスカイラインGT です。
それではみなさん、ごきげんよう。
(・ω・)ノぱ