
またまた【マニアック】シリーズ。
前回はアトムサーキットで一番オーソドックスな1コーナーでのオーバーテイクのやり方でしたが、今回は抜かれた側の反撃の仕方のお話です。
走行ラインを自在に操れる中級レベルのテクになりますか。
セオリーっちゃセオリーですが、興味の有る方はおつきあいのほどを。
あ、いや、別に100倍返しにする必要は全くありませんので(笑)
今回のライン図。

緑色の線が抜かれた方ですね。
内容を端的に言うと、相手(赤色の線)より脱出速度重視の走行ラインで走り、狙ったコーナーのイン側を取って抜き返す技です。
※今回はメビウス君が上手いことやったシーンから写真を切り出しました(許可済み、いつもあざます!)

2コーナーの縁石、3コーナーから4コーナーにかけてタイトかつ加速を重視するため、右にステアリングをしっかり切っています。

右サイドから左へ切り込むように走るイメージで準備しています。(赤線)
前走者は1コーナーでタイトに突っ込んだ無理がたたり、かなりラインが左へ流されていますね。

前走者はパイロンすれすれまではらみ、3コーナー脱出に向けてのカートの向きが外側になっています。(青線)
この状態になってしまうと、もはやイン側を守るミドルのラインには移行出来ません。遠心力が有りますからね。
そこを突いてイン側に切れ込もうとステアリングを切っているメビウス君です。
因みにライン図の青い◯の所がここ。
ラインがクロスするここで前走者とテール・トゥ・ノーズになっているようにコントロールする必要が有ります。

タイトなコーナリングながら、しっかり車速が乗りつつミドルのライン。この後4コーナーのイン側からオーバーテイクを完了しています。
こんな感じでレースで抜かれた後に連続コーナーがある場合、抜き返す事が可能です。
もちろん、一旦落ち着いて後ろから様子を見て、狙い澄まして抜き返すのもアリですが。
しかし、抜かれた直後ってのは相手との距離も近いし、相手の体勢も崩れた状態にあるので反撃もしやすいと思いますね。
キーワードはクロスライン。
相手が遠心力で外にはらまざるを得ない状況の時に、自分はイン側にしっかり切り込める体勢を作れるかどうかですね。
書いてて思ったけど、これ意外と練習量と経験値が必要かも。
でも、これ出来るとレースが楽しくなるんだよね。
皆さん是非チャレンジしてみて下さい(誰に言ってるの?w
Posted at 2020/09/02 02:02:45 | |
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